シリーズ名:2007 オートバックス SUPER GT(S-GT) |
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32 EPSON NSX 予選2位 決勝13位 |
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真夏の祭典、ポッカ1000Kmが猛暑の中スタート。 EPSONNSXは酷暑の中でも好調。予選2位グリッドを獲得。 |
1000Kmの長丁場。ピットウォールにはすだれ登場。 |
今回はロイック→ファビオ→ロイック→ファビオ→ロイック の5回スティントで1000Kmを走行する。 |
しかし、4スティント目ファビオ走行中にスコールが襲う。 |
8月も後半に入り、国内各地から猛暑・酷暑のニュースも相次いだ8月17〜18日、鈴鹿サーキットではこの時期の風物詩ともなったインターナショナル ポッカ 1000km レースが行われた。 午後のセッションは、GT300、GT500の順に、各クラス20分間の専有走行時間帯を挟んでスーパーラップが始まった。午前のセッションでトップタイムをマークしたロイックは、最後の最後にアタックすることになったが、彼の前にアタックしたドライバーがデグナーカーブでクラッシュしてしまい、セッションは一時中断。すでにピットアウトしてタイヤを温めに入っていたロイックの、タイムアタックは水を差された格好で仕切直しとなってしまった。アタックラップに入っていなかったが、SL用に温存していたフレッシュタイヤは、一度熱が入れられた後、再度、ウォームアップからやり直しとなり、これは大きなハンディとなった。何よりも、集中力が途切れがちになる状況だったが、ロイックは見事に自己をコントロール。仕切直しのアタックでも完璧なドライビングを披露する。結果的に、トップタイムには僅かに及ばず2番手に留まったが、見事な仕事ぶりだった。 決勝日となった日曜日の朝一番、フリー走行のセッションが始まった時点で、空は白い雲に覆われていたが、30分間のセッションが終了するまでには青空が拡がり、再び、前日までと同様の猛暑・酷暑のコンディションに戻っていた。この朝のフリー走行はファビオでスタートし、ピットインしてロイックに交替する流れとなったが、これはレースが1000kmの長丁場で、それぞれ2〜3回ずつドライブする作戦となっており、普段から慣れたロイック→ファビオのドライバーチェンジだけでなく、その逆にファビオ→ロイックのドライバーチェンジも予定されていたから。タイム的には1分58秒台で8番手に留まっていたが、マシンのフィーリングもまずまずで、午後1時からの決勝に期待は高まっていった。 普段よりは早い時間帯に設定されていたピットウォークを終えると、すぐに決勝レースのスタート進行が始まった。この時点での気温/路面温度は33℃/51℃。気温は午後2時過ぎ、路面温度は午後3時過ぎにピークとなるはずで、しかも、終盤には雷を伴ったシャワーに見舞われることも予想されており、相当にタフなコンディションとなることは、容易に予想がついた。 ある種レーシングアクシデントではあったが、ロイックがGT300マシンをグリーンに押し出す格好となり、ドライビングスルーペナルティを科せられてしまったのだ。16周目にはペースの伸び悩むマシンをスプーンでパスしたロイックだったが、その周を終えたところでペナルティを消化。ほぼ最後尾までポジションダウンしてしまった。 |
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●EPSON NAKAJIMA
RACING総監督 中嶋悟のコメント 今日は大変タフなレースでしたが、我がチームも、ファビオが足をすくわれる格好でマシンを壊してしまい、残念ながらリタイアとなってしまいました。そこに至るまで、ロイックがGT300のマシンと接触してドライビングスルーペナルティを科せられたハプニングを除けば、好い流れで進んでいただけに、とても残念です。 でも、予選ではロイックが、トップタイムをマークしてスーパーラップに勝ち残り、スーパーラップでも思わぬハプニングがありましたが、それでもフロントローを確保するなど、マシンの速さは確認できました。集中力が途切れでもおかしくない状況で、ロイックは完璧な仕事をしてくれました。それは大きな収穫だったと思います。残る3戦で是非とも1勝を挙げるよう、頑張ります。 |
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※次戦は、9月7日〜9日、ツインリンクもてぎで開催されます。 | |