Report レースリポート
第1戦 鈴鹿サーキット
会場:鈴鹿サーキット
日付:2012年4月14日(土)
天候:雨のち晴れ
予選結果:
#31 中嶋大祐:15位
#32 小暮卓史:11位
観客動員数 : 15,000人
開幕戦は噛み合わないまま下位で予選を終えるも、本番での巻き返しを期す。
いよいよ始まる全日本選手権フォーミュラ・ニッポン。NAKAJIMA RACINGは、2年目となる中嶋大祐と、今年こそ悲願のチャンピオンを狙う小暮卓史で1年間のレースシーズンを戦う。
金曜日に1時間半のテスト走行を終え、迎えた予選日。昨夜から雨が降り続き、朝のフリー走行はウェットコンディションでの走行となった。そのフリー走行では、小暮が9番手、大祐が13番手のタイムを記録し、いよいよ開幕戦の予選が開始する。
今回の予選はノックアウト方式で行われた。ノックアウト方式の予選とは、Q1 は全17台が出走し、上位13台がQ2へ進出。これの上位8台がQ3へ進出し、最終的にグリッドが決定する。
Q1が開始された14時時点で雨は止んでいて、路面が微妙な状況の中、2台ともレインタイヤでコースイン。すぐにスリックタイヤに交換しアタックを開始。アタック中、逆バンクでコースオフ、タイムロスして大祐は15番手タイムで予選を終えてしまうも、小暮は13番手でかろうじてQ2に進出。
Q2までに小暮はセッティングの不具合を訴え、修正してアタックするも改善されず11番手で予選を終えた。
チームディレクター 藤井 一三コメント
「噛み合いませんでしたね。苦しいポジションからのスタートになりますが、強いチームとして復活するために全員で頑張ります」
#31 中嶋 大祐選手コメント
「フリー走行から様々なトライを繰り返していましたが、予選までに合わせることが出来ませんでした。後方からのスタートではありますが、ポジションを一つでも上げることが出来るように精一杯頑張ります」
#32 小暮 卓史選手コメント
「タイム的には11番手という厳しいポジションですが、明日に向けてデータが取れたのはよかったです。今日の結果にはまったく納得できていないですが、明日はベストを尽くして確実に、より上の順位でゴールしたいと思っています」
会場:鈴鹿サーキット
日付:2012年4月15日(日)
天候:晴れ
決勝結果:
#31 中嶋大祐:16位
#32 小暮卓史:15位
観客動員数 : 28,000人
晴天に恵まれた決勝日だったが、波乱のレースとなり悔しい結果に。
晴天に恵まれた決勝日。Enjoy Hondaイベントの併催もあり、多くの観客でスタンドが埋め尽くされた鈴鹿サーキット。小暮は11番、大祐は15番グリッドからスタートを待つ。
14時30分から始まった43周回の決勝レース。小暮は無難にスタートするも、大祐は接触を避けるため軽くコースオフして最後尾からの追い上げとなる。
大祐は前を走る39号車に追いつき、シケインでパスしようとして接触、リアタイヤがパンクして予定外のピットインをすることになり大きく遅れてしまった。一方の小暮は集団での走行が続く14周目にルーティンのピットイン。この際、給油リグにトラブルが発生しガソリンが補給できていなかったため、再度、給油とタイヤ交換を行うこととなり、ポジションを落とすことに。さらには給油リグのトラブルの際、ピット作業違反のペナルティが課され、終わってみれば小暮は15位、大祐は16位という結果となった。NAKAJIMA RACINGの開幕戦は2台とも波乱のレースとなり、次戦に雪辱を期す。
チームディレクター 藤井 一三コメント
「散々なレースになってしまいました。接触、給油リグの不具合、作業ミス等あらゆるトラブルが出てしまいました。対策と対応を考えて、次戦から出直しです」
#31 中嶋 大祐選手コメント
「厳しいレースでした。オープニングラップで波乱があり、前半はペースの遅いマシンにつかえてしまう内容となりました。前のマシンと比べると、ラップタイムはかなり速かったのですがなかなかパスすることが出来ず、少し思い切ってトライしなければいけませんでした。結果的にシケインでパスすることは出来たのですが、接触によってタイヤにダメージを負ってしまい、ピットストップを1回多くしなければならなくなってしまいました。さらにピット作業に関するドライブスルーペナルティもあり、結果は散々でしたが、レースペースはそれほど悪くありませんでした。次戦以降も、チームと力を合わせて精一杯頑張ります」
#32 小暮 卓史選手コメント
「度重なる不運とミスにより、不本意ながら15位となってしまいました。この結果に対して思うところはたくさんありますが、自分にできることのベストを尽くしてチームと力を合わせて、現状を打破できるように頑張っていきたいと思います」
総監督 中嶋 悟コメント
「予選からの流れの悪さがすべて本番にあらわれてしまい、我がチームが得意とするピット作業にまでもミスが出てしまい、見苦しいレースをしてしまいました。次までにいろいろと確認をして次戦に臨みます。多くのご声援をありがとうございました」
※第2戦は5月12、13日にツインリンクもてぎにて開催されます。