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Report レースリポート

2011 FORMULA NIPPON RACE REPORT

第1戦 鈴鹿サーキット第1戦 鈴鹿サーキット

予選
会場:鈴鹿サーキット
日付:2011年5月14日(土)
天候:晴れ時々雨
予選結果:
 #31 中嶋大祐:11位
 #32 小暮卓史:2位
観客動員数 : 14,000人

大祐選手FNデビュー戦は11位で予選終了。小暮選手は渾身の走りで2位獲得!

震災の影響により約1か月遅れで開幕となったフォーミュラ・ニッポン。NAKAJIMA RACINGは、FN初参戦となる中嶋大祐と、昨年から引き続き小暮卓史で1年間のレースシーズンを戦う。

晴天に恵まれた予選日。朝のフリー走行では、小暮が3番手、大祐が10番手のタイムを叩き出し、予選に向け順調なスタートを切る。

今回の予選はノックダウン方式で行われた。ノックダウン方式の予選とは、Q1は全16台が出走し、上位12台がQ2へ進出。これの上位8台がQ3へ進出し、最終的にグリッドが決定する。

13時30分より開始されたQ1では、大祐、小暮ともに難なくQ2への進出を決める。しかし、Q2開始直前、小雨が降り始め、ウェット宣言が発表される。雨が強くなる前にタイムアタックをするため、セッション開始直後に2台ともにコースインするが、大祐は思うようなタイムアタックができず、11位で予選を終える。一方小暮は、小雨にも関わらず渾身の走りをみせトップタイムをマークし、Q3に進出。その後雨も止み、ポールポジション目指してアタックするもトップと僅差の2番手グリッドで明日の決勝を臨むことになった。


チームディレクター 藤井 一三コメント

Q1は小暮、大祐とも順調にこなしQ2への進出を決めました。Q2開始直後に小雨が降り始めました。そのため予定よりも早くコースインしてタイムアタックさせることにしました。小暮はトップタイムでのQ3進出を決めましたが、大祐はうまくアタックのタイミングがとれずQ3進出を果たすことができませんでした。本人も悔しがっていますし、明日の決勝は頑張ってくれると思います。小暮のQ3は惜しくも2位で終わることになりましたが、もうすでに明日の決勝を見据えてセッティングと作戦を話し合っています。明日の決勝を楽しみにしていてください。


#31 ドライバー 中嶋 大祐選手コメント#31 中嶋 大祐選手コメント

フリー走行で自分の足りない部分がわかり、それを着実に改善することができ、Q1の終了時点までは狙い通りにスピードを上げることができましたが、Q2のときに雨が降ってきて、少し注意しすぎてしまい攻め切ることができませんでした。マシンには少なくともQ3まで進むことができるポテンシャルがあったのに非常に残念です。明日の決勝ではスタートでまず前へ進んでできるだけ上位に食い込みたいと思います。


#32 ドライバー 小暮 卓史選手コメント#32 小暮 卓史選手コメント

予選はフリー走行からマシンセッティングを変更した結果、ポールポジションを狙えるマシンで戦うことができました。Q1に関しては、クルマの状態を確認しながらのバランス取りをメインに、Q2は雨が降ってきて2ラップ目にアタックをしましたが、セッティングの変更が功を奏してトップタイムでQ3に進出することができました。Q3はQ2の状態がよかったのでマシンのセット変更をせずに臨みましたが、路面がよくなったせいかマシンバランスが崩れてしまいました。自分のミスの影響もあったのですが、2番手は非常に悔しいです。マシンの状態はいいので、決勝でもそのパフォーマンスを発揮してくれると思うので、明日は優勝するのみです!




決勝
会場:鈴鹿サーキット
日付:2011年5月15日(日)
天候:晴れ
決勝結果:
 #31 中嶋大祐:11位
 #32 小暮卓史:2位
観客動員数 : 20,500人


晴天に恵まれた決勝日!激しい接戦のレースとなる!

引き続き晴天に恵まれた決勝日。駆け付けた大勢の観客が見守る中、小暮は2番、大祐は11番グリッドからスタートを待つ。

13時45分から始まった38周回の決勝レース。絶妙なスタートを切った小暮は、1コーナーでトップに躍り出る。

一方、大祐は、オープニングラップに他車のスピンを避けるためにオーバーラン、最下位まで順位を落としてしまう。その後小暮は2番手のマシンとテール・トゥ・ノーズのバトルを繰り広げるが、義務となっている給油・タイヤ交換のピット作業での小さなミスが響き、トップの座を明け渡してしまう。反撃を開始するも、タイヤにフラットスポットを作ってしまい、そのままの順位でチェッカーを受けた。

小暮は2位、大祐は最後尾からの諦めない走りで予選順位と同じ11位で開幕戦を終えた。


チームディレクター:藤井 一三チームディレクター 藤井 一三コメント

小暮は逆転負けとなってしまいました。ピット作業でリアタイヤの交換に少し手間取り、アンドレ選手に逆転されてしまいました。追い上げをしていたのですが、バイブレーションが出て途中から2位キープに切り替えました。大祐はスタートで前のマシンがスピンしその影響でポジションを落としてしまいました。早めにピット作業を行ないスタート時のポジションまでは挽回したのですが、前を走るマシンを抜くまでには至らずそのままチェッカーを受けました。初戦をミスなく走り切ったのはひとつの収穫だと思います。


#31 ドライバー 中嶋 大祐#31 中嶋 大祐選手コメント

スタート自体は悪くありませんでしたが、その後の2コーナーでスピンをしたマシンを避けるためにコース外まで出てしまい最後尾まで落ちてしまいました。そのあとは常に前のマシンに引っかかってしまい、思うような展開になりませんでした。 レース終盤、前を走っていたマシンに比べタイヤに余裕があったので、なんとしてもパスしたかったのですが、あと1歩のところで叶いませんでした。11位という結果は満足できるものではありませんが、これだけの長いレースを戦うのは初めてのことなので収穫の多い1 日でした。応援していただいたすべての皆様、ありがとうございました。次戦も精一杯頑張りますのでご声援をよろしくお願いします。


#32 ドライバー 小暮 卓史#32 小暮 卓史選手コメント

すごくいいスタートがきれて、トップに立つことができました。そのまま自分のペースでレースを運びながら2番手のアンドレ選手のペースが速くて負けないよう走っていましたが、ピットインをした際にタイムロスがあり、アンドレ選手に抜かれて2番手になってしまいましたが、マシンのポテンシャル的にはトップを取り戻す自信がありました。ピットアウト後、ヘアピンで大きなフラットスポットを作ってしまいがらず、順位をキープしなければならない状況になってしまい辛かったですが、その状況の中で2位を獲れたのは救いでした。今回の鈴鹿のレースウィークを通じてマシンの進化と高いポテンシャルを発揮することを確認できたので、次回のオートポリス戦では悔しさをバネに結果を残したいです。そして、その自信もあります。


総監督 中嶋 悟総監督 中嶋 悟コメント

勝てたレースを残念ながらピットでの作業で逃してしまいました。しかし、32号車の速さは証明できたと思いますので、シーズンを通しての戦い方を考え、戦っていきたいと思います。31号車はスタートでの前のマシンのスピンにより、コースアウトして最下位になったけれども、ピット作業などで挽回して、11位まで復帰することができました。初めてのレースでしたが、完走したことでいろいろなことを学べたレースだったと思います。多くのご声援をありがとうございました。次回もご声援をよろしくお願いします。

※次回のレースは6月5日・6日のオートポリスとなります。




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