●全日本F3選手権・第4戦
●CP MINEサーキット
●3.33084km×28周=93.26km
●予選日:5月19日(土) 天候:晴れ
●決勝日:5月20日(日) 天候:晴れ
●観衆:4万500人
#64本庄選手、追い上げ走行中に無念のコースアウトでリタイア
 第3戦の富士スピードウェイで、自己ベストとなる5位入賞を果 たしたPIAA NAKAJIMAの#64本庄康幸(25歳)選手。
今回はさらなる上位入賞、そして表彰台を狙って第4戦の舞台セントラルパークMINEサーキットに挑むこととなった。
 今回の練習走行は木曜日から。
チームと#64本庄選手は走り始めからまずまずのパフォーマンスを示し、常に上位 のタイムをマーク。
テクニカルコースであり、オーバーテイクの難しいことで知られるMINEサーキットを攻略、いい流れで予選走行の行われる土曜日を迎えた。
 土曜日朝10時20分から始まった公式練習でも、#64本庄選手はトップから0.397秒差の1分24秒648をマーク。#10セバスチャン・フィリップ選手(ダラーラF300・無限)、#1ロバート・レヒナー選手(ダラーラF300・トヨタ)、#7黒澤治樹選手(ダラーラF300・トヨタ)に続く4番手につけた。
 このまま予選でも上位グリッド獲得の期待が掛かった#64本庄選手は、午後2時5分から始まった予選セッションでは、上位 陣の先頭を切って開始5分ほどでコースイン、タイムアタックに入った。
 コースイン2周目にマークした1分26秒171を皮切りに、周回毎にタイムを縮める#64本庄選手は3ラップアタックしてピットへ向かい、マシン左側にニュータイヤを装着すると同時にフロントサスペンションを調整し直し、再度コースインしていく。しかし、この時点でのタイムは1分25秒445と、公式練習セッションのタイムにも届いていない。
 さらなるタイムアップを目指してアタックに入る#64本庄選手。8周目に1分25秒292にタイムを縮め、さらに9周目には1分25秒243をマークするものの、タイミングモニターのポジションは8番手のまま。
引き続きアタックを続けた#64本庄選手は、結局15ラップしたものの、ベストタイムは1分25秒243と変わらず、残念ながら予選9位 となってしまった。
 予選上位は以下のような結果となった。
ポールポジション#1レヒナー選手、予選2位#11井出有治選手(ダラーラF399・無限)、予選3位 #10フィリップ選手、予選4位#3ブノア・トレルイエ選手(ダラーラF300・トヨタ)、予選5位 #7黒澤選手、予選6位#2荒聖治選手(ダラーラF300・無限)。
 日曜日の天候は晴れ。決勝レースは午前11時29分にスタートが切られることとなった。しかし、#64本庄選手はスタートでやや出遅れ、予選10位 の#17佐々木孝太選手(ダラーラF399・無限)の先行を許し、1周目のポジションは10位 。
しかし、背後には#9土屋武士選手(ダラーラF399・ニッサン)が迫っており、2周目にかわされて11位 、続く3周目には、2コーナーの進入でややはらんだところを#38五味康隆選手(ダラーラF300・トヨタ)に突かれ、さらに12位 にまでドロップしてしまう。
 序盤戦をこのままのポジションで走行した#64本庄選手だが、6周目の1コーナーでスリップから#9土屋選手をオーバーテイク。じりじりとペースを上げて、前を行く#38五味選手を追う。
9周目あたりからは#64本庄選手もトップと遜色のない1分26秒台のラップタイムに突入、10周目26秒817、11周目26秒644<<、と毎周のようにレース中のベストタイムを更新して追い上げて行く。
しかし、#38五味選手も必死のプッシュで1秒5〜2秒ほどのギャップが縮まって行かない上、抜きどころの少ないコースレイアウトも手伝って、チャンスはなかなか訪れない。
 展開は膠着状態となったものの、ようやく22周終了時点での前車とのギャップが1秒ほどとなり、終盤に向けていい態勢ができ、ここからが勝負と思われた矢先、レースも残り4周を切った25周目の2コーナーで#64本庄選手は無念のコースアウトを喫してグラベルにスタック、残念ながらそのままリタイアとなってしまった。
今回の第4戦の決勝結果は、優勝#1レヒナー選手、2位に#10フィリップ選手、3位 に#11井出選手、4位に#3トレルイエ選手、5位に#2荒選手、6位に#7黒澤選手となっている。
●NAKAJIMA HONDA総監督中嶋悟のコメント 「木曜日、金曜日の練習走行までは順調なレースウィークでした。多くの課題を残した週末でしたが、今後のテストを通 じてこれらの課題を克服していきたいと思います。」
※次戦は、6月10日〜11日、岡山県TIサーキットで開催されます。

BACK


< Nakajima Racing ■home ■what's new ■rece report ■about us ■history ■link world >