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Report レースリポート

2022 SUPER FORMULA RACE REPORT

第4戦 オートポリス第4戦 オートポリス

予選
会場:オートポリス
日付:2022年5月21日(土)
天候:雨/曇
予選結果:
 #64 山本尚貴:21位
 #65 大湯都史樹:18位
観客動員数 : 3,400人

波に乗れず苦戦する2台、決勝での挽回に期待

鈴鹿サーキットで行なわれた第3戦から約1ヵ月のインターバルを挟んで迎えた第4戦オートポリス。TCS NAKAJIMA RACINGは2台揃って波に乗れていない状況が続き、シリーズの中盤戦に向けてなんとかこの状況を打破するレースを見せたいところ。

予選日は朝から雲が多く、小雨が降ったり止んだりを繰り返す不安定な天候となったが、公式予選がスタートする頃の天候は時折日が差し、路面はドライコンディションの中で行なわれた。

まずはAグループで山本尚貴がアタックをしたが、タイムが伸びず結果は11番手でノックアウトとなる。続いてBグループで出走する大湯都史樹は午前中に行なわれたフリー走行でクラッシュをし、メカニックたちがマシンの修復を完了させて予選に臨む。大湯はアタックの結果、9番手タイムとなり2台揃ってQ2に進出することができずに予選を終えた。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「うまくいかない予選でした。ここのところの不調をなんとかしなければと思い、いろいろ試みていることが裏目に出ているのかもしれません。ここまでのレースも決勝は挽回ができているので、諦めずに最後まで頑張りたいと思います。」


#64 山本尚貴選手コメント#64 山本尚貴選手コメント

「今回は午前中のフリー走行からいろいろとセッティングを変えてみたりもしているのですが、あまり調子が良くない状況で進んでしまっています。鈴鹿大会の状態から、様々なアイデアを入れてオートポリスに入りましたが、あまりいいところがなく、かなり苦戦しています。僕だけでなく、チームメイトも同じように苦戦しているので、チームとして見直さないといけないと感じています。決勝に向けても、またここからクルマを大きく振って、チームメイトとも手分けをしてクルマのいいところを見つけられるよう、協力してチーム全体で頑張っていきたいと思います。」


#65 大湯都史樹選手コメント#65 大湯都史樹選手コメント

「今回はクルマが扱いにくく、フリー走行の時から苦戦しました。そんな中で、ドライコンディションであればぎりぎり踏みとどまれたかもしれない場面だったのですが、濡れていた縁石にフロントタイヤが乗ってしまい、そのままコースオフしてしまいました。当たり所も悪くダメージは大きかったのですが、なんとかチームが予選に間に合わせてくれて、ひとまず無事に予選に出走することができました。苦しい展開ですが、いきなり状況が好転するとは考えていないので、一つ一つ原因を見つけて改善していかなければなりません。決勝でも何かそのヒントが得られればと思います。」




決勝
日付:2022年5月22日(日)
天候:晴
決勝結果:
 #64 山本尚貴:14位
 #65 大湯都史樹:リタイア
観客動員数 : 5,100人

大湯が早々にリタイアするも、山本が懸命の走りで14位フィニッシュ

青空が広がり爽やかな1日となった決勝日。定刻の14時30分にフォーメーションラップが始まり、2台はスタートを切る。

前日のクラッシュの影響でエンジン交換を行なったため21番グリッドからスタートとなった大湯は、スタート直後の3コーナーでコースアウトして早々にレースを終えてしまう。一方の20番グリッドからスタートした山本はスタート時のアクシデントでフロントノーズを破損しピットインを余儀なくされる。

スタートの混乱でセーフティーカーが導入される中、山本はピットインを行なってフロントノーズを交換し、コースに復帰する。山本は、挽回しようと懸命に前を追って周回していくが、4周目にはコース上にアクシデントでストップした車両があり、2回目のセーフティーカーが入ることに。

再開後に義務のピットインを行なってタイヤ交換を終えた山本は、厳しい走行が続くが、少しずつポジションを上げながら周回していき、14位フィニッシュとなった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「ドライバーには申し訳ないですが、厳しいレースが続いてしまっています。次の菅生までにあらためてもう一度原因を洗い出して、気持ちを切り替えて臨みたいと思います。今大会もたくさんのご声援をありがとうございました。」


#64 山本尚貴選手コメント#64 山本尚貴選手コメント

「オートポリス大会は、終始苦戦して抜け出せず、つらいレースになってしまいました。決勝では、スタートはいつも上手く決められるので今回も自信はありましたが、その後は苦しい展開でした。チームとしては今日、大湯選手のフリー走行でのペースが良く、若干スピードを取り戻した感じがあるのでいいところはあったと思います。ただ64号車としては常にアベレージが遅かったです。良かったところはほとんどなく、逆に悪くなるような要素もなかったのですが、そこに何かヒントがあるのかもしれないので、これから調べていきます。「また次」と言えるレースが少なくなっていますが、なんとか自信をゼロにせず、ここを持ちこたえて這い上がりたい。チームのみんなも一生懸命やってくれているので、一戦でも早くそれに応えたいです。」


#65 大湯都史樹選手コメント#65 大湯都史樹選手コメント

「フリー走行での感触は悪くありませんでした。ただその理由というのか、答えがまだはっきりしていないので、次の菅生大会でも同じように調子が戻るのかは安易にコメントできません。とはいえ、いい兆し、感触を得たので、そのデータをきっかけに、これから車を持ち帰っていろいろな検証をしていきます。それを経て、「これかもしれない」というものが見つかれば、菅生に向けてまた新たなアイデアも出てくるかもしれません。決勝レースについては、スタート直後の3ワイドになったところで前に出ようとして、ダスティなところに乗ってしまいました。フリー走行で感じた兆しをもう少し掴むために、しっかりと走りたかったので残念ですが、今の課題を何とか打開する、そのヒントになりそうな今日だったので、予選日ほどネガティブにはなっていません。昨年のレベルぐらいに戻ったのかなという印象もあるので、これから検証して、次に向けたヒントが得られたらと思っています。」


※次戦は6月18日・19日にスポーツランドSUGOで行なわれます。



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