Report レースリポート
第3戦 モビリティリゾートもてぎ
会場:モビリティリゾートもてぎ
日付:2025年4月19日(土)
天候:晴
観客動員数 : 12,000人
予選結果:
#64 佐藤蓮:9位
#65 イゴール・オオムラ・フラガ:3位
決勝結果:
#64 佐藤蓮:リタイア
#65 イゴール・オオムラ・フラガ:3位
フラガが参戦3戦目で初表彰台を獲得!チームに再び勢いもたらす。
鈴鹿での開幕2連戦から1ヵ月のインターバルを経て第3戦、第4戦がモビリティリゾートもてぎで開催される。PONOS NAKAJIMA RACINGとしては、第1戦では佐藤 蓮が3位表彰台、第2戦では2台揃ってポイント獲得といい流れでこの大会に臨み、中盤戦に向けてさらに弾みをつけたいところ。
第3戦の公式予選は9時20分にスタート、Q1のAグループでまずは佐藤が出走し4番手でQ2へ、続くBグループではイゴール・オオムラ・フラガがトップ通過を決める。2台揃って出走したQ2では、佐藤が9番手、フラガが3番手となった。気温30℃と汗ばむ気候となった決勝レースは、14時50分に33周回で争われる。9番グリッドからスタートした佐藤は直後の1コーナーで後ろから来るマシンに突っ込まれてコースアウトを喫し、早々にレースを終えることに。一方の3番グリッドからスタートしたフラガはスタートで1台をパスし2番手に浮上。佐藤のアクシデントでセーフティカーが導入されたが、すぐにマシンが回収され4周目にはリスタートとなる。フラガは2番手をキープし速いペースで周回し、タイヤ交換が可能となる10周を迎えてもステイアウトを選択し、走行を続ける。フラガは17周目にピットインを行ない、タイヤ交換を終えてコースに復帰する。ポジションは、トップを走っていたマシンがその翌周にピットインを行ない、フラガの前で戻ってきて3番手に。2番手にプレッシャーをかけながら懸命に追随するもパスするには及ばずそのまま3位でチェッカーを受け、参戦3戦目での表彰台獲得となった。

「イゴールはいいスタートを決めて最後までいいバトルをしていましたが、タイヤ交換のタイミングは我々の作戦に課題があったかもしれません。それでも初めての表彰台となり、嬉しいです。一方の佐藤は最悪な結果となってしまいました。明日は2台揃って上位に食い込んでいけるよう準備をしますので、引き続き応援をよろしくお願いします。」

「イゴール選手はスタートもうまくいって1つポジションを上げることができましたが、ピット作業を終えたところで1台にかわされてしまい、3番手に戻ってしまいました。彼にとっては初めての表彰台獲得ですし、予選も含めて素晴らしい1日になったと思いますが、一時2番手を走っていたことを考えると、ピット戦略だけが悔やまれます。メカニックは完ぺきに作業してくれたし、自分の判断ミスだったのでそこだけが反省点です。明日はドライバーに迷惑をかけない作戦をしっかり採りたいと思っています。佐藤選手に関しては、非常に僅差の戦いの中で彼としては不本意な予選結果だったと思います。鈴鹿で表彰台に乗っていましたから、もっと上を目指したかったというのはみんな同じ気持ちです。決勝は、彼がどうすることもできない状況で当てられてしまったので、本当に残念としか言いようがありません。レースペースはいつもいいですし、イゴール選手の結果を考えるとチームのベースのポテンシャルは高いと思うので、明日は何としても2台揃って上の方でゴールしたいと思っています。」

「予選のポテンシャル的には悪くないところにいたと思います。Q1のポテンシャルからもう少し引き出すことができれば、Q2でトップを争えると自信を持っていたのですが、そのQ2に向けたアジャストで失敗してしまった部分があり、実際には伸び悩んでしまいました。決勝はスタートがうまく決まって6番手ぐらいまでポジションを上げられたのですが、不慮のアクシデントでした。チームとしてはイゴール選手がいいペースで走ってくれていたので、明日に向けてある程度参考にできる部分はあります。とはいえ、セットアップの方向性は少し違うので、自分自身のクルマの状況を見られなかったのは残念です。いい部分はあったので、明日のレースではいいところは見せられるかなと思っています。」

「ピットに入るまではずっと2位を走っていたので、悔しいというか少し残念ではありますが、まずは表彰台に上がれたことと、トップの付近で戦えたことはとても意味のあることです。得られたものは非常に大きいですし、初表彰台はとてもうれしいです。鈴鹿は1戦目が残念な形だったので早く次の日が来てほしい、挽回したいという気持ちでしたが、今日は逆に、もうこれでもてぎラウンドは終わってくれてもいいよなんて思ったりもします。それは冗談ですが、明日は少し天候が変わりそうで、気温や路面温度なども今日とは違う状況になると思うので、明日に向けた戦いに頭を切り替えて、また頑張ります。」