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Report レースリポート

2023 SUPER FORMULA RACE REPORT

第5戦 スポーツランドSUGO第5戦 スポーツランドSUGO

予選
会場:スポーツランドSUGO
日付:2023年6月17日(土)
天候:晴
予選結果:
 #64 山本尚貴:15位
 #65 佐藤蓮:10位
観客動員数 : 5,000人

快晴に恵まれ暑い1日となった、折り返しの第5戦 SUGO大会。佐藤がQ2に進出。

九州大会から約1ヶ月、全9戦の折り返しとなる第5戦がスポーツランドSUGOで開催される。前戦では開幕戦以来の2台揃ってのポイント獲得となったものの表彰台にはまだ遠く、まずは予選での上位獲得を目指してそれぞれ公式予選を迎えることに。

予選日は快晴に恵まれ、気温も上昇して暑い1日となった。公式予選Q1のAグループでアタックをした佐藤蓮は、1分06秒945で7番手タイムとなったが、終了間近に発生したクラッシュで黄旗区間の通過でタイムを抹消されたマシンがあったため、順位が繰り上がり6番手でQ2進出を決めた。そのクラッシュの影響で開始時刻が20分遅れて、Q1のBグループがスタート。山本尚貴はユーズドタイヤで確認を終え、いよいよアタックに入る。山本は1分06秒850で8番手タイムとなりQ2へ進出できず予選を終えた。

Q2に進出した佐藤は、7分間のQ2時間の残り時間が4分となった頃にコースイン。懸命のアタックを行ない、Q1のタイムを大きく更新したが、結果は10番手となった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「どこということなく全体的にスピードが足らなかったです。明日に向けて原因を追究することが第一です。2台揃って上位でチェッカーを受けられるよう精一杯やれることをやります。」


監督 伊沢 拓也コメント監督 伊沢 拓也コメント

「Q1のタイムは2台ともほぼ一緒でした。佐藤選手の方は状況に助けられて繰り上がってQ2に行けた部分もあるので、チームが持ち込んだ2台のクルマとしてレベルが低い状態だったことは間違いありません。ドライバー2人は、このクルマのポテンシャルを出し切ってくれたと思います。明日の決勝もこの先も含めて大きな改善が必要なので、いいところを見つけられるよう、クルマを仕上げていきたいと思います。」


#64 山本尚貴選手コメント#64 山本尚貴選手コメント

「フリー走行ではトップタイムを出すような場面もありましたが、ニュータイヤで走っていたというだけで、レベルとしてはあまり高くなかったと思います。Q1でも、小さなミスはあっても、それで順位が大きく変わるほどのタイム差ではなかったので、根本的にレベルの低いところでバランスが取れてしまっている印象です。そのレベルを上げるために、何をしたらいいのかという部分にはまっています。明日の決勝や、来週のテストに向けて、少しでもいいきっかけが見つかればと思っています。」


#65 佐藤蓮選手コメント#65 佐藤蓮選手コメント

「ここまで、予選で後方に沈んでしまうことが多かったので、今回は新しいことにトライしてみましたが、あまり上手くいかずにフリー走行での順位も良くなかったです。予選では少しラッキーな部分でQ1を突破し、結果的には10番手。まずはポイントを獲れる位置からスタートできることは良かったと思っています。ロングランのペースはいつもいいので、明日は追い上げのレースを頑張っていきます。」




決勝
日付:2023年6月18日(日)
天候:晴/曇
決勝結果:
 #64 山本尚貴:13位
 #65 佐藤蓮:12位
観客動員数 : 8,000人

ピット作業ミスなどで苦しい展開に。課題を洗い出し、後半戦の巻き返しを誓う。

気温30℃を超える暑さとなった決勝日。予定通り14時30分に51周の決勝レースがスタート。前方は順調にスタートを切ったように見えたが、後方ではアクシデントが発生し、早速セーフティーカーが導入される。そのセーフティーカーがピットに戻り、レースが再開となったのが5周目、佐藤はポジションを落とし13番手、山本は15番手で周回していく。山本は10周を終えたタイミングでピットインを行なったが、タイヤ交換作業に手間取り大きくタイムロスしたことで20番手まで順位を落とす。

一方の佐藤はピットインを引っ張る作戦を選択しプッシュしながら周回を続ける。15周目になる頃には7番手を走行。その後もポジションを上げながら速いペースを保って周回し、32周目にピットイン。タイヤ交換を終えてコースに戻ると、11番手を走行。10番手争いを展開しながらチェッカーを目指していくが、踏ん張ることが厳しく12位でチェッカーを受けた。ペースよく周回する山本は実質最後尾から佐藤の後ろまで挽回してきて、13位フィニッシュ。チームのミスが足を引っ張ってしまう残念なレースとなったが、次戦までにあらゆる課題を洗い出して後半戦の巻き返しを誓う。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「予選のポジションが悪かったことが致命的だったと思います。山本はピット作業ミスで大きくタイムロスしてしまい、佐藤のほうはピットに入るタイミングを見誤り、這い上がっていくことができませんでした。早速来週にテストが予定されていることもあり、残りのレースで這い上がっていけるような対策をしっかりと練りたいと思います。」


監督 伊沢 拓也コメント監督 伊沢 拓也コメント

「今日はクルマを大きく見直して臨みましたが、フリー走行のフィーリングで言うとドライバー2人とも手ごたえを感じてくれていました。レースを振り返ると山本選手の作戦は結果的に良かったし、彼のレース中のスピードも非常に速かったので、ピット作業のミスで大きなハンデを背負わせてしまい本当に申し訳なく思います。佐藤選手も、前半はいいペースで走っていたのに、ピットインに関してほんの数周、僕らの判断が遅くなってしまい、それがなければもう少し上に行けたと思うと、チーム側でドライバー2人に負担をかけてしまったのが非常に残念で申し訳ないです。後半戦で挽回できるよう、しっかりと見直していきたいと思います。」


#64 山本尚貴選手コメント#64 山本尚貴選手コメント

「朝のフリー走行は、タイヤの程度が良かったということもありますが、予選からクルマを大きく変えたところ非常に良くなりました。タイムも落ちず、一発の速さとしても上位にいることができました。決勝に関しても、ペースを含めてかなり進歩したと感じます。戦略的にも、振り返ると一番大当たりの作戦を採れたと思うのですが、残念ながらタイヤ交換で失敗があり、大きくロスしてしまいました。ピット作業でロスすることが多く、精神的にもきついレースが多いですが、次戦の富士大会は事前にテストもありますし、クルマもチーム力も上げていけるよう頑張りたいです。」


#65 佐藤蓮選手コメント#65 佐藤蓮選手コメント

「レースのペース自体は非常に良かったです。ずっと前後の位置でバトルしていた小林選手に対してピットインのリアクションが遅れてしまったことで後方に沈んでしまいました。その後も山下選手との接触で飛び出してしまい、勝負権がなくなってしまいました。もう少し戦略面でできたこともあったと思うし、そもそもはスタート位置がもう少し前だったら違う展開にできたと思うので、そういった部分から見直して、シーズン後半戦を立て直していきたいと思います。」


※次戦は7月15日・16日に富士スピードウェイで行なわれます。



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