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2024 SUPER GT RACE REPORT

第7戦 AUTOPOLIS GT 3Hours RACE第7戦 AUTOPOLIS GT 3Hours RACE

会場:オートポリス
日付:2024年10月19日(土)
天候:雨
観客動員数:8,500人

予選・決勝
日付:2024年10月20日(日)
天候:曇/晴
予選結果:15位
決勝結果:リタイア
観客動員数:15,500人

天候に翻弄されたオートポリス第7戦、懸命の走りも無念のリタイア。

SUPER GTで九州唯一の開催となるオートポリスで行なわれる第7戦。前戦菅生大会では思うような結果が得られず、この大会を入れて残り3戦となるが何とか目標とする表彰台を獲得したいところ。
予選が行なわれる予定だった土曜日は、朝から雨が降り続いた上、濃霧で公式練習がキャンセルとなり、公式予選は時間計測方式となる。しかしその後も降り続く雨と雷のため、スケジュールがディレイしていく。コンディションの改善が見込めず、観客の安全面も考慮され、SUPER GTの公式予選を含む午後の走行がすべてキャンセルに。そのため、日曜日のスケジュールに変更が生じ、8時30分からGT500クラスの公式予選が30分間で行なわれることになった。

日曜日は、霧が残り気温12℃と一気に冬になったような寒いコンディションとなる。予選のアタックを担当した伊沢拓也は、開始すぐにウエットタイヤを装着してコースイン、確認の走行後ピットへ戻り、今度はスリックタイヤに交換してコースインする。しっかりとタイヤを温めながら周回していきタイムを削っていったが、伊沢のベストタイムは1'35.048で結果は15番手となった。

予選から僅か2時間半後には決勝前のウォームアップ走行が通常とは異なる40分間で開始され、レースに向けた最終確認を行なう。決勝レースは3時間の時間制で行なわれ、給油を伴う2回のピットインが義務付けられる。Modulo Nakajima RacingのスタートドライバーはGT500で初めてスタートを担当する大草りき。大草は2つポジションアップして2周目に入る。さらに1台をパスしポジションを上げたが、7周目に1つ、翌周に1つポジションを下げる。何とかポジションを守って周回していた22周目に他車のアクシデントでフルコースイエローになり、そのままセーフティカーが導入される。29周目にリスタートし、そのタイミングで数台がピットインを行なったため大草は10番手を走る。33周目にピットインを行ない、タイヤ交換と給油のみでそのまま大草が14番手でコースに戻る。37周目に他車のアクシデントで再びセーフティカーが入る。リスタート後、1回目のピットストップ後の順位が整理される頃、大草は9番手を走行。パスしたマシンに再び抜き返されるなどポジション争いが激しくなるが、落ち着いた走りで周回し57周目に2回目のピットインを行ない、伊沢にドライバー交代をする。交代した伊沢はアウトラップでしっかりとタイヤを温め、プッシュしていたところ3コーナーでクラッシュ。マシンの損傷が大きくここでレースを終えた。


監督 中嶋 悟コメント

「予選は難しいコンディションとなり、後半路面が乾いてくるなかでタイムが伸び悩んでしまった印象です。レースは予定通りに進み、あと少しでポイント圏内というところでしたが、残念ながらクラッシュで終えてしまいました。悔しい思いはありますが、2週間後にもてぎ戦が迫っているので、しっかり準備を整えて挽回したいと思います。今大会もたくさんのご声援をありがとうございました。」


伊沢 拓也選手コメント

「タイヤに熱が入り、1コーナーもいい感触で曲がれていたので、稼ぎどころととらえてプッシュしたところ、3コーナーでブレーキをロックさせて飛び出してしまいました。自分自身はまだ数周しか走ってはいませんでしたが、クルマのフィーリングがとても良く手ごたえがあっただけに、言い訳のできないミスをしてしまって、申し訳ないという気持ちしかありません。予選に関してはコンディションについてもいろいろな判断に関してもあまり上手くいかなかったのですが、決勝は少し温度が上がってきた後半でフィーリングが良くなってきたので、持ってきたタイヤとコンディションが合えばパフォーマンスはあると感じました。季節が進んだもてぎ戦は大変かもしれませんが、今回の分を取り返せるよう、反省して次戦につなげたいと思います。」


大草 りき選手コメント

「こういう形で決勝レースが終わってしまったことは悔しいですが、今回は初めてスタートを担当させてもらい、GT500クラスの中での混戦や、300クラスの集団に飛び込んでいかなければならなかったり、今までとは違った状況の中で走れたことで、いろんな経験を積ませてもらったレースだったと思っています。残り2戦に向けてもいいイメージができました。タイヤ開発に関しても厳しいレースにはなりましたが、いいところも見つかったので、そこを活かして残り2戦も頑張ります。」


※次戦は11月2日・3日にモビリティリゾートもてぎで行なわれます。



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