シリーズ名:2008年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(FN) |
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第1レースでは小暮が3位表彰台。ロイックも6位でダブル入賞 |
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31 Loic DUVAL |
予選9位 race1_6位 race2_2位 |
32 小暮卓史 | 予選3位 race1_3位 race2_7位 |
第1レース、予選3位からスタートした小暮選手は3位。 |
第2レース、リバースグリッドで3位からスタートしたロイック選手は2位。 | ||
日曜朝のフリー走行でコースアウトした小暮選手。ダメージは少なく、決勝スタートに影響はなかった。 |
第2レース、20周のスタートは4時。スタートで5台がからむアクシデントが発生しSCが導入された。 |
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第2戦以来、2回目となる鈴鹿でFN第5戦が開催された。 その後、上位につけたマシンがトラブルから脱落し、ロッテラー選手と小暮のバトルは2位争いへと昇格。ロイックも6番手までポジションアップし、目の前を行く平手選手に猛プッシュを掛ける。だが、ドライバーの体力もタイヤも、レース序盤からの消耗が激しく、結局最後までパッシングすることは適わなかった。それでも、小暮は堂々3位でチェッカーを受け、今季初となる表彰台をゲットすることに成功。一方、ロイックも6位チェッカーで、前回に続いて2戦連続のダブル入賞を果たすことになる。 午後4時にスタートする第2レースではリバースグリッドが採用され、ロイックが3番手から、小暮が6番手から20周のスプリントレースに臨むことになった。スタート直後に後方集団で多重クラッシュが発生。いきなりセーフティカーが出動する波乱の幕開けとなったが、3番手スタートのロイックは、3番手をキープしたままオープニングラップを終えている。ただし上位陣のオーダーには変化があり、ロイックも、第1レースで抜きあぐねた平手晃平選手に先行される苦しいスタートだった。一方、6番手スタートの小暮は、ポジションをひとつだけダウン、7番手で2周目に突入した。 3周を終えセーフティカーがピットロードに向かい、レースはリスタートとなる。トップを逃げる本山哲選手に、平手選手とロイックが食らいついてトップ集団を形成。その後方、4位のロッテラー選手以降も7番手の小暮、8番手の松田次生選手までが一列縦隊でトップ集団を追う展開となる。だが、トップ集団も4位を争うグループも、それぞれ接近戦を繰り広げていたものの、やはり消耗が激しかったせいか、ともに順位を入れ替えるには至らず、淡々とした展開を続けながらレースは後半戦へと入った。 と、ここでレースが動いた。トップの本山選手に猛プッシュを掛けていた平手選手が12周目の130Rでパスすると、間髪を入れずにロイックも本山選手をパス。これで2位に進出したロイックだったが、マシンから異音が聞こえてくるようになり、以後はポジションキープに切り替え、2位のままチェッカー。これで前戦、岡山ラウンドでの優勝に次いで2戦連続の表彰台をゲットした。一方、7番手につけていた小暮は、後方から松田選手に猛チャージを掛けられながらも、前を行く横溝直輝選手を猛プッシュ。だが、20周のレースでは、決定的なチャンスが訪れることもなく、結局7位のままチェッカーを受けた。通常ならば2位のロイックとともにダブル入賞となるところだが、1大会2レース制では第2レースは5位までにしかポイントは用意されず、2レースともダブル入賞は適わなかったが、次回に向け確かな手応えをつかんだようだ。 |
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■PIAA NAKAJIMA RACING総監督中嶋悟のコメント
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次戦は8月9-10日栃木県ツインリンクもてぎで開催されます。 | |||