Report レースリポート
第2戦 ツインリンクもてぎ
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2012年5月12日(土)
天候:晴れ
予選結果:
#31 中嶋大祐:12位
#32 小暮卓史:10位
観客動員数 : 6,500人
スペシャルステージ方式の予選。果敢なアタックも実らず、下位グリッドで決勝へ
第2戦の予選は通常とは異なるスペシャルステージ方式で行なわれる。これは、予選1回目(Q1)の結果をもとに、下位のマシンから順番に1台ずつ出走し、2周目の計測タイムの結果によりグリッドが決定する方式。
清々しい晴天のなか、朝のフリー走行で、大祐はブレーキに若干問題を抱えつつも、順調にセットアップを進めた。小暮もスーパーラップ用のタイヤの皮むきなど、セットアップを何種類か試すことができた。
11時10分から開始された予選1回目。大祐はアタックラップをうまくまとめることができたが、一方の小暮は、前を走行するマシンのスピンの影響でタイムを出すことが出来ず、大祐10位、小暮12位で午後のスペシャルステージに臨むこととなった。
そして14時25分から始まったスペシャルステージ方式の予選。6番目スタートの小暮、8番目スタートの大祐は、ともに果敢にアタックしたが、小暮10位、大祐12位で予選を終えた。
チームディレクター 藤井 一三コメント
「朝のフリー走行から、良い感触はありました。スペシャルステージではマシンをいじり過ぎて逆にピントがズレてしまったのかもしれません。明日のレースは厳しいポジションからのスタートとなりますが、うまくまとめられるように考えます」
#31 中嶋 大祐選手コメント
「まだトップとの差はありますが、予選1回目で上位と僅差の中で戦い手応えを感じることが出来ました。スペシャルステージでは路面コンディションの変化を読み切れずに、タイムアップをすることが出来ず残念でした。しかし、今回持ち込んだセッティングの方向性は間違っていないと思うので、落ち着いて煮詰めていけば結果は付いてくると思います」
#32 小暮 卓史選手コメント
「フリー走行からバランスがあまり良くなく、さらに今回新たに持ってきたセッティングがいいところも悪いところもあり、かなり苦戦しました。予選前に大幅にセッティングを変更したため、ぶっつけ本番となりましたが、マシンバランスはかなり向上しいつもの動きに戻りました。前のマシンとのタイム差は僅差で、あとコンマ1、2秒で順位が大きく変わったので悔しい予選になりました。明日のレースは、ベストを尽くせばいい結果が出ると信じています。頑張ります」
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2012年5月13日(日)
天候:晴れ
決勝結果:
#31 中嶋大祐:10位
#32 小暮卓史:リタイア
観客動員数 : 9,000人
小暮は不運なリタイア。大祐は順位を守りきり10位フィニッシュ
晴天に恵まれた決勝日。朝のフリー走行では、マシンの最終チェックと、スタート練習を行ない、午後の決勝に備える。
14時30分から始まった52周回の決勝レース。10番手スタートの小暮は無難にスタートを決め、前を追いかけるも、5周目にハーフスピンしたマシンにつられる形でスピン、コースアウトを喫し、グラベルにつかまってしまい、ここでマシンを降りることに。
一方、12番グリッドの大祐は、スタートで順位を落とすも、その後は順調にラップを重ね、前を走るマシンを追いかける。タイヤ交換と給油のピット作業を行ない、10番手でコースに復帰。後続の選手にじわじわと差を詰められるが、順位を守り切り10位でチェッカーを受けた。
チームディレクター 藤井 一三コメント
「小暮は、これから追い上げようかというところだったのでスピンアウトは残念でした。 大祐はベテランのロイック選手とのバトルでいい経験ができたと思います。次は2台とも上位でのフィニッシュを目指します」
#31 中嶋 大祐選手コメント
「レース中のラップタイムが思ったほど伸びず、我慢の展開となってしまいました。しかし、ミスなく走り切って今後に繋がるレースが出来たと思います。まだまだ足りていない部分が多いですが、まずはポイント獲得を目指して、引き続きチーム一丸となって精一杯頑張っていきます」
#32 小暮 卓史選手コメント
「スタートは悪くなく1つポジションを上げましたが、5周目に、1コーナーでブレーキングのミスによるスピン、エンジンがとまってしまい、ここでレースを終えてしまいました。今回のレースは、ポイントを獲って次に繋げていかなければいけなかったのに、つまらないミスでふいにしてしまい悔しいレースになりました。ですが今回、大幅に変えてきたレースセットは、今後に繋がるものだと感じています。次戦のオートポリスでは、マシンを進化させて悪い流れを断ち切り、予選から最高の走りをしたいと思います」
総監督 中嶋 悟コメント
「土曜日の予選ではやはりスピードが足りず、2台とも下位に沈んでしまいました。今日の決勝レースですが、小暮に関しては早々に単独でスピンアウト、残念としか言いようがありません。大祐は最後まで他のマシンの追撃を振り切りポジションを落とすことなく完走したことで、次への期待に繋がったと思います。
今回もたくさんのご声援をありがとうございました」
※第3戦は5月26日、27日にオートポリスにて開催されます。