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シリーズ名:2002年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(FN) |
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ファーマンが2戦連続の2位入賞でランキングトップをキープ 予選7番手から猛追の松田も4位で、2人揃って入賞! |
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コースレコードを更新した予選上位3選手 ファーマン選手(2)、土屋選手(1)、脇阪寿一選手(3) |
ブリジストンのソフトコンパウンドタイヤの 様子を確認する中嶋監督 |
秋分の日を間近に控え、時には夏の名残もあるものの、朝夕は随分と過ごしやすくなった9月21日〜22日、山口県にある美祢サーキットでは2002年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(FN)のシリーズ第8戦が開催された。シリーズもいよいよ終盤戦を迎え、残すは今回を含めて3戦のみ。ドライバーとチーム、2つのシリーズチャンピオン奪回を目指す我がPIAA
NAKAJIMA RACINGにとっては、優勝を狙うと同時に、ポイントを落とさないような守りのレースも重要になってきた。今回の舞台となる美祢サーキットは、ストップ&ゴーのレイアウトが特徴でパッシングポイントも少ないために、普段にも増して予選が重要になってくる。また、今回から新たに投入されることになったブリヂストンのソフトコンパウンドを使ったタイヤの特性を、早く見極めることも重要なポイントとなっていた。![]() 今回もまた走り始めは土曜日朝一番の公式練習から。今回は、新しいソフトタイヤにあわせたセットアップがテクニカルなテーマ。もちろんドライバーにも、この新しいタイヤの特性に合わせたドライビングが要求される。公式練習から1回目の公式予選、そして勝負どころとなる2回目の公式予選、とチームは一丸となってマシンをセットアップしていった。 フリー走行で8番手、と新しいタイヤに戸惑っていたファーマン選手だが、マシンのセットアップは順調に進み、1回目の公式予選セッションで5番手、勝負どころとなる2回目の公式予選セッションではこれまでのコースレコードを更新する1分13秒313をマーク、フロントローを手に入れることに成功した。一方の松田選手は、朝のフリー走行でコース上に散らばっていた異物を踏んでタイヤのトレッド面が一部剥離する、アンラッキーなハプニング。そのために組み立てていた走行プログラムを消化できないまま公式予選に臨むことになり、1回目のセッションでは10番手と低迷してしまった。2回目のセッションで7番手まで進出したものの、不満の残る3列目からのスタートとなってしまった。それでも、ゲンの良いサーキットだけに松田選手は気分を一新、日曜日の決勝に向けて気合を高めていった。 早朝には幾分雲が顔を見せていたが、お昼前までには秋空が広がり、陽射しは少し強くなったものの絶好のレース日和となった日曜日。決勝レースは予定通り午後2時30分に正式スタートが切られた。ポールポジションからスタートの土屋武士選手の出足が鈍り、3番手グリッドから絶妙の好ダッシュを見せた脇阪寿一選手がトップを奪う。その脇阪選手に一瞬の虚を突かれた恰好のファーマン選手は2番手と、結果的にポジションをキープしたまま1コーナーを立ち上がっていく。オープニングラップを終えたところでトップは脇阪選手。2番手にファーマン選手。そのの後方には金石年弘選手、本山哲選手と続いていた。 ![]() その後、後方から本山選手を猛チャージしたファーマン選手だったが、ここ美祢ではパッシングポイントが少なく、またブリヂストンの新しいソフトタイヤも最後までたれることもなく、結果的にこの順位のままチェッカー。それでも2位入賞で6ポイントを加算したファーマン選手は、ランキング2位の本山選手に2ポイント差をキープすることができた。 一方、予定より早めにタイヤ交換した松田選手は、4.9秒とライバルの誰よりも早くタイヤ交換を終えることに成功したが、これでポジションアップすることは適わなかった。それでも事実上7番手でピットアウトして行った松田選手は上位陣がミスやトラブルで後退するのを横目に4番手までポジションアップ。最後の最後までアグレッシブなドライビングを披露しながらも全くのノーミスで62周レースを走りきり、4位入賞を飾ることに成功した。 |
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■PIAA NAKAJIMA RACING総監督中嶋悟のコメント |
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※次戦は、10月19日〜20日、栃木県ツインリンクもてぎで開催されます。 | |
Round7 |