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Report レースリポート

2025 SUPER FORMULA RACE REPORT

第1戦 鈴鹿サーキット第1戦 鈴鹿サーキット

予選・決勝
会場:鈴鹿サーキット
日付:2025年3月8日(土)
天候:曇
観客動員数 : 14,500人
予選結果:
 #64 佐藤蓮:6位
 #65 イゴール・フラガ:8位
決勝結果:
 #64 佐藤蓮:3位
 #65 イゴール・フラガ:18位

今年3年目となる佐藤が開幕戦で3位表彰台!
フラガは初めての予選でQ1突破と奮闘するも不運の18位。


2025シーズンの開幕戦は鈴鹿サーキットで土曜に第1戦、日曜に第2戦が行なわれる1大会2レース制で開催される。今シーズンはPONOS NAKAJIMA RACINGとして2シーズン目となり、ドライバーは64号車は3年目の勝負の年となる佐藤 蓮、65号車には昨年リザーブドライバーを務めていたイゴール・オオムラ・フラガを起用し1年を戦うことに。

第1戦が行なわれた土曜日は曇り空で気温も8℃と低めで寒い1日となった。まずは9時50分から公式予選が行なわれる。Q1のAグループ出走のフラガは2番手タイム、Bグループ出走の佐藤は3番手タイムで2台揃ってQ1を突破する。Q2の10分間でも懸命にアタックを行ない、佐藤は6番手、フラガは初めてのSUPER FORMULAの予選で8番手となった。

第1戦の決勝レースは27周回で行なわれ、これまで同様に10周終了時以降にタイヤ交換の義務がある。スタート進行が進められていくなか、フラガがレコノサンスラップ中にコースアウトをしてしまいピットスタートに。そんななか、予定通りにスタート進行が終わり、14時45分に決勝レースはスタートを切る。開始早々にクラッシュ車両が発生したためセーフティカーが導入される。5周目にリスタートとなり、6番グリッドからスタートした佐藤はそのタイミングで前をパスし5番手に、ピットスタートのフラガは21番手から挽回していく。9周目にコース上でアクシデントが発生したため再びセーフティカーが導入される。そのままタイヤ交換が可能になる10周を迎えたことで、全車が一斉にピットイン。PONOS NAKAJIMA RACINGの2台も同時にピットインを行ない、佐藤、フラガの順で連続でタイヤ交換をしてコースに戻る。コースに戻ると、10周までに17番手までポジションを戻していたフラガは14番手に、佐藤は4番手に。13周目にリスタートとなり、佐藤は早いタイミングで前をパスし3番手に浮上し順調にレースを進めているところ、フラガは前を走るマシンのアクシデントに巻き込まれるかたちでフロントノーズを破損しピットへ。不運なアクシデントとなったが、フロントノーズを交換後、フラガは安定したペースで走り切り18位でチェッカーを受けた。3番手を守り切った佐藤は初戦で表彰台獲得となり、NAKAJIMA RACINGでの嬉しい初表彰台となった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「まずは佐藤が表彰台獲得となり、我々としてはいいスタートを切ることができました。イゴールはいろいろなことが起こり痛い初戦となりましたが、明日はこの経験を踏まえ、気持ちを切り替えて頑張ってくれると思います。」


監督 伊沢 拓也コメント監督 伊沢 拓也コメント

「先月のテストではなかなか走りこむことができなかった中、今週末はフリー走行から非常にいい流れで予選、決勝と進められたと思っています。決勝では佐藤選手が、NAKAJIMARA RACINGに来て初めての表彰台を獲得しました。正直なことを言えば、前にいる2チームに比べると負けている部分はありますが、運も含めて佐藤選手がしっかりと結果に結び付けてくれたので、64号車としてのスタートは非常に良かったと思います。一方イゴール選手は、初めての予選でしっかりとQ1を突破し、8番手というグリッドを獲得しました。決勝に関しては残念でしたが、この先が非常に楽しみになるような内容でしたし、幸い、取り返すチャンスが明日あるので、そこに期待したいと思います。僕の立場での目標は、チームランキングを上げることです。昨年チームランキングが5位になったことで、ピットの位置など、いろいろなことがやりやすくなりました。やはりチームの価値を上げていくには2台揃って結果を出すことが一番だと考えているので、それを目指して今シーズンも頑張っていきたいと思います。」


#64 佐藤蓮選手コメント#64 佐藤蓮選手コメント

「NAKAJIMA RACINGに移籍させてもらってから2年間表彰台にあがることができなかったので、3年目の開幕戦で獲得できて、まずはホッとしました。これからチャンピオン争いに名乗りを上げて、シーズンを通して勢いに乗れるとも思えましたし、非常にポジティブです。予選に関しては、前日とコンディションが変わってしまい、我々としては少し難しい状況になってしまいました。アタック的には満足いくものでしたが、少しトラブルもあって6位という結果でした。決勝は何とか追い上げたいと思いながら、セーフティカーのタイミングも幸運もあってポジションを上げることができ、自力でも2台抜いて表彰台に上がれたので、今日の結果には満足しています。後ろの車両に対してはマージンを築いていけましたが、トップ2にはわずかに劣っている状況なので、そこに関して分析していって、明日は決勝で一番速いポテンシャルを引き出せるように準備したいですね。」


#65 イゴール・オオムラ・フラガ選手コメント#65 イゴール・オオムラ・フラガ選手コメント

「レコノサンスラップ中は、本番に向けていろいろと探りながら走っていたのですが、行き過ぎてしまってブレーキをロックさせてしまい、そのままヘアピンコーナーでスタックしてしまいました。マシンに大きなダメージがなかったことは幸いでした。決勝レースはずっと後方の集団で走っていたので、自分のペースが分かりづらい状況で、クリアスペースで走ったときのパフォーマンスがよく掴めなかったのは残念です。バトルはできたので、そのあたりは明日にも活かせたらいいなと思っています。オーバーテイクシステムも初めて使いましたし、今日1レースを終えたことでいろいろなことをつかめたので、いいことも悪いことも、次のレースに向けてすべて改善できるように頑張ります。明日はトップ10フィニッシュでポイントを持ち帰ることが第一の目標です。予選のパフォーマンスからすれば現実的な目標だと思うので、あとはレースの中で起きるたくさんの要素をこなして、その目標をクリアできるように頑張ります。」




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