シリーズ名:2008年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(FN) |
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ロイックが怒濤のパッシングを見せ、今季2勝目 |
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31 Loic DUVAL |
予選3位 race1_1位 race2_リタイア |
32 小暮卓史 | 予選2位 race1_5位 race2_リタイア |
金曜フリー走行から絶好調だった小暮選手だが、予選結果2位。3位にロイック。松田選手が6戦連続でPPをゲット。 |
激しい予選が終わった土曜の夕方、小暮選手のバースディパーティをピットテントにて開催。 | ||
決勝1レース目は、ロイック選手が優勝。今季2勝目。 |
第2レースは、残念ながら2台ともマシントラブルでリタイアとなる。 |
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お盆前の酷暑が続く8月8〜10日、ツインリンクもてぎでフォーミュラ・ニッポン第6戦が開催され、2万人を超える熱心なファンが詰めかけた。 ドライで気温/路面温度とも思いっきり上昇した金曜日の公式合同テストでは、32号車をドライブする小暮卓史がトップタイムをマーク。「(好調だった頃を)思い出しました」と表情を綻ばせた。一方、31号車のロイック・デュバルは、新しいセットアップを模索、タイム的には伸び悩んだが、それでも総合6番手につけ、先ずは順調な滑り出しとなった。公式予選が行われた土曜日も、好調をキープして2台揃ってQ3に進出することになった。 『ノックアウト方式』の公式予選だが、絶対的な速さが必要なことはもちろん、3回のセッション総てでノーミス&トラブルフリーが要求されるから、意外にハードルが高い。実際トップ8でQ3に残ったメンバーを見ると6チーム/8台、と各チームに分散。トップチームと言えども安穏とはしていられない状況が続いているのだ。だから、2台揃ってQ3に進出したことで、チームの、総合力の高さを、先ずはアピールした格好となる。 Q1〜Q2と路面温度が高い中で戦われてきたが、強い日射しが雲に遮られたこともあって、Q3では路面温度が10度以上も急激に低下。そのQ3では、小暮とロイックの間に割り込む格好で松田次生選手がコースイン。3台がともに、セッションベストを更新しながらのタイムアタック合戦となった。この三つ巴のバトルでは松田選手が安定して速く、コンマ3秒差でトップにつける。松田選手はそのままクーリングラップに入ったが、小暮とロイックは、さらにもう1周アタック。セクター1では松田選手のタイムを更新した小暮だったが、セクター2以降ではタイムが伸び悩んでしまう。結果、自己ベストをコンマ2秒以上も短縮して見せたものの、小暮は、松田選手のタイムには一歩及ばず。100分の5秒差で2番手となった。小暮と同様、2ラップ続けてタイムアタックしたロイックだったが、その2周目では、自己ベストに僅かに及ばず。小暮に次ぐ3番手グリッドから、日曜日の決勝第1レースをスタートすることになった。 決勝レースが行われた日曜日は、青空を薄い雲の膜が覆ったような天候で明け、その雲は次第に厚みを増していき、朝のフリー走行が終了する頃には完全な曇天に変わっていった。そのフリー走行ではロイック、小暮の順に2〜3番手タイムをマーク。トップとは僅差で、決勝に向けて視界良好だった。 一方、一度は7番手まで後退した小暮だったが、ブレーキに問題を抱えながらも渾身のドライビングを続けてハイペースを周回を重ねていく。8周目に荒聖治選手をパスして6位に復帰すると、10周目には金石選手をかわして5番手まで進出。だが、その後は先行する立川選手と一進一退のバトルを繰り返したものの、逆転するには至らない。悔しい展開となったが、きっちりと5位入賞。第2レースでのリベンジを誓った。 セミファイナルとなったサポートイベントのF3レースを挟んで、第2レースは予定通り、午後3時45分にフォーメーションラップが始まった。第1レースの上位8台がリバースグリッドとなるため、5位の小暮は4番手から、優勝したロイックは8番手と後方からスタートする。この第2レースでは5位までが入賞圏内。ただ、小暮は、第1レース終了後のインターバルが短く、そこで発生したクラッチトラブルを抱えたままで出走となったのが気掛かりだった。 そのクラッチトラブルはやはり、この第2レースでも災いした。残念ながら小暮は、またもスタートで後退。他に上位でストールさせたドライバーもいて、スタート直後は大混乱となった。これに巻き込まれる格好で、ロイックもポジションを下げてしまったから、チームとしては散々だった。それでもロイックは、7番手までポジションアップしてオープニングラップを終えることに成功する。そして4周目の1コーナーでは本山選手をパス。これでポイント圏内にあと一歩の6位に進出することになった。 その後、スローダウンするマシンもあって、5位に進出したロイックはさらに、4位の座を巡って、前を行く立川祐路選手と一進一退の攻防戦を展開することになる。だが、レースも終盤となったところでギアトラブルに見舞われてしまいスローダウン。19周を終えたところでピットに向かい、そのままレースを諦めることになった。 第1レースに続いて、この第2レースでもスタートからクラッチトラブルに悩まされた小暮は、ロイックに先行を許して8番手で2周目に突入していくが、すぐにペースダウンしてコースサイドでストップ。残念ながらクラッチトラブルが酷くなってしまい、走り出しから速さを見せつけながらも、早々にレースを終えることになってしまった。 |
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■PIAA NAKAJIMA RACING総監督中嶋悟のコメント
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次戦は8月30-31日静岡県富士スピードウェイで開催されます。 | |||