ナカジマレーシングの歴史


ナカジマレーシングの歴史

私たちは、単に勝つことだけに目的を置くのではなく、内容の濃いスポーツイベントとして、より多くのファンや関係者の方にモータースポーツそのものがさらに高く評価されることを最大の課題として活動をおこなってきました。中嶋悟、ナカジマレーシングの歴史(1953年〜)を振り返ります。


中嶋悟F1への挑戦〜若手起用で国内王座獲得

1953〜2009年

中嶋悟の誕生から国内カテゴリー参戦〜世界最高峰のFormula1への挑戦の軌跡、そしてチーム監督としてナカジマレーシングを率いて若手ドライバーを積極起用し、国内王座獲得を果たしていく1953〜2009年までの歴史は下記より御覧ください。

 》ナカジマレーシングの歴史(1953〜2009年)


躍進を続ける日本人コンビ。2011年からは大祐選手が加入

2010〜2014年
2010年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(以下、FN)は連続チャンピオンを目指し、小暮卓史選手とルーキー山本尚貴選手の日本人コンビで臨む。 小暮選手は開幕戦でポールトゥウィンを収め、山本選手はルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞。
GTはベテラン道上 龍選手と中山友貴選手の新コンビでEpson HSV-010 GTをドライブ。
復活したJAFグランプリでは、山本選手がFN初表彰台を獲得した。
2011年 3月11日に発生した未曾有の東日本大震災の影響により、各カテゴリーとも開幕が1ヶ月遅れたが、復興支援大会として全戦が開催された。
FNは小暮選手とルーキー中嶋大祐選手の2名を起用。
GTは前年に続き道上/中山組が、第4戦菅生で2008年以来となる表彰台を獲得した。
2012年 FNは小暮選手と大祐選手のコンビで引き続きタイトルを目指す。苦しい戦いを続けるも、最終戦にて小暮選手がポイントを獲得。 GTは道上選手と中山選手のコンビが続投。第7戦オートポリス、第8戦もてぎと連続表彰台を獲得した。
2013年 FNは全日本選手権スーパーフォーミュラ(以下、SF)と名称が改められ、新たなスタートを切ることに。ドライバーは変わらず小暮選手と大祐選手でタイトルを目指す。
GTは大祐選手が300クラスからのステップアップを遂げ、道上選手とコンビを組むことになった。
2014年 SFはDallara社製のニューマシン「SF14」が導入され、昨年に続いて小暮選手と大祐選手で1年を戦う。
GTは道上選手に代わり、ベルギー人ドライバーのベルトラン・バゲット選手を起用し、大祐選手とのコンビを結成。こちらもマシンは新型車両「Honda NSX CONCEPT-GT」となる。第5戦富士で3位を獲得。



ゼッケンを「64」に戻し、心機一転のシーズンヘ

2015〜2019年
2015年 SFは長年在籍した小暮選手の移籍に伴い、GTで起用しているバゲット選手が参戦。GTは前年と同じメンバーでの参戦となるが、どちらのカテゴリーもゼッケンを以前に使用していた64、65(GTは64)に変更し、心機一転のシーズンとなる。
2016年 ドライバーラインナップは変更なく、大祐選手とバゲット選手のコンビ。
SFは第6戦菅生で大祐選手が2位表彰台を獲得。
2017年 SFはバゲット選手に代わり、元F1ドライバーのナレイン・カーティケヤン選手を起用。
日本TCS(日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ)とスポンサー契約を締結し、テクノロジーパートナーとして初となるモバイルアプリケーションを開発し、配信を開始。GTはバゲット選手とベテランの松浦孝亮選手のコンビで「鈴鹿1000km」としては最後の開催となった第6戦で10年ぶりのトップチェッカー。
2018年 SFは7年間在籍した大祐選手に代わり、経験豊富な伊沢拓也選手が加入。開幕戦から5位入賞を果たすも、それがシーズンの最高位に。GTはバゲット/松浦組が2年目のシーズンとなるが、苦戦を強いられた1年となった。
2019年 「新生NAKAJIMA RACING」と言えるドライバーラインナップの変更が行なわれ、SFはスペイン人ドライバーのアレックス・パロウ選手と前年FIA F2で1勝を挙げた若手の有望株 牧野任祐選手の22歳ルーキーコンビ、GTはナレイン・力ーティケヤン選手と牧野選手のコンビに。SF開幕戦の予選でそのルーキー2人がフロントロー独占という活躍を見せ、第4戦ではパロウ選手がデビュー4戦目でポールトゥウィンを達成、チームに9年ぶりの優勝をもたらした。GTはメインスポンサーがModuloに。シーズン終了後に開催されたDTM特別交流戦では力ーティケヤン選手が嬉しい初優勝を飾った。



新型コロナウイルス感染症の大流行で制限付きのレース開催に

2020〜2022年
2020年 新型コロナウイルス感染症の蔓延でスケジュールが大幅に変更され、7月に無観客で開幕という異例のスタートに。SFはパロウ選手がインディーカーシリーズヘステップアップしたことで、全日本F3選手権で活躍を見せた大湯都史樹選手が加入。2年目となった牧野選手とともにシリーズを戦い、第6戦鈴鹿で大湯選手がルーキーながら初優勝。GTは昨年と様変わりして2018年にSFに参戦していた伊沢拓也選手とGT300クラスで波に乗る大津弘樹選手のコンビに。無観客開催の第3戦で8年ぶりのポールポジションを獲得後、第7戦で2度目のポールポジション、そして2位表彰台と速さを見せた1年となった。
2021年 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、動員数などの制限がある中でのシーズンが続く。SFは2010年以来の復帰となった2020年王者の山本尚貴選手を迎え、昨年1勝の大湯選手とタイトル獲得を目指す1年に。大方の予想を裏切るかたちで山本選手が原因不明の不振に陥り、大湯選手は2位を2回獲得したもののチームランキングは4位となった。
GTは昨年から継続の伊沢選手、大津選手のコンビで2年目のシーズン。第3戦鈴鹿で昨年に続いてポールポジションを獲得、予選での速さとは裏腹に結果には結びつかない苦しいシーズンになった。
2022年 依然として新型コロナウイルス感染症の流行は続いているものの、イベント開催制限が緩和されたことで動員数は徐々に回復し、サーキットは賑わいを見せるように。ドライバーラインナップは昨年と変わらず、SFは山本選手と3年目となる大湯選手で7大会全10戦に参戦し、山本選手が地元もてぎで開催された第7戦でポールトゥウィンを達成。GTはシーズン後半までノーポイントが続く厳しい1年となった。



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