シリーズ名:2000年全日本GT選手権(JGTC)
大会名:JAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIA
距離: 5.543km×54周
予選:6月24日 晴れ
決勝:6月25日 晴れ
・観衆:3万0460人
Mobil 1 NSX 、JAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIAにおいて3位表彰台を獲得!
6月24日〜25日、マレーシアのセパンF1サーキットでJAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIAが開催された。このレースは、2000年全日本GT選手権のスペシャルイベントであり、選抜されたチーム、ドライバー及び地元マレーシアの特別 招待で参加した1チームを加えてレースが行われた。
チームとドライバーは22日(火)に現地入りし、チームスタッフは入念な準備を行う為、又、ドライバーはコースの下見や、マレーシア特有の暑さに慣れるため、早めの現地入りとなった。
今回のレーススケジュールは、日本で行われる選手権とほぼ同じで金曜日は練習走行、土曜日が予選日そして日曜日が決勝レースとなる。
ただし、レースのレギュレーションには特別ルールが設けられ、予選の上位3台は、翌日の決勝レースにおいて、ハンディウェイトを搭載することになる。
ちなみに、今回Mobil 1 NAKAJIMA RACING は、99年モデルのNSXを投入することとなった。
ほとんどのチームやドライバーにとって、金曜日の練習走行は、セパンF1サーキットにおいて初走行となる。そんな中、Mobil 1 NSXは、午前中のセッションでは2番手、午後のセッションでは、4番手タイムをマークし、順調にプログラムをこなした。
伊藤選手、D.シュワガー選手は、初走行となるサーキットにおいて、高い順応性を見せた。 予選日となる土曜日は、選手権と同じように午前の予選1回目と午後の予選2回目と2つのセッションが行われる。
ただし今回は、全ての時間でGT500とGT300が混走する特別ルールが設けられていた。予選1回目、D.シュワガー選手が予選アタックを担当し、伊藤選手も予選タイムをクリア。
5位で予選1回目を終了する。
午後の予選2回目で更なるタイムアップを目指して、このセッションの後半にニュータイヤを投入しコースイン、再度D.シュワガー選手がアタックをかけたが、GT300との混走という特別 ルールもあってか、なかなかクリアラップに恵まれず、午前中の自己ベストタイムを更新できずに、5番のままで予選を終了した。
しかし今回の特別ルールでは、上位3台に決勝レースでハンディウェイトが課せられる為、予選5番手スタートは、決勝レースにおいて好結果 を期待できるポジションである。
そして決勝日、午前中に行われたフリー走行、その後、時折雨がぱらつき、天候が心配されたが、スタート進行が始まる午後1時ごろには、日差しも回復し、ドライコンディションでレースが行われた。
午後2時、フォーメーションラップが開始され、いよいよマレーシアにおける初GTレースのスタートが切られた。
スタートドライバーを務めたD.シュワガー選手は、抜群のスタートを決め、3番手で戻ってくると、2周目には早くも2番手に浮上し、ポールポジションからスタートした#18TAKATA童夢NSXの脇阪選手を追走する。
トップ脇阪選手と一進一退の攻防戦が繰り広げられる中、レースディスタンスの半分以上が過ぎ、Mobil 1 NSXは、先にピットに向かった。
順調にタイヤ交換、給油そして伊藤選手にドライバー交代を終えたものの、再スタートでエンジンがかからず、ここで大きくタイムをロスしてしまう。
これで6番手あたりまで順位を落としてしまったのであるが、ここから伊藤選手は5番手を走るスカイラインGT-Rをパス、そして4番手のスープラをパスし4位 に浮上、更に上位を目指し力走を見せた。
そしてレース終盤、3位走行中のスカイラインGT-Rが緊急ピットインすると3位 にポジションを上げ、そのままチェッカーフラッグ、海外での初GTレースで3位 表彰台を獲得した。
●Mobil 1 NAKAJIMA RACING総監督中嶋悟のコメント
「初の海外GTレースということで、これまでとは大きく環境が違う中でのレースでしたが、これまで通 りチーム一丸となって、3位表彰台を獲得することが出来ました。そして、これからシリーズの後半戦が始まります。更に気を引き締め、チャンピオン獲得に向けて最善を尽くします。」
※次戦は、8月5日〜6日、静岡県富士スピードウェイで開催されます。

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