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Schedule レースカレンダー

2021 SUPER GT RACE REPORT

第2戦 FUJI GT 500km RACE第2戦 FUJI GT 500km RACE

予選
会場:富士スピードウェイ
日付:2021年5月3日(月)
天候:晴
予選結果:10位
観客動員数 : 未発表

トップからQ2進出の8位までが0.3秒差という接戦が繰り広げられる

昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となった恒例のゴールデンウィークに開催される500qのレース。開幕戦は13位と振るわなかったが、この長いレースをしぶとく戦って何とか上位に食い込んでいきたいところ。

富士山がくっきり顔を出すほどの快晴に恵まれた予選日。午前中に公式練習で予選に向けた調整を終え、公式予選Q1を担当する伊沢拓也がコースイン。タイヤを入念に温めながらアタックの準備を進める。伊沢は公式練習のタイムを大きく縮める1分27秒555をマークしたが、トップとは0.379差という僅差で10番手タイムとなり、残念ながらQ1ノックアウトとなった。


総監督 中嶋 悟コメント

「惜しい予選でしたね。Q1落ちとはなりましたが、伊沢は頑張ったと思います。明日は長いレースなので、振り落とされないように最後まで頑張ってチェッカーを受けたいと思います。」


伊沢 拓也選手コメント

「予選ではクルマのフィーリングも良く、自分自身のアタックも持ってるものをすべて出せたので、順位としては残念ですがやり切ったという感触があります。Q1はトップからQ2進出圏内の8位までが0.3秒差という非常にタイトな戦いで、僕たちも0.5秒もないところにいました。あの厳しい戦いの中にいられたことは、順位以上にポジティブな内容だったと思います。明日は500kmと長いレースなので、僕たちの得意な状況ではないかもしれませんが、ここまでいろいろとやってきているものが実を結んでほしいです。」


大津 弘樹選手コメント

「僕が公式練習を走った時には、伊沢選手が予選で履いた方とは異なるタイヤを履いていたのですが、その感触や伊沢選手のコメントから、予選ではもう少しタイムも上がっていい方向に進むだろうと期待していました。トップとの差がかなり小さい接戦の予選を、伊沢選手がしっかりとまとめてくれたのに、僅差でこの順位になってしまったことはとても悔しかったです。昨年は富士でのレースがとても苦手でしたが、ここまで積み重ねてきた経験やデータを活かして、明日は昨年以上のパフォーマンスを見せられるように頑張ります。」



決勝
日付:2021年5月4日(火)
天候:晴
決勝結果:10位
観客動員数:未発表

110周の長いレース。安定したタイムで周回を重ねて今シーズン初ポイント獲得

爽やかな初夏を思わせる快晴に恵まれた決勝日。Modulo Nakajima Racingのスタートドライバーは大津。10番グリッドスタートの大津は直後の1コーナーで曲がり切れずコース外を走りながらポジションを下げ、14番手でオープニングラップを終える。長い110周のレースだが、早くも3周目に入ったところで、ライバルのマシンにアクシデントが発生し、セーフティーカーが入る。13番手となった大津は、7周目にレースが再開されると、ポジションを上げるには至らないもののなんとか前のマシンについて周回を重ねていく。そして徐々にその差を詰めて、26周目の1コーナーで1台をパスし12番手に。

30周を過ぎると1回目のピットインを行なうマシンが出てくるなか、コース上に外れたタイヤが転がるアクシデントが発生し、FCY(フルコースイエロー)が導入される。そのFCYが解除されたタイミングで8番手を走っていた大津はピットイン。伊沢に交代し、ピット作業を終えたModulo NSX-GTは11番手でコースに戻る。48周目にコース上の落下物回収のため再びFCYが導入されたが大きな混乱はなく110周の半分となる55周が終了。伊沢は安定したラップを重ねながら、2回目のピットインのタイミングを迎える。タイヤ交換、給油を行ない、大津が再びステアリングを握りコースに戻る。チェッカーまで10数周というところで3回目のFCYが導入されるなど上位バトルが激しい展開となるなか、大津は懸命に走り、残り5周というところでライバルのマシンがペナルティを受け、最後に1つポジションアップ。10位でチェッカーを受けて、今シーズン初ポイントとなる1ポイントを獲得した。



総監督 中嶋 悟コメント

「スタートの失敗がしばらく尾を引いたかたちになりましたが、最終的には今シーズン初ポイント獲得となりました。安定したタイムを刻めるようになり、タイヤもよくなっていると感じているので次回以降がさらに楽しみです。長いレースでしたが、最後までご声援をいただき、ありがとうございました。次戦もよろしくお願いいたします。」


伊沢 拓也選手コメント

「500kmという長いレースの中で、いろいろな出来事がありましたが、そういった戦いの中で貴重な1ポイントを手に入れることができました。昨年のレースを考えれば僕たちとしては大きくレベルアップした1戦だと感じています。この調子で次戦以降、さらに上を目指していきたいです。次戦の鈴鹿はもちろん僕たち自身期待しているラウンドですが、敵もレベルアップしてくると思うので昨年のようにはいかないかもしれません。ただ僕たちにとってチャンスのあるレースであることは間違いないので、いい結果を目指したいと思います。」


大津 弘樹選手コメント

「スタート直後にうまくペースを上げられず、順位を下げてしまいました。そこを対処できていればもっといい順位で序盤を戦えたので、もったいないミスをしてしまったと感じています。その後も前のクルマに引っかかってしまい、第1スティントでは何とか前に出られたものの、最終結果としてはまた順位が入れ替わってしまったので、非常に悔しいです。ただ昨年に比べると、苦手な富士できちんとレースを戦えたということで、前進していることを感じられました。次戦の鈴鹿は昨年ポールポジションを獲ることができているので、それを狙っていきたいです。レースでも今回良かった部分をさらに伸ばして、まずは表彰台を狙いたいと思っています。」

※次戦は5月29日・30日に鈴鹿サーキットで行なわれます。



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