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Report レースリポート

2023 SUPER FORMULA RACE REPORT

第1戦 富士スピードウェイ第1戦 富士スピードウェイ

予選
会場:富士スピードウェイ
日付:2023年4月8日(土)
天候:曇
予選結果:
 #64 山本尚貴:10位
 #65 佐藤蓮:5位
観客動員数 : 12,700人

SUPER FORMULA 2023シーズン開幕。17台が1秒以内に入る僅差の予選に。

2023シーズンの幕開けとなるSUPER FORMULAの開幕富士大会は、2レース制で開催。土曜日に第1戦の予選と決勝、日曜日に第2戦の予選と決勝が行なわれる。TCS NAKAJIMA RACINGのドライバーは今年こそとタイトル奪還に意気込む山本尚貴と昨年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した2年目の佐藤蓮を起用し、まずはこの2戦で序盤の流れを手繰り寄せたいところ。

金曜日に予定されていた専有走行が悪天候のためキャンセルになった影響で、第1戦の公式予選はノックアウト方式から45分間の計時予選に変更となった。TCS NAKAJIMA RACINGの2台は予選開始から揃ってコースインして、積極的に周回をしてアタックを進めていく。最終的に64号車の山本尚貴は1分22秒702をマークし10番手、65号車の佐藤蓮は1分22秒339の5番手で予選を終える。「SF23」での初めての予選はトップから17台が1秒以内に入る僅差の予選となった。


決勝
決勝結果:
 #64 山本尚貴:4位
 #65 佐藤蓮:6位

2台がしっかりとレースを戦い、開幕戦からポイント獲得!

前日とは打って変わって爽やかな天候のなか、開幕戦の決勝レースが41周回でスタート。5番手スタートの佐藤は1つポジションを落としたが、10番手スタートの山本は5つポジションを上げて、それぞれオープニングラップを終える。その直後、数台が絡むアクシデントが発生し、セーフティーカーが入る。8周目のリスタート後、5番手の山本は瞬く間に前のマシンを捕らえ4番手、さらに3番手へとポジションアップさせていく。10周を過ぎると、まずは佐藤がピットイン、タイヤ交換の義務を消化して15番手でコースに戻る。佐藤は速いペースで、少しずつポジションを回復しながら周回していく。17周目には1コーナーで前を走るライバルをうまくパス、さらに前のマシンがペナルティを受けた影響で佐藤は10番手に。

その頃、山本は後方のマシンに迫られながらもそれを凌いで周回を続ける。23周目にピットに入りタイヤ交換を行なう。佐藤のすぐ後ろの10番手でコースに戻るが、28周目にその順位が入れ替わって山本が5番手、佐藤が6番手を走行、残り5周となったところで2度目のセーフティーカーが入る波乱があり、そのままチェッカー。山本は4位、佐藤は6位フィニッシュと2台揃って開幕戦からポイント獲得となり、翌日に開催される第2戦への期待が大きく膨らむ内容となった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「ついに開幕しました。開幕戦から昨年よりいい成績を収めることができて上々の出来だと思います。ドライバーが2人とも大きな失敗なくいいレースをしてくれました。山本はスタートが決まり、大きくポジションアップしたあと冷静に走り、佐藤もミスなく初戦を戦ってくれました。明日も流れをキープして表彰台を狙っていきたいと思います。」


監督 伊沢 拓也コメント監督 伊沢 拓也コメント

「開幕戦は荒れたレース展開になりましたが、明日もレースがあるというスケジュールの中、2人ともしっかりとマシンをゴールまで運んでくれました。あと一歩のところで表彰台を逃して悔しい部分もあり、僕としても反省点はあるものの、2台がしっかりとレースを戦った手ごたえを感じ、いい開幕戦になりました。昨年はどちらかというとレースで苦戦する印象がありましたが、今日のレースは表彰台争いができる内容だったので、そういう部分も良かったと思います。」


#64 山本尚貴選手コメント#64 山本尚貴選手コメント

「スタートがうまく決まり、早々に表彰台争いに加われる位置に行けたことはよかったです。序盤はペースも、マシンのバランスも良かったのですが、周回を重ねていくとやはりタイヤのドロップが大きくなってきて、後ろのマシンに近づかれてしまいましたし、野尻選手もピットに入ったので、チームとしても“このあたりかな”というタイミングでピットに入りました。多少タイヤ交換でロスがあったことと、コースに戻ったら佐藤選手の後ろだったこと、ドライブスルーペナルティを受けていた関口選手も前にいたことで、かなりロスしてしまいました。2台をかわしてなんとか表彰台には上がれるかなと思いましたが、残り10周ぐらいでタイヤもきつくなってきて、平川選手にかわされてしまいました。最高の結果とはいきませんが、最後にセーフティーカーが入らなければさらにポジションを落としていたかもしれないので、そこはラッキーだったと思っています。」


#65 佐藤蓮選手コメント#65 佐藤蓮選手コメント

「持ち込みの段階でそこまでクルマの状態が悪くなく、予選では5番手を得ることができました。鈴鹿のテストで良かった部分が継続できていたと思います。決勝セットも悪くなかったのですが、スタートで出遅れてしまって、せっかくの上位ポジションを落としてしまいました。そこが反省点です。明日は、ロングランのセットで良かったところは維持しつつ、今日の反省のスタートを見直してより良い方向に進みたいと思っています。開幕1レース目として振り返ると、序盤から悪い部分を分析して最後はセットも合わせられたし、ドライビングに関しては大きなミスもなかったので、明日もこれを続けていけるようにしたいです。」




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