Report レースリポート
第7戦 AUTOPOLIS GT 450km RACE
会場:オートポリス
日付:2023年10月14日(土)
天候:曇
予選結果:15位
観客動員数: 6,500人
残り2戦となったSUPER GT RACE。新たな試みにも挑戦し、上位獲得を目指す。
第7戦は九州唯一の大会で、阿蘇山に連なる山間部に位置するオートポリスで開催される。Modulo Nakajima Racingは前戦の菅生大会ではノーポイントに終わり、この大会を含み残り2戦で上位を獲得し、いい締めくくりをしたいところ。
予選日は曇り空で肌寒い1日となったオートポリス。まずは公式練習で確認作業を進め、公式予選に臨むことに。Q1を担当する太田格之進はミスのないアタックを見せて公式練習のタイムを大幅に縮めたが、ライバルたちのタイムはさらに上をいき、結果は15位となった。
総監督 中嶋 悟コメント
「頑張ったんだけど、思うようなタイムにはなりませんでした。新たな試みをしましたが、残念ながら結果には結びつかず・・・また課題を1つ1つクリアしていくしかありません。明日は450qの長いレースなので、最後まで粘り強いレースをして、1つでも上位でフィニッシュしたいと思います。」
伊沢 拓也選手コメント
「公式練習から、必要なトライをいろいろとしています。何がだめだったのかという検証はまだできていませんが、それをきちんとすることで今日試していることが最終戦のもてぎに生きてくると思っています。明日の決勝も最後までちゃんと戦い切って、様々なものを得ることはとても重要だと思うので、最後まで諦めずに戦っていきます。」
太田 格之進選手コメント
「前戦のSUGOでもそうだったのですが、練習からあまり良くありませんでした。原因はいま究明中ですが、テストで良かったものが予選では機能していない感触なので、そのあたりはもう少し細かく見ていく必要があると考えています。今日の結果は悔しいですが、最善の走りはできたと思うので、僕たちのポテンシャルをもっと上げていかなければなりません。明日少しでも挽回するために、もっといろんなことを話し合って臨みたいと思います。」
日付:2023年10月15日(日)
天候:晴
決勝結果:11位
観客動員数:13,500人
予選からの改善を得られた決勝レース。
このデータを生かし最終戦でのベストパフォーマンスを誓う。
決勝日も曇りの天候で風があって肌寒く、深まる秋を思わせる気候となった。今大会は450qで争われ、2回の給油義務があるレースとなる。
大分県警先導のパレードラップ後、97周の決勝レースがスタートを切る。Modulo Nakajima Racingのスタートを担当するのは伊沢拓也。15番グリッドからスタートした伊沢は、ポジションキープで序盤は周回をしていく。9周目にピットインを行ない、ドライバー交代なしでタイヤ交換と給油を行なって、コースに戻る。タイヤ交換をしたことで、ペースよく走行することができ、ポジションは14番手に。速いペースをキープして順調に周回し、3分の1の周回を終える頃には12番手に浮上。伊沢は交代するまでの52周をFCY宣言が3回出された中、冷静に粘り強く走り切り2回目のピットインで太田にドライバー交代となる。代わった太田はしばらく13番手を走行していくことになるが、タイヤのウォームアップに苦労し、なかなかペースを上げられない周回が続く。その後、ペースが上がってくると上位陣と遜色ないペースで走行するが、前との差は大きく、懸命に少しずつ差を詰めていったもののパスするまでには至らず、リタイアとなった車両などがあったことで最終的に11位でチェッカーとなった。
総監督 中嶋 悟コメント
「レース自体はいいレースだったと思います。本来ターゲットにしていたタイヤが合わずに苦しい予選でしたが、レースはそれを早めに諦めて違う種類の異なるタイヤを使い、その結果として大きな改善を得られました。最終戦のもてぎは予選からターゲットを外さないようにして、シーズンのいい締めくくりとなるレースをしたいと思います。今大会もたくさんのご声援をありがとうございました。」
伊沢 拓也選手コメント
「最初のスティントを早めに終えて、自分自身のセカンドスティントには違う種類のタイヤを投入しました。これがうまく機能したことで、昨日の予選でダメだったものの確認もできましたし、データとしてはポジティブな部分も色々ありました。今回の結果は残念ですが、最終戦に向けたデータはたくさん取れたので、もてぎはシーズンをいい形で締めくくれるよう頑張りたいと思います。」
太田 格之進選手コメント
「とにかくウォームアップに苦しみました。タイヤが温まってからのペースは良かったのですが、最初のウォームアップで失った分のタイムが最後まで響いた感じです。1つ前を走る車両に対しては、ピットアウト直後は30秒以上離されていたところを、最後は10秒近くまでギャップを削ることができました。終盤はトップ車両よりも速いタイムで走れていたし、そういういい部分はあるのですが、やはりウォームアップもレースの一部。そこも含め、自分たちは全体のレベルアップが必要だと感じたレースでした。残るは最終戦のみとなりましたが、今シーズン一番いいレースができるように頑張ります。」
※次戦は11月4日・5日にモビリティリゾートもてぎで行なわれます。