Schedule レースカレンダー
第2戦 FUJI GT 450km RACE
会場:富士スピードウェイ
日付:2022年5月3日(火)
天候:晴
予選結果:13位
観客動員数:29,000人
晴天に恵まれるも気温が低く、タイヤが温まらず苦しい予選に。
ゴールデンウィーク真っ只中に開催されるSUPER GT第2戦。今大会は通常より長い450kmで行なわれ、給油のためのピットイン2回が義務付けされる。搬入日は生憎の天候となった富士スピードウェイだったが、予選日は朝から晴天に恵まれた。
公式予選Q1を担当するのは大津弘樹。大津は開始後すぐにコースインし、タイヤを温めていくが、思うような手ごたえを得られないままアタックを続けていくことに。計測最終周に1分28秒853をマークしたもののポジションは14番手、ノックアウトされて予選を終えた。なお、ペナルティを受けた車両があったため、1つポジションは繰り上がり13番手となった。
総監督 中嶋 悟コメント
「コンディションのことがあるとしても非常に厳しい予選でした。いろいろな課題があるのは確かですが、明日は長いレースなのでとにかく粘り強く走って少しでも挽回できるように頑張ります。」
伊沢 拓也選手コメント
「雨や霧に見舞われた昨日に比べると、今日の天気は回復していましたが、体感としては肌寒く、想定した気温には届いていませんでした。その結果、持ち込んだタイヤのウォームアップが厳しく、自分たちの持っているパフォーマンスをうまく引き出すことができない予選になってしまいました。今日の結果は残念ですが、明日は450kmと長丁場のレースになるので、そこを見据えて戦っていきたいと思います。」
大津 弘樹選手コメント
「フリー走行の時からタイヤのウォームアップに対して厳しい感触があったのですが、予選開始時間にはさらに少し気温が下がり、アタックラップでもまだタイヤが温まり切っていない状況でした。そのなかでベストを尽くしてプッシュしましたが、Q1突破ができず残念です。450kmレースなので、周りも様々な作戦をとってくると思います。後方からのスタートになりますが、コンディションや状況に合わせてうまく戦い、ポイント獲得を目指して頑張ります。」
日付:2022年5月4日(水)
天候:晴
決勝結果:11位
観客動員数:44,000人
接触後すぐにポジションを取り戻すも、2度の赤旗中断で順位を伸ばせず
ゴールデンウィーク中ということもあり、多くのファンが詰めかけて賑わいを見せた決勝日。天候も快晴で絶好のレース日和となった。
予定通り14時30分に100周のレースがスタート。Modulo NSX-GTのスタートドライバーを務める伊沢拓也はスタート直後の1コーナーで行き場を塞がれるかたちで接触してしまいポジションを落とすことに。最後尾となってしまうが懸命に前を追いかけ、14番手のマシンとポジションを入れ替えるバトルをしながら周回していく。23周目にライバルのマシンがタイヤトラブルに見舞われ、伊沢は14番手を走行。その数周あとからピットストップを行なうマシンが出だすが、Modulo NSX-GTはピットインを引っ張り、39周目に1回目のピットストップを行なう。フルサービスのピット作業を終え、大津にドライバー交代をしてコースに戻る。数周すると、300クラスのマシンのアクシデントにより、FCYが導入され、そのままセーフティーカーが入ることになったが、タイヤバリアの修復に時間を要するため赤旗中断となる。約20分の中断後、レースは再開となったが、59周に入ったところでトップ争いをしていたマシンが大クラッシュしたことで2度目の赤旗となる。クラッシュ車両の回収やタイヤバリアの修復のために多くの時間を要し、最大延長時間の10分前にレースは再開となるが、セーフティーカーランのまま62周でチェッカーとなった。なお、チェッカー後にペナルティを受けた車両があり、順位は繰り上がり11位となった。
総監督 中嶋 悟コメント
「大変なレースで何とも言いようがない感じです。1回目のピットストップを行ない、これから追い上げると思っていたところだったので、自分たちのレースについても言いようがない内容となってしまいました。次戦の鈴鹿がすぐに迫っていることもあり、気持ちを切り替えて臨みたいと思います。長時間になり大変な中だったと思いますが、最後までたくさんのご声援をありがとうございました。」
伊沢 拓也選手コメント
「スタート直後の接触で最後尾に下がってしまいましたが、すぐにポジションを取り戻すことができました。その後のペースは、まだ満足するレベルには足りていませんが、大きなグリップダウンがなかったので、そこはポジティブにとらえています。今回のレースは非常に荒れた展開となりました。ポイント獲得に届かず残念でしたが、今後に期待が持てる内容にもなりました。鈴鹿ではさらにいいレースをしたいと思います。長丁場のなか、最後まで応援ありがとうございました。」
大津 弘樹選手コメント
「僕のスティントでは赤旗中断が続き、最後はSC先導での周回だったので、あまりレースをしたという感触はないのですが、伊沢選手のスティントでは、思っていたよりいいパフォーマンスが出せたと感じました。とはいえ、上位陣と比べるとまだまだアベレージを上げないといけないことも分かったレースでした。今回のような長いレース距離の大会はまだあるので、今日の経験を次に生かしていきたいです。次戦の鈴鹿はここ2年間チームとしても相性がいいサーキットです。予選からポールポジションを狙い、決勝も力強く戦っていきたいです。インターバルは短いですが、その中でできる限りの準備をして臨みたいと思います。」
※次戦は5月28日・29日に鈴鹿サーキットで行なわれます。