Report レースリポート
第4戦 ツインリンクもてぎ
会場: ツインリンクもてぎ
日付:2013年8月3日(土)
天候:晴れ
予選結果:
#31 中嶋大祐:16位
#32 小暮卓史:8位
観客動員数 : 9,500人
大祐は16番手、小暮はスペシャルステージに進出し8番手
第4戦は真夏のツインリンクもてぎでの開催となるスーパーフォーミュラシリーズ。第2戦、第3戦とうまく噛み合わないレースが続くNAKAJIMA RACINGだが、後半戦に差し掛かる大事な1戦をチーム一丸となり全力を尽くして戦う。
蒸し暑い1日となった予選日。朝のフリー走行では、トップから1秒以内に十数台がひしめく中、大祐は12位、小暮は9位を記録。予選に向けて、セットアップを進める。
今大会の予選はスペシャルステージで行われる。これはQ1とスペシャルステージのセッションで構成され、Q1の上位8位までがスペシャルステージに進むことが許される。
スペシャルステージでは、8台の下位から順番に1台ずつ出走し、タイムアタックを行った上で決勝グリッドを確定する。
まずはQ1が開始。上位8台を目指し熾烈なアタック合戦が白熱する中、大祐はサスペンショントラブルで16番手タイムに留まり、ここで予選終了となる。一方の小暮は上位と大きなタイム差はないものの、7番手タイムでなんとかスペシャルステージに進出する。
15分のインターバルをおき、スペシャルステージがスタート。2番手出走の小暮は準備を終え、コースイン。1周のウォームアップラップ後、アタックを開始。大きなミスはなかったもののタイヤを温め切ることができなかったため、順位アップをすることはできず8番手で予選を終える。
明日の決勝は大祐16番グリッド、小暮8番グリッドからの戦いとなる。
チームディレクター 立住 正幸コメント
「小暮はスペシャルステージに進出することはできましたが、順位を上げることはできず、大祐はQ1でのサスペンショントラブルが響き下位に沈んでしまうこととなってしまいました。原因を今夜中に解析し、明日の決勝レースを万全に戦えるように整備を進めます。」
#31 中嶋 大祐選手コメント
「フリー走行ではスペシャルステージへの進出を狙えるだけの手応えがあったのですが、残念ながらQ1の最中にサスペンションアームが緩んでしまい、力を発揮できずに終わってしまいました。明日は気持ちを切り替えて精一杯追い上げをします。」
#32 小暮 卓史選手コメント
「自信があった予選でしたが、あと少しというところまでは来ているものの、その少しを詰め切れていなくて8番手となってしまいました。原因はわかっているので、レースでは思いっ切り自分らしい走りができるよう、すべてを出し切りたいと思います。」
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2013年8月4日(日)
天候:晴れ時々雨
決勝結果:
#31 中嶋大祐:10位
#32 小暮卓史:5位
観客動員数 : 15,500人
不安定なコースコンディション、冷静な走りでポジションアップ
晴天で始まった決勝日。うだるような蒸し暑さの中、朝のフリー走行が開始。
大祐4番手、小暮8番手タイムで確認を終え、決勝スタートを迎えることに。
スタート進行が始まる直前になって、雲行きが急に怪しくなり出し、グリッドウォーク中には大粒の雨が降り出す中、レースがスタート。アッという間に路面が濡れて滑りやすくなったため、コースアウトするマシンが続き、10周が終わる頃には小暮は6番手、大祐は9番手にポジションアップ。2台は冷静にマシンをドライブし、着々と周回を続ける。そんな中、雨は上がり、徐々に路面も乾いていく。
先に動き出したのは31号車の大祐。14周目にピットイン。タイヤ交換と給油を行い13番手でコースに復帰し、前を懸命に追いかける。上位陣がピットインを終えた時点でポジションは10位。諦めない走りで、プッシュし続けたが、ポジションアップはならず、10位でチェッカーを受けた。
一方の小暮は6番手を守りながら36周目にピットイン、そのままの順位でコースに戻る。5番手を走っていたマシンがピットインを終え、目の前にコースインしたがそれをオーバーテイクしてポジションを1つ上げ、残り周回を精一杯走り切り、そのままチェッカー。開幕戦以来のポイント獲得となった。
#31 中嶋 大祐選手コメント
「スタート直後、まだ路面が濡れている時に9位までポジションを上げることが出来ました。ポイント獲得を狙って早めにピットストップを行なったのですが、ピットアウトしてから5周ほどのラップタイムが思うように上がらず裏目に出てしまいました。10位という順位には満足出来ませんが、レース終盤のペースは良かったですし、収穫もたくさんあるレースでした。今回得たデータを活かし、次戦はポイント獲得を目指します。」
#32 小暮 卓史選手コメント
「スタートは悪くなく、ハーフウェットのコンディションに気を遣いながらもペースも悪くなかったので状況を窺う周回が続くことになりました。コースの後半において、路面が濡れていたので慎重になりながらも、前方を走行していた車のトラブルで順位を上げることができました。その後、ドライに路面が変化し、ペースも悪くなかったのですが、前車に引っかかり思うように進むことができず我慢の走行となりました。素早くピット作業を終えてくれ、コースに戻れたので、その後はうまくプッシュができました。アウトラップのクルマを3コーナーでパスできたのは、作戦通りだったと思います。その後は自分のペースで走ることができ、前を追い抜きたかったのですが、ギャップが大きくパスはできませんでした。
今回、いろいろな大きなセッティング変更、および今まで思いもしなかったマシンセッティングの方向性が発見できました。次戦の菅生においては、大きな希望と期待が持てそうです。」
総監督 中嶋 悟コメント
「うまく噛み合わないレースが続いていましたが、それぞれの頑張りでポイントを獲得することができ、前戦に感じた明るい兆しがより濃くなった気がします。残りレースが少なくなってきましたが、諦めることなくチームの力を合わせて、まずは1勝を掴みとれるよう頑張っていきたいと思います。
暑い中の多くのご声援を本当にありがとうございました。次戦もよろしくお願い致します。」
※第6戦は9月28、29日にスポーツランド菅生にて開催されます。