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シリーズ名:2003年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(FN) |
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完璧なレースを繰り広げた末に、小暮とロッテラーが4-5位でチェッカー
第2戦以来のダブル入賞で大きな成長をアピールし、最終戦に期待を拡げた |
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2台そろっての入賞となった第9戦 |
チームポイントは第9戦が終わって3位 |
ロッテラー選手のドライバーズポイントは現在3位 |
秋晴れに恵まれ3日間を通してドライコンディション
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10月17−19日、栃木県にあるツインリンクもてぎにおいて、シリーズ第9戦が開催された。10月も中旬となり、急に朝夕の厳しさが増してきたものの、この週末は3日間を通じて好天に恵まれ、まさに絶好のレース日和。詰めかけたモータースポーツファンは、国内トップレースの醍醐味を堪能していた。 午後の走行が終わった後から夕方に掛けて、少し崩れて雨が落ちることはあったものの、日中は週末の3日間を通じて雲ひとつない秋晴れが続き、総ての走行セッションがドライコンディションで実施されることになった。 スケジュール初日となった金曜日は第12回目の公式合同テストでは、朝のセッションでは小暮選手が2番手の好タイムをマーク。午後のセッションではロッテラー選手がトップからコンマ3秒差の4番手に付けるなど、2人のドライバーは週末の決勝レースに向け、好調な滑り出しを見せることになった。 公式予選は土曜日の午前10時35分からと午後3時からで、ともにセッションは45分間。1回目のセッションではロッテラー選手がトップからコンマ6秒差の5番手、小暮選手がコンマ7秒差の6番手と、まずまずの結果、だが、2回目のセッションで2人ともに午前中の自己ベストタイムは更新したものの、ポジション的にはロッテラー選手が7番手、小暮選手は11番手まで後退してしまった。 しかし、若い2人は素早く気持ちを切り替え、決勝でひとつでも上位に進出することを考えて日曜日を迎えることになる。 前日までと同様に、日曜日は朝から快晴に恵まれた。朝一番で行われたフリー走行も、もちろん完全なドライコンディションとなる。このセッションでは小暮選手がトップからコンマ2秒後れの3番手に付けて好調さをアピールした。 ロッテラー選手の方は、気負いすぎたかコースインして早々に、最終コーナーでスピンオフしてしまったが、小暮選手の結果からも決勝用のセットアップが完璧なことは確認できていたから、安心して決勝を待つ。 午後2時からスタート進行が始まり、予定通りに午後2時30分には決勝レースのスタートが切られることになる。 2人揃って好ダッシュを見せ、ロッテラー選手は5番手までポジションを上げ、小暮選手も8番手までジャンプアップしてオープニングラップを終える。5周目のダウンヒルストレートから90度コーナーへのアプローチでスピンしたマシンがもう1台を巻き添えにするハプニングもあり、小暮選手は労せずに、ロッテラー選手に次ぐ6番手まで進出することになった。 まずは11周を終えたところで小暮選手がルーティンのピットイン。さらに16周目にはロッテラー選手もピットインしてガソリン補給とタイヤ交換を行う。 チームスタッフが素晴らしい仕事ぶりで、2人ともにピットインタイムは約13秒と、タイムロスは最小限度に抑えた。 2台は揃って好調なペースで周回を続ける。全車がルーティンのピットインを終えた時点で、2人はそれぞれ5位と6位に付けていた。 その後2人は、前方で4位を争っていたリチャード・ライアン選手と土屋武士選手の2台に、少しずつ近づいていく。そしてラストラップに、ガス欠状態に陥った土屋選手が急にペースダウンするハプニング。 小暮選手、ロッテラー選手の順に土屋選手をパスし、それぞれ4位と5位でチェッカーを受けることになった。 2台揃っての入賞は、第2戦の富士以来だが、今回もレース展開はほぼ満点で、最終戦に向け大きな弾みとなった。 |
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■PIAA NAKAJIMA RACING総監督中嶋悟のコメント |
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※次戦は、11月14日〜16日、三重県鈴鹿サーキットで開催されます。 | |
Round8 |