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Report レースリポート

2011 FORMULA NIPPON RACE REPORT

第2戦 オートポリス第2戦 オートポリス

予選
会場:オートポリス
日付:2011年6月4日(土)
天候:晴れ
予選結果:
 #31 中嶋大祐:10位
 #32 小暮卓史:3位
観客動員数 : 9,116人

晴天に恵まれた予選日!中嶋は10番手、小暮は3位で決勝へ

震災の影響により約1か月遅れで開幕となったフォーミュラ・ニッポン。開幕戦では小暮が2位表彰台、大祐はデビューレースを11位完走で終え、ここ九州にあるオートポリスで第2戦を迎えることとなった。

晴天に恵まれた予選日。今回の予選はノックアウト方式で行われた。ノックアウト方式の予選とは、Q1は全16台が出走し、上位12台がQ2へ進出。これの上位8台がQ3へ進出し、最終的にグリッドが決定する。

13時50分より開始されたQ1では、大祐12位、小暮4位でともにQ2への進出を決める。つづくQ2では10番手タイムを記録した大祐がノックアウト、小暮は5番手タイムを記録し最終セッションへ駒を進める。Q3で小暮はQ1、2で問題となっていたオーバーステアも少しは改善されたもののトップタイムを出すまでには至らず、残念ながらの3位となった。


チームディレクター 藤井 一三コメント

「小暮はなかなかセットが詰め切れず3番手グリッド。大祐はクルマのバランスはよかったもののQ2でのタイムアタックで若干ミスもあり、Q3への進出はならず10番手からのスタートとなります。また明日のレースも厳しい戦いになりそうです」


#31 ドライバー 中嶋 大祐選手コメント#31 中嶋 大祐選手コメント

「Q3への進出にあと1歩というところまで迫ることはできましたが、コンマ3秒ほど足りませんでした。しかし、鈴鹿での予選と比べるとかなり充実したセッションにすることができたと思います。今回の経験は必ず次のイベントでの予選で活きるはずです。明日の決勝に向けて、ドライビングとセットアップの両面を煮詰め、ひとつでもポジションを上げてレースを終えることができるように頑張ります」


#32 ドライバー 小暮 卓史選手コメント#32 小暮 卓史選手コメント

「フリー走行でのマシンクラッシュの影響によりQ1はマシンのハンドリングバランスを見誤り、リアがとてもナーバスで乗りづらくなってしまいました。Q2はそれを踏まえてセッティングを施したのですが路面状況が変化し、逆に悪くなってしまい、タイムは更新したもののイメージ通りには走れませんでした。そこで、Q3は違う方向のセッティングをしました。コントロールはしやすくなり、タイムも上がったのですが、マシン本来のポテンシャルを発揮できなかったと思います。タイム的には3番手、明日の決勝を考えれば悪くはありませんが、自分的には速く走る自信があったのでチームにも申し訳ないですし、不本意です。明日は開幕戦と同じミスを犯さないように勝ちにこだわって戦いたいです」




決勝
会場:鈴鹿サーキット
日付:2011年6月5日(日)
天候:雨のち曇り
決勝結果:
 #31 中嶋大祐:リタイア
 #32 小暮卓史:リタイア
観客動員数 : 13,030人


天候に恵まれず悔しい結果へ

朝から雨が降り続いた決勝日。駆け付けた九州の大勢の観客が見守る中、小暮は3番、大祐は10番グリッドからスタートを待つ。

レース開始直前には雨が小降りになったものの路面はまだウェットの状態で、ウェットタイヤでスタートを切った。大祐を含む5台が1ラップ目にドライタイヤに交換するためにピットに入った。続いて小暮をピットに呼び戻しドライタイヤに交換する予定であったが、その周のダウンヒルストレート手前のヘアピンでスピン、エンジンストールでリタイアとなった。ポジションを上げて5位を走っていた大祐も1コーナーで単独スピン、グラベルにつかまりリタイアとなりNAKAJIMA RACINGのオートポリスラウンドは終了した。


チームディレクター:藤井 一三チームディレクター 藤井 一三コメント

「なす術がありませんでした。たらればですが、何もなければトップ争いができていたと思います。この悔しさは次回のレースにぶつけようと思います」


#31 ドライバー 中嶋 大祐#31 中嶋 大祐選手コメント

「ピットストップのタイミングが良く、スタート後の数ラップで大きく順位を上げることが出来ました。さらに6周目にはオーバーテイクも成功させることが出来て5位を走行していたのですが、7周目1コーナーでのブレーキングでギャップを乗り越えた際にリアタイヤがロックしスピンしてしまいました。多くのポイントを獲得できるチャンスだったので、チームに申し訳なく思っています。この悔しさをバネに次の富士では良いレースが出来るように頑張ります」


#32 ドライバー 小暮 卓史#32 小暮 卓史選手コメント

「スタートはよかったのですが、1コーナー立ち上がりで塚越選手と接触があり、ハンドルが少し曲がってしまいました。レインタイヤでの走行だったのですが、急激に路面が乾いてきてグリップが低くなってしまい、チームからピットインをどうするか無線でやりとりがあったのですが、前後のマシンが入らなかったのでステイしました。その周のヘアピンでタイヤが滑るのを気にしながら走っていたのですがミスで、第2ヘアピンでスピンしてしまいました。スピンしてしまった時にエンジンをストールさせそのままリタイア。シーズンを通して見るともったいない結果になってしまいました。変わらずマシンのポテンシャルは高いですし、富士もポールトゥウインを目指して戦いたいと思います。たくさんの応援をありがとうございました」


総監督 中嶋 悟総監督 中嶋 悟コメント

「いろんな意味で慌ただしいレースでした。小暮、大祐ともにコンディションに合わせられず残念な結果でした。小暮は早々にコースを外れ残念ながらリタイア、大祐はベストなタイミングでタイヤ交換を行い、ポジションを5番手まで上げましたが少し若さが出たと思います。次回の富士に向けて、また気持ちを入れ替えチーム一丸となり戦いたいと思います。今回も多くのご声援をありがとうございました」

※次回のレースは7月16日・17日の富士スピードウェイとなります。




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