Schedule レースカレンダー
第3戦 SUZUKA GT 300km RACE
会場:鈴鹿サーキット
日付:2022年5月28日(土)
天候:晴
予選結果:11位
観客動員数:11,000人
小さなミスが響きQ1突破できず、決勝は11番手スタートに
荒れた第2戦から約3週間、前半戦の締めくくりとなる第3戦は鈴鹿サーキットで開催される。ここまでノーポイントのModulo Nakajima Racingだが、昨年もポールポジションを獲得したこの鈴鹿大会に大きな注目が集まる中、持ち前の力を発揮して上位フィニッシュを目指したい。
快晴となった予選日は、気温が上昇して夏を思わせるような気候となった。公式予選Q1を担当するのは伊沢拓也。伊沢はタイヤのウォームアップ後、アタックをして1分45秒923をマーク、結果は11番手となりノックアウトとなった。
総監督 中嶋 悟コメント
「期待が大きかっただけに残念でしたが小さな1ヵ所のミスが響いた結果となってしまいました。明日はなんとかポイントを獲得できるように追い上げたいと思います。」
伊沢 拓也選手コメント
「前回の富士大会からあまりインターバルがない状況での鈴鹿大会です。今日のクルマの調子は非常によく、予選に向けても期待をもって挑みましたがスプーンカーブで少しミスをしてしまい、それがタイムに影響してしまいQ1突破が果たせませんでした。残念な結果になってしまいましたが、クルマのフィーリングが非常に良くなったという部分は僕たちにとってポジティブなことです。明日は後方からのスタートとなりますが、しっかりと追い上げのレースをお見せしたいと思います。」
大津 弘樹選手コメント
「午前中のフリー走行では、僕は硬いほうのタイヤを履いて走っていたのでベストタイムには直結していませんが、伊沢選手のタイムも感触も良かったので、僕もQ2に入れば結構いいタイムを出せるのではないかと期待していました。結果的に、Q1突破はできず厳しい予選となってしまいましたが、伊沢選手のセクター1、2は速かったし、悪いタイムではなかったと思います。クルマのパフォーマンスはいいと思うので、明日の決勝は力強く戦って、着実に順位を上げていきたいです。」
日付:2022年5月29日(日)
天候:晴
決勝結果:11位
観客動員数:21,000人
厳しい暑さのなかプッシュを続けるが、惜しくもポイント獲得ならず
決勝日も青空が広がり、絶好のレース日和となったがこの時期にしては気温が高く、30℃を超える厳しい暑さとなった。14時30分に予定通り決勝レースはスタートを切る。Modulo Nakajima Racingのスタートドライバーは伊沢。
伊沢はスタート後にアクシデント車両があり、ポジションを上げて10番手を走行。そのアクシデント車両の回収のため、3周目にフルコースイエローが導入される。翌周には解除され、周回を続けていくが、10周を過ぎた頃にシケインでクラッシュ車両が発生し、セーフティーカーが導入される。伊沢は荒れた展開が続く中、冷静な走りで担当の19周を走り切り、ピットインをして大津にドライバー交代をする。
大津はプッシュして走ろうとするが、混戦でなかなかペースを上げることができずに辛い周回が続き、ポジションも13番手まで落とすことに。折り返し地点の26周を過ぎた矢先、2度目のフルコースイエローとなるがすぐに解除され、レースは再開。大津は前を走るマシンが2度目のピットインを行なった影響で1つポジションを上げるが、タイヤのピックアップで厳しい周回が続く。
40周を迎える頃にコース上でアクシデントが発生しセーフティーカーが導入、隊列を整えて残り9周でレースは再開。ペナルティでポジションを下げたマシンがあり11番手に。大津はプッシュを続けるがそのままのポジションでチェッカーとなり、惜しくもポイントを獲得することはできなかった。
総監督 中嶋 悟コメント
「残念。いろいろありましたが、やはりスピードが足らないことが大きいと感じています。次戦は少し先になるので、その間にできるだけのことをして気持ちを切り替えて臨みたいと思います。暑い週末でしたが、たくさんのご声援をありがとうございました。」
伊沢 拓也選手コメント
「ペナルティやアクシデントで後退していくマシンもいるなか、僕たちは集団の中でしっかりとレースができていて順位を上げていたので、あと一歩のところでポイントを逃したのは非常に残念ですが、内容はポジティブにとらえています。スピードという部分ではまだまだ発揮できていませんが、レースをちゃんと戦えたということは僕たちにとって非常に大きなことです。次戦までのインターバルは長いので、この間にさらにいいマシン、タイヤを作り、上位で争えるよう頑張っていきます。」
大津 弘樹選手コメント
「ピットアウト直後はタイヤの温まりが良くペースを上げることができましたが、その後ピックアップがついてしまい序盤のペースが上げられず、数台のオーバーテイクを許してしまいました。そこでポジションを守ることができたらポイントを獲れたレースだったと思います。終盤、クリアなところでは周りと遜色のない状態で走れて、手ごたえを感じることもできました。この内容を糧にしてもっとマシン、タイヤを良くしていき、次戦の富士、そしてその先にもう1戦残っている鈴鹿大会に向けても頑張っていきたいです。」
※次戦は8月6日・7日に富士スピードウェイで行なわれます。