Report レースリポート
第1戦 鈴鹿サーキット
会場:鈴鹿サーキット
日付:2010年4月17日(土)
天候:晴れ
予選結果:
#31 山本尚貴:5位
#32 小暮卓史:PP
観客動員数 : 21,000人
シーズン開幕!小暮選手ポールポジション獲得!ルーキー山本選手も好位置に
昨日の雨とは打って変わって朝から晴天に恵まれた予選日。朝のフリー走行では小暮がトップタイム、山本が6番手と昨年からの好調を継続しているNAKAJIMA RACING。
今回の予選はノックダウン方式で行われた。ノックダウン方式の予選は、セッション1 は全14 台出走し、上位11 台がセッション2 へ進出。これの上位8 台がセッション3 へ進出し、最終的にグリッドが決定する。
2台とも順調にQ3に進出し、迎えた最終セッション。残り7分となった時点で小暮、山本と続いてコースイン。いつも通りにタイヤを温め、タイムアタックに入った。小暮がベストタイムを記録した直後、最終コーナーでロイック選手がクラッシュ、赤旗となった。
山本は赤旗直前にタイムを記録していたのだが、若干アタックに失敗、タイム的には満足のいくものではなかった。結果この赤旗で予選は終了し、小暮はコースレコードとなる1分38秒917でポールポジションを獲得した。山本はルーキー最高位の6位で予選を終え、明日のレースに臨むことになった。
※予選2位の8号車が車検でペナルティを受けたため、山本は5位に繰り上がりました。
チームディレクター 藤井 一三コメント
小暮選手がポールポジション、ルーキーの山本君が6位と上出来?の予選でしたかね? 初のノックダウン予選を経験した山本君は、まだ少しタイヤの温め方等勉強しなければいけませんね。またライバル達もタイムの伸びはすばらしく、明日のレースも油断はできませんね。
#31 山本 尚貴選手コメント
初めての予選で、まずはQ3進出を目指して走りました。今までニュータイヤでの走行があまりできていなかったので、予選でニュータイヤを履きながら徐々に慣れていったと思います。最後のQ3はうまくタイヤを温められず、計測2周目にタイムアップを狙いましたが赤旗になって終了になってしまいました。明日の決勝に向けてもう1度データを見直して、1つでも順位をあげてゴールしたいです。
#32 小暮 卓史選手コメント
マシンのポテンシャルがすごく高くてフリー走行から、大きなセット変更もなく走れましたね。Q1は中古タイヤでアタックしましたが、とてもコントロールしやすかったです。Q2はニュータイヤを履きましたがそのわりにタイムが伸び悩んでしまいました。その時は正直焦りましたが、温めるタイミングなどの原因もあったけど、自分が攻め切れていなかったのが1番の原因だったと思います。Q3はクルマのアジャストはしたけど、結果的にそのQ2のタイムが刺激になり、自分の中ではアグレッシブに攻めることができました。それに応えてくれるマシンだったので、最高の結果が出たと思います。チームに感謝したいです。
会場:鈴鹿サーキット
日付:2010年4月18日(日)
天候:晴れ
決勝結果:
#31 山本尚貴:7位
#32 小暮卓史:優勝
観客動員数 : 30,500人
小暮選手が逆転で今季初優勝!山本選手もルーキー最上位の7位でチェッカー!
昨日までの気候とは変わって春の陽気が少し戻ってきた鈴鹿サーキットで、今シーズンのフォーミュラ・ニッポンの開幕戦が行われた。
ポールポジションから小暮、5位から山本とスタートシグナルを待つ。しかしスタートで両選手共ポジションを落としてしまう。山本は井出選手をなかなか抜けず、早めのピットインでタイヤ交換と給油を行った。
小暮は、トップのマシンと一定の間隔を保ちながら走行し、そのトップのマシンの動きを見てピットインのタイミングを決めた。これがうまくいき、ピットアウトして1コーナーに進入した時にはトップを奪取。ポジションを逆転することができた。そのままつかず離れずの状態ではあったが、トップをキープして優勝。小暮は開幕戦をポールtoウィンで飾った。
一方の山本はピットアウト後のペースは非常に良く、前を走るマシンに追いつくものの抜くまでには至らず、ルーキー最上位の7位でチェッカーを受けた。山本はフォーミュラ・ニッポン初レースで初ポイントゲットを果たした。
チームディレクター 藤井 一三コメント
2台揃ってスタートでポジションを落としてしまいました。ただ小暮、山本両選手共、前のマシンに離されることなく落ち着いてレースを進めてくれました。
チームの作戦も上手く運び最高の結果が出せました。
だだ、やはりライバル達のスピードアップも目覚ましく、次のレースに向けて新たな気持ちで取り掛からなければと思っています。
#31 山本 尚貴選手コメント
初めてのレースでまず完走でき、1つのステップを踏めたので収穫だったと思います。
スタートは失敗して、ポジションを落としてしまい前のマシンをうまく抜けずペースをあげることができず早めにタイヤ交換をして自分のペースで走ることに専念しました。その時のペースはよかったですし前に追いついていったのですが、昨年のチャンピオン・ロイック選手を抜けず7位で終わってしまったことは悔しかったです。最後まで走り切って初めてわかったこともあったので、この経験を次のレースに活かしたいです。
#32 小暮 卓史選手コメント
いやもう、感謝感激です。チームの作戦などすべてがうまくいきました。でも、スタートでミスをして2番手になってしまいましたが、前のマシンとの間隔を保って走れたのとチームのピットワークが素晴らしくて、逆転することができました。後半、ブレーキングでタイヤスポットを作ったりして難しい状況だったのですが、最後までうまく走れました。
中嶋 悟 総監督
とりあえず開幕戦で優勝できたことは喜ばしいことです。今年はは山本くんという新人を迎えて総力をあげて挑みました。小暮選手の優勝はチームに今年の勢いを作れるのではないかと考えます。この勢いで次戦もてぎも頑張りたいと思います。ご声援ありがとうございました。