第8戦 ツインリンクもてぎ

前戦からの良い流れを繋いで、7番グリッドを獲得！

予選日のツインリンクもてぎは気持ちのいい秋晴れに恵まれ、過ごしやすい1日となった。Modulo Nakajima Racingの公式予選Q1のアタックを担当するのは牧野任祐。牧野は15台中1番最後のタイミングでコースインをしてアタックをし、1分37秒064をマークする。このタイムが最終的に8番手となり、Q1を突破した。

続くQ2はナレイン・カーティケヤンがアタックを担当する。ナレインは1分37秒028をマークして7番手。今シーズンの最終戦は7番グリッドからスタートすることになった。

総監督　中嶋 悟コメント

「大事な最終戦、2人とも頑張って7位となりました。今持っている力を十分に発揮できたと思います。明日のレースは今シーズンの集大成をお見せできるように力を合わせて頑張りたいと思います」

ナレイン・カーティケヤン選手コメント

「We were missing a little bit of speed, but the car felt a little better in terms of mechanical setup and I felt the mechanical grip was better. It will be about managing the traffic and trying to get the best out of tires tomorrow. It is the last race of the season, and personally I'm driving better than before, so I hope we can get a good result.」

「スピードが少し足りませんでしたが、機械的なセットアップに関しては以前より良くなったように感じますし、グリップも良かったと感じました。明日は混雑した中をどうやって行くか、そしてタイヤの性能を最大限に引き出す事が鍵になると思います。シーズン最終戦ですし、個人的には以前よりも上手くドライビングできているので、良い結果を出したいと思います」

牧野 任祐選手コメント

「ウエイトなしでの予選でQ1を突破出来たのは良かったです。またトップとの差はあるので課題は多いですが、調子は上向きですし、前戦で表彰台を獲得出来たので、良い流れのままシーズン最終戦も良いレースができたらと思います」

タイヤに苦しむレース展開、12位で今季最終戦を終える

決勝日も薄い雲に覆われたものの、ドライコンディションのなか最終決戦が行なわれた。Modulo Nakajima Racingのスタートドライバーはカーティケヤン。カーティケヤンはオープニングラップで１つポジションを落とすも順調にスタートを切る。

しかし、7周を過ぎた頃からペースが上がらず徐々にポジションを落としていく。10周を過ぎた頃には12番手、その後も苦しい周回が続くことに。牧野に交代するまで、なんとか走行を続けて18周目にピットインを行なう。ピット作業を終え、コースに戻った牧野のポジションは13番手。ペースを上げたいところだが、こちらも苦しい走行が続くことになってしまう。

このタイヤで最後まで走行することは厳しいと判断し、36周目に再びピットインを行ない、タイヤ交換をしてチェッカーを目指すことに。1台リタイアをしたマシンがあり、牧野は苦しいながらも自分のスティントをしっかりと走り切り12位チェッカーとなった。

総監督 中嶋 悟コメント

「今シーズンの最終レース、残念ながら厳しい内容になってしまいました。タイヤが合わせこめなかったことが一番の原因かと思いますが、また来シーズンに向けて準備を進めていきたいと思います。今シーズンもたくさんのご声援をいただき、本当にありがとうございました」

ナレイン・カーティケヤン選手コメント

「The race was expected to go better, but the performance was not so good and we had a lot of the tire issues. I think the season was quite a lot of fun and sometimes the performance was quite nice, and the fans and everybody supported us. I struggled at first because the format of racing was quite different from what I am used to, but now I had much more fun driving the car.」

「レースは良くなると期待していましたが、パフォーマンスがあまり良くなく、タイヤの問題を抱えていました。今シーズンとても楽しかったですし時にはパフォーマンスもかなり良く、それにファンや皆さんが応援してくれました。レース形式が自分の慣れているものとかなり違ったので最初は苦しみましたが、今では車をドライブするのがもっと楽しくなりました」

牧野 任祐選手コメント

「最初からかなり厳しくて予定通りにいかなかったこともあり、良いところも悪いところもあって難しいレースでした。今年はSGTフル参戦の1年目でしたので、この1年良い経験が出来たと思います。この経験を来年以降に生かしていきたいと思います」

※今シーズンのたくさんのご声援をありがとうございました。