Report レースリポート
第4戦 FUJI GT 300km RACE
会場:富士スピードウェイ
日付:2026年8月1日(土)
天候:曇
予選結果:7位
観客動員数:22,300人
3カ月ぶりのレース、酷暑の富士で力強くQ1突破!予選7番手を獲得し、決勝での上位進出を狙う。
5月のゴールデンウィークに行なわれた第2戦から約3ヵ月。中東情勢の影響によりマレーシア大会が中止となったことで、シーズンとしては異例の長いインターバルとなったが、待ちに待った第4戦は富士スピードウェイで開催される。
予選日は朝から強い日差しに照らされ、厳しい暑さとなった。公式練習を終え、GT500クラスの公式予選Q1では大草りきがアタックを担当。大草はアタックをうまくまとめ、5番手タイムをマークしてQ2進出を決めた。続くQ2ではイゴール・オオムラ・フラガがアタックを担当し、結果は7番手タイムとなった。
「3ヵ月ぶりの予選は7位でした。暑いなか、みんなで頑張った結果だと思います。明日もいいレースになるよう祈りながら、準備を進めます。」
「約3か月ぶりのSUPER GTとなりましたが、前戦終了後からたくさんのテストを重ね、良くなかった点をしっかり振り返った上で、クルマのセットアップやタイヤ選択を進めて今回のレースに臨みました。今日は、これまでと違うパターンで臨み、イゴール選手がQ2を走ることを前提にフリープラクティスからスケジュールを組みました。その中で、イゴール選手はQ2を担当する難しさをあらためて感じたのではないかと思います。明日はポイント獲得にとどまらず、上位フィニッシュを目指してチーム一丸で戦いたいと思います。」
「今回持ち込んだタイヤはこれまでとは違うタイプだったので、そのタイヤがどのように機能するかや、実際のコンディションとのマッチングについては、走り出すまでは分からないところがありました。公式練習で走ってみたところ、ロングランペースについては意外と悪くない感触を得られました。一方でショートランには課題を感じたため、予選に向けては思い切ってセットアップを大きく変更して臨みました。結果的にそれが良い方向に働いてくれて、僕たちとしては持っている力を出し切れた予選になったと思います。明日の決勝も、この良い流れをつなげて、しっかりとレースを進めていきたいと思います。」
「アタック自体はそこまで悪くなかったと思うのですが、タイヤのピークを引き出すタイミングが少しずれてしまい、セクター3が思ったより伸びなかった印象です。セクター1と2の手ごたえは結構あったので、そのあたりのバランスをきちんととることは非常に難易度が高いと思いました。第2戦の富士大会では、予選だけ急にうまく行ったような感じだったのですが、今回はフリープラクティスからまずまずの手ごたえがある中でこの予選結果なので、明日の決勝もしっかり戦っていきたいです。」
日付:2026年8月2日(日)
天候:雨/曇
決勝結果:リタイア
観客動員数:34,100人
難コンディションのなか、7番手から上位進出を狙うも、多重クラッシュに見舞われ無念のリタイア。
決勝日も富士スピードウェイは引き続き猛暑に見舞われた。午後になると雨が落ち始め、一度は止んだものの、レーススタート前のグリッドウォーク中にも大粒の雨がコースを濡らす。スタート時刻が近づくにつれて空は再び明るくなり、雨はあがったものの、タイヤ選択に迷う難しいコンディションとなる。そのなかで、GT500クラスは全車スリックタイヤを選択してスタートを迎える。
スタートドライバーのフラガは、セーフティカー先導で4周を走行したあと、5周目に実質のレーススタートを切った。しかし、フラガはタイヤのウォームアップに苦労していたこともあり、後続車の妨げにならないラインを走っていたところ、突然大きな衝撃を受けてマシンが宙を舞うクラッシュに見舞われ、リタイアとなった。なお、このクラッシュは、後続の2台が絡む多重クラッシュによるもので、後方のマシンには、セーフティカー導入中に他車へ接触した行為に対してペナルティが科された。
「大きなクラッシュとなりましたが、ドライバーが無事であったことにまずはほっとしています。マシンの損傷は大きく、次戦まであまり日数がありませんが、懸命に修復を進めて、また皆さんの前で良いレースをお見せできるようチーム一丸となって頑張っていきます。今回もたくさんのご声援をありがとうございました。」
「スタート進行中に雨が降ってきましたが、降り続けることはないだろうという予測のもと、全車がスリックタイヤでスタートしました。そこで、うまく加速できなかったうちのクルマの後ろで2台が交錯し、そのうちの1台がうちと接触し、最終的に大きなクラッシュになりました。今のところ、ドライバーは無線を聞く限り大丈夫そうだと聞いています。良いレースができる機会があっただけに悔しい思いはありますが、まずは次のレースまでにしっかりとクルマを直し、そこに向かっていくことに気持ちを切り替えていかなければと思います。鈴鹿に向けてテストでいいタイムも出せているので、今回の分も含めて鈴鹿で取り返しに行きたいと思っています。」
「まだ映像を見ることができていないので何も分かりませんが、うちのウォームアップがあまり良くなかったこともあるのですが、少し出遅れたところで他車との交錯があり、接触からスピンしてしまったようです。着地の状況も見えていないのですが、おそらくマシンのダメージは大きいと思います。調子が良かっただけに悔しいですし、次戦に向けてやらないといけないことはたくさんありますが、手ごたえを感じられたのは事実なので、またしっかりと準備をしていきたいと思います。」
(レース翌日のコメント)
「昨日のレースで大きなクラッシュがあり、多くの方にご心配をおかけしました。昨日から今日にかけて病院で詳しい検査を受けましたが、大きな異常はなく、本日無事に退院することができました。たくさんの温かいメッセージをいただき、本当にありがとうございました。今回の事故では、マシンの安全性やメディカルスタッフ、オフィシャルの迅速な対応のおかげで、大事に至らずに済みました。あらためて関係者の皆様に心より感謝しています。振り返ると、もしクルマが飛んでいく位置や角度が少しでも違っていたら、結果はまったく違っていた可能性があります。だからこそ、『今回は大丈夫だった』で終わらせるのではなく、この経験を今後の安全性向上につなげていくことが大切だと強く感じました。モータースポーツに関わるすべての人が、安心して楽しめる環境を築いていくためにも、安全対策にはまだ改善できる点があると思っています。今回の事故が、さらなる安全性向上につながるきっかけとなることを心から願っています。」
※次戦は8月22日・23日に鈴鹿サーキットで開催されます。




