Report レースリポート
JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010
会場:富士スピードウェイ
日付:2010年11月13日(土)
天候:晴れ
決勝結果:
#31 山本尚貴:8位
#32 小暮卓史:6位
観客動員数 : 23,000人
山本は怒濤の追い上げを披露し8位。小暮はセッティングに苦しむも6位フィニッシュ
朝から晴天に恵まれ、いよいよ始まったFUJI SPRINT CUP。国内レースの最高峰であるフォーミュラ・ニッポンとSUPER GTが一挙に見られるということで、大勢の観衆が見守る中、フォーミュラ・ニッポンのRace1が開始された。
予選は31号車の山本尚貴が10番手、小暮卓史が8番手と思うようにいかなかったが、2台ともスタートを上手く決め、1コーナーに入った。小暮はポジションを2つ上げ6番手、一方の山本は前を走るロイック選手のスピンに巻き込まれポジションを13番手まで落としてしまう。しかしそこから平中選手、JP選手、松田選手と連続でパス、ケイ選手と抜きつ抜かれつのデッドヒートを展開。これをパスして8位まで順位を挽回してチェッカーを受けた。
小暮は今一つセッティングが完璧ではなく、前のマシンに追いつくもののパスするには至らず6位でチェッカーを受けた。
チームディレクター 藤井 一三コメント
第1レース、山本のオーバーテイクで楽しんでしまいました。小暮は少し苦戦したようです。明日まだもう1レースあります。2台共オーバーテイクシーンを沢山見せられるように頑張ります。
#31 山本 尚貴選手コメント
スタートで出遅れてしまってポジションを落としてしまいましたが、マシンの調子が非常に良くオーバーテイクをたくさんすることができました。残念ながらポジションは8位とあまりよくありませんでしたが、オーバーテイクをするという経験はたくさんできたので非常にいいレースだったと思います。明日も頑張りますので応援よろしくお願いします。
#32 小暮 卓史選手コメント
スタートがそこそこ上手くいって5番手までポジションアップできました。ただ、ラップペースが思ったほどは伸びなくて途中、後続の20号車に追い詰められ最終コーナー手前で半車身コースアウトしてハーフスピンしたので、マージンがなくなりAコーナーでパッシングを許してしまいました。その後も自分の思うようなペースで走れず6位でチェッカーを受けました。このレースは自分的には満足いっていないのですが、Race2に向けてのいいデータがとれたと思います。
会場:富士スピードウェイ
日付:2010年11月14日(日)
天候:曇り
決勝結果:
#31 山本尚貴:2位
#32 小暮卓史:13位
観客動員数 : 33,000人
山本歓喜の今季初表彰台に輝く!小暮は接触で順位落とすも粘りの走りを魅せた
うす曇りの空を自衛隊の戦闘機がフォーミュラ・ニッポンRace2のスタートに花を添えてくれる中、全マシンがスタートを切った。山本は抜群のスタートダッシュでアンドレ選手に続く2番手で1コーナーに進入。その後もトップのアンドレ選手と遜色ないラップタイムを刻みながら追走し、そのまま2番手でチェッカーを受け、今シーズン初の表彰台をゲットした。
一方の小暮は接触もあり順位を落とすも確実に1台ずつパスしていく。しかし7号車のケイ選手をパスしようとして接触、このためドライビングスルーペナルティを受けてしまい13位でチェッカーとなった。
チームディレクター 藤井 一三コメント
今日もレースを楽しんでしまいました。山本はスタートダッシュを上手く決め、そこからトップのアンドレ選手を懸命に追走しました。ラップタイムも遜色なく素晴らしいレースが出来たと思います。来期に繋がる走りでしたね。小暮は残念でしたが力はある選手。予選の失敗を挽回しようとしての結果です。7号車のケイ選手には迷惑かけてしまいました。
1年間応援有難うございました。
#31 山本 尚貴選手コメント
スタートをうまく決めることができて、1コーナーを3番手でクリアーできました。2番手の井出選手を早めに攻略することができてそこからはマシンの調子が非常に良く、トップのアンドレ選手を追いかけました。後半は少しペースが落ちてしまってトップに立つことはできなかったのですが、今年最後のレースで表彰台に上ることができて自分の中にあった目標をクリアーすることができてとても嬉しかったです。
1年間、NAKAJIMA RACINGでたくさんのことを学ばせてもらって、たくさんの人に支えられて、最後は2位という結果を残せたことは、本当にみなさんに感謝したいです。今年学んだことを活かして、来年以降も頑張りたいと思いますので応援よろしくお願いします。1年間ありがとうございました。
#32 小暮 卓史選手コメント
スタートはそこそこ良かったのですが、1コーナーを無事に追加しAコーナーにおいてオーバーランしたためポジションを落としてしまいました。その後、何台かオーバーテイクしましたが、1台パッシングされてしまいました。7号車と接触し、ペナルティが課せられたため大きく順位を落とすことになってしまいました。徐々にマシンの状態も良くなってきましたが、結果に結び付かなかったことが残念なレースでした。
1年間多くのご声援ありがとうございました
中嶋 悟 総監督
今シーズンの泣いても笑っても最後のレースでした。応援してくれた皆様にあらためて感謝の意を述べさせていただきます。フォーミュラ・ニッポンでは山本が2位と小暮が13位、GTにおいては我々の課題であったタイヤのパフォーマンスが上がっていることを確認でき、今シーズン最高位の4位で締めくくることができました。あらためて1年間ありがとうございました。
※テレビ番組放送予定
11月21日(日)13:00-14:55 BSフジ「SUPER GT」
11月21日(日)16:30-17:25 フォーミュラ・ニッポン