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Report レースリポート

2022 SUPER FORMULA RACE REPORT

第5戦 スポーツランドSUGO第5戦 スポーツランドSUGO

予選
会場:スポーツランドSUGO
日付:2022年6月18日(土)
天候:晴
予選結果:
 #64 山本尚貴:12位
 #65 大湯都史樹:5位
観客動員数 : 3,600人

好調の兆しを見せた2台が揃ってQ1を突破

第5戦を迎えるSUPER FORMULA。ここまで4戦は2台とも予選から下位に沈み、決勝でもなかなか上位でチェッカーを受けることができずに苦戦が続いている。今シーズンも早くも折り返し地点に差し掛かり、この状況を打破して流れを変えたいところ。

初夏を思わせるような気候で汗ばむ陽気となった予選日。朝のフリー走行から上位に名を連ね、好調の兆しを見せたTCS NAKAJIMA RACINGの2台は、公式予選でもAグループ出走の山本尚貴はトップタイムで、Bグループ出走の大湯は4番手タイムで揃ってQ1を突破する。続く12台で争われるQ2でも、互角にタイム争いを繰り広げた末、山本は12番手、大湯は5番手となった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「ここまでのことを考えれば、上出来といっていい内容になってきたと感じています。確実に調子は上向いているので、決勝もできるだけ前でゴールできるようにチームで協力して頑張りたいと思います。」


#64 山本尚貴選手コメント#64 山本尚貴選手コメント

「今日の走り出しではまだ上と差がある状態でしたが、セッティング変更したところ、大きな改善がありました。セッション中に30分ぐらいピットにこもることになったのですが、その30分は無駄じゃなかったし、メカさん達にも大変な作業をしてもらったのですが、やってもらってよかったです。Q1ではさらにクルマの調子が良く、トップタイムを出せました。クルマの長所をちゃんと引き出せるようになったことはかなりの前進です。このレベルで常に走り続けられるようにできれば結果はついてくると思うので、そういう意味でもQ2で結果を残したかったのですが、セクター2で失敗してしまいました。決勝に向けて、燃料を積んだ状態でクルマの動きがどうなるのかはまだ分かりません。今日のうちにいろいろ引き出しを作っておきたいと思います。」


#65 大湯都史樹選手コメント#65 大湯都史樹選手コメント

「Q2に向けたアジャストは若干上手くいかなかったところもありますが、それがうまくいったとしても1分04秒7の2番手争いに食い込むには、大きな壁があるなと感じました。とはいえ、チームとして2台とも、今までのポテンシャルが出せてよかったです。予選5位で、明日は久しぶりに上位グリッドからスタートできます。楽しみつつ、菅生は戦略も結構大事だと思うので、それも駆使しながらなんとか前に出て、表彰台に上がれたら最高ですね。」




決勝
日付:2022年6月19日(日)
天候:晴
決勝結果:
 #64 山本尚貴:12位
 #65 大湯都史樹:2位
観客動員数 : 5,100人

昨年の菅生大会以来となる、待望の2位表彰台を大湯が獲得!

決勝日も朝から青空が広がったが、決勝前のスタート進行中に大粒の雨がパラパラと落ち出す。その雨はすぐに止んで路面は一気に乾いたため、ドライコンディションでのレースとなった。

昨日の予選後にペナルティを受けたマシンがあり、グリッドが繰り上げって11番スタートとなった山本は、スタート直後に接触があったが、マシンのダメージはなく10番手でオープニングラップを終える。一方の5番スタートの大湯はポジションアップして3番手に。そのスタート直後の混乱で7周目までセーフティーカーが導入される。

8周目にレースは再開となったが、その直後にアクシデントが発生して早くも2回目のセーフティーカー導入となる。このセーフティーカーランの間に10周回を終え、大湯、山本の順番でピットインを行なうことに。大湯のピット作業はスムーズだったものの、続く山本のタイヤ交換でミスがあり、山本は翌周に再びピットインを強いられ、大きくポジションを落とすことに。

20周を終えるとピットインを終えた集団の順位が落ち着き、大湯は9番手を走行。40周を迎える頃、タイヤ交換を終えていないマシンが、ピットインを行なった影響で徐々にポジションを戻していく。

レースは2回のセーフティーカーの影響で時間レースとなり、残り数周はポジション争いが熾烈となったが、大湯は後続の猛追を凌ぎ昨年の菅生大会以来の2位表彰台、山本は18番手から懸命に追い上げて12位フィニッシュとなった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「久しぶりの表彰台となり、少しホッとしました。大湯はコースで1台抜いて、ピットでも1台抜き、暑い中よくやったと思います。山本にはタイヤ交換でミスがあり、悪いことをしてしまいました。ポイント圏内でレースを終えられていたと思うので、次戦で取り返せるように準備をしていきます。今回もたくさんのご声援をありがとうございました。次戦もよろしくお願いします。」


#64 山本尚貴選手コメント#64 山本尚貴選手コメント

「集団の中に入ってしまったので、ペースが良かったとしても悪かったとしても、あそこから抜け出すのは難しかったと思います。結果だけ見れば、うまくいかないレースになってしまいましたが、週末を通して振り返ると、ようやく予選でも前に行けるようになってきましたし、初めて乗るようなセッティングで手探りのようなところもあったので、この状況をもう一度整理して次に臨めればと思います。もう少し前の位置でレースができていれば展開も変わっていたと思いますが、今回、予選のQ2で失敗してしまったツケが回ってきてしまったので、もう少し前のグリッドを得られるよう、次もまた頑張りたいと思います。」


#65 大湯都史樹選手コメント#65 大湯都史樹選手コメント

「最終区間があまり速くなかったので、フェネストラズ選手を抜けそうなタイミングがあったのに抜けなかった悔しさなど、いろいろと思うところはありますが、自分の力を出し切れたレースができました。レース展開を含め、うまくいったと思います。ペースがあまり良くなかったのは事実で、もしトップに立てたとしても何とか抑えきるような展開になっただろうかということは課題として残っています。ただ、前戦までの状況から一歩抜け出せたのはチームにとっても良かったことです。この状況を継続して、さらに予選でのスピードと決勝ペースで一歩足りていないところを改善できるよう、引き続き頑張っていきたいと思います。」


※次戦は7月16日・17日に富士スピードウェイで行なわれます。



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