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シリーズ名:2003年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(FN) |
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ロッテラーが表彰台にあと一歩の4位入賞
小暮も粘り強い走りでダブル入賞を果たす |
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土曜日の豪雨から一転、日曜日は晴天。 | 日曜朝に変更になった予選は4回も赤旗が出る。 |
小暮選手は6位入賞、初ポイント。 |
走行後データーをチェックするロッテラー選手
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国内トップフォーミュラであり、同時に国内最高峰のレースシリーズに位置付けられている全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(FN)は、開幕戦から2週間のインターバルで、早くもシリーズ第2戦を迎えた。 戦いの舞台は、世界的にも屈指の超高速サーキットとして知られる富士スピードウェイ。約1.4kmのストレートで、スリップストリームを使ってのパッシングがレースの醍醐味を見せつけるだけに、それを楽しみにするファンが多い一戦だ。 昨年までは土曜日に公式練習と2回の公式予選、日曜日には朝一番のフリー走行と決勝レースが行われるスケジュールとなっていたが、今シーズンは公式スケジュールが1日増えて走り始めは金曜日の公式合同テストから、となった。 シーズンオフに、美祢サーキットと、ここ富士スピードウェイ、そして開幕の舞台となった鈴鹿サーキットで実施され、さらに開幕戦の金曜日にも行われていたから、これが5回目となった金曜日の公式合同テストでは、午前10時からと午後2時20分から、ともに1時間の走行セッションが用意されていた。 3月初めに行われた2回目の公式合同テストでは初日が雨にたたられたこともあって、ドライコンディションの走り込みが不足していたから、この金曜日の2回のセッション、都合2時間の走行は、マシンを熟成する上では絶好の機会となった。 小暮選手とロッテラー選手の2人併せて午前中に60周と、他のチーム以上に走り込んでセッティングを詰めていった結果、午後には1分18秒代前半のタイムをコンスタントにマークするまでになり、予選/決勝に向けて大きな手応えをつかむことが出来たが、その午後のセッションで小暮がBコーナーでクラッシュ、マシンを壊してしまったのは予定外のハプニングだった。 それでも、データロガーで確認すると、Bコーナーまでは17秒代後半に入るペースで走っており、マシンのセットアップが着実進んでいることは充分確認でき、スタッフは手際よく、小暮選手のマシン修復に取り掛かることになった。 公式予選が予定されていた土曜日は、酷いコンディションに終始した。 金曜日の夕方から降り始めた雨は、土曜日になって一層激しさを増し、さらに風も強まってくる。雨は予報どおりだったが、この酷さは予想以上。結局、この日は総ての走行セッションがキャンセルされ、日曜朝のフリー走行の結果が公式予選結果として採用されることになった。 土曜日とは一転、日曜日は快晴で明ける。 肌に触れる風は冷たかったが、コースはほぼドライコンディションとなり、絶好のレース日和となった。午前9時からのフリー走行は、普段ならマシンの決勝セットを確認する時間帯だが、今回ばかりは結果が公式予選に相当するとあって、参加ドライバーは一様に、30分一本勝負に向けモチベーションを高めていった。 そしてそれが災いしたか、コース上ではスピンしてストップするマシンが続出。 赤旗中断が4回にも及ぶ波乱の展開となった。こんな展開ではアタックラップのタイミングで運不運が、結果を大きく左右する。 マシンが修復されていたことを確認した小暮選手も、ここまで好い流れできたロッテラー選手も、満足できるタイムをマークするには至らなかったが、それでも小暮選手が8番手、ロッテラー選手が5番手と、豪快なパッシングが何度も見られる富士スピードウェイにおいては、まずまずのグリッドを得ることが出来た。 今シーズンからレース距離が延ばされ、富士の場合、周回数は61周となった。 長丁場のレースとなってこれが2戦目だが、チームとしては臨機応変に、様々な作戦を用意する準備が出来ている。そんな決勝レースのスタートでは、フロントローの2台、本山哲選手とB.トレルイエ選手が好ダッシュを見せた。 小暮選手は1コーナーでブレーキをロックさせ、他のマシンのタイヤに軽く乗り上げたりするハプニングがあったものの、8番手とグリッドのポジションをキープして1コーナーを立ち上がっていく。一方、好ダッシュを見せたロ ッテラー選手は一つポジションを上げ、4番手でオープニングラップを終えることになった。 その後も8番手をキープしつづけた小暮選手だが、実は1コーナーでブレーキをロックさせた時にタイヤにフラットスポットをつくってしまい、なかなかペースを挙げられないでいた。 そこで予定を早めて15周を終えたところでピットイン。ガソリン補給とタイヤ交換を済ませて素早くピットアウトして行くが、トップグループでは最も早くタイヤ交換を行っただけに、終盤苦しくなることが心配された。 だが小暮選手は、ペースを上げられないながらも最後まで粘り強いドライビングを続け、着実なペースで61周のレースを6位で走りきり、初ポイントをゲットすることになった。 一方、スタートで一つポジションを上げたロッテラー選手は、21周目には上位マシンの脱落もあって3位に進出、28周目に予定通りピットイン。ここでもチームスタッフは完璧な仕事をして、最小限のタイムロスでロッテラー選手を再びレースに送り出す。トップの2 台には及ばないものの、19秒台前半のベストタイムをマークしながら最後まで猛チャージ したロッテラー選手は、表彰台にあと一歩と迫る4位でチェッカー。開幕戦の2位表彰台に続いて2戦連続の入賞を果たすことになった。 |
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■PIAA NAKAJIMA RACING総監督中嶋悟のコメント |
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※次戦は、4月25日〜27日、山口県MINEサーキットで開催されます。 | |
Round1 |