Report レースリポート
第2戦 富士スピードウェイ
会場:富士スピードウェイ
日付:2022年4月10日(日)
天候:晴
予選結果:
#64 山本尚貴:17位
#65 大湯都史樹:18位
決勝結果:
#64 山本尚貴:14位
#65 大湯都史樹:11位
観客動員数 : 10,700人
予選に苦しむも、2台ともポジションを上げてのフィニッシュ
前日に続き初夏を思わせるような汗ばむほどの陽気となった富士スピードウェイ。まずは公式予選、Aグループ出走の大湯はアタックに備えて周回を重ね、計測3周目にベストタイムをマークしたが結果は10番手となりQ2進出ならず予選を終える。続くBグループで山本がアタックをしたが、こちらも9番手タイムとなり、予選を終えることになった。
気温23℃、路面温度は32℃というコンディションの中、定刻の14時30分にレースはスタートを切る。18番スタートの大湯はオープニングラップで5つポジションを上げて2周目に突入、その直後にコース上にストップ車両が発生したことでセーフティーカーが導入される。レースは5周目に再開され、順調にラップを重ね10周を終える頃には10番手までポジションアップ。一方の山本はその10周を終えたタイミングでピットイン、タイヤ交換を終えコースに戻る。そこから数周した13周を終えたタイミングで大湯はピットインを行ない、タイヤ交換を済ませコースに戻る。
20周が過ぎると、大湯は12番手、山本は14番手を走行。両者は懸命に周回していくが、ポジションを上げることが難しい状況が続く。残り5周を切る頃、大湯は何とか前のマシンをパスして11番手に。この順位で大湯はチェッカー、山本は最後まで諦めない走りを見せたが14位フィニッシュとなった。
総監督 中嶋 悟コメント
「予選が思うようにいかなかったことが1番の敗因なのですが、原因についてははっきりとしていない状況です。レースは2人ともうまくやってくれて、予選よりポジションを上げてチェッカーを受けました。第2戦はすぐ2週間後に迫っているので、総力を挙げて取り組んでいかなければなりません。まだまだ新型コロナウイルスの影響を受けながらも開幕戦から多くのお客様の前でレースができたことに感謝しています。次戦鈴鹿もよろしくお願いいたします。」
#64 山本尚貴選手コメント
「期待していたスピードと結果には到底及ばないものになってしまいました。あまりにもスピードがなく、昨年も厳しいレースでしたが、今年は僕だけでなく大湯選手もあまり調子がよくなさそうで、チームとして下がってしまったのも厳しいと感じています。開幕前のテストでは、決してこの富士でも調子は悪くなかったのですが、蓋を開けてみればこのような結果でした。舞台が鈴鹿に変わったらトップに行けるかというと、このままだと難しいと思います。今回、何がよくなかったのかを精査していかなければなりません。何とか頑張っていきたいと思います。」
#65 大湯都史樹選手コメント
「自分としてやれることは精一杯できましたが、クルマのレベルが足りていませんでした。パフォーマンスが出ない原因がつかめていない状況で、今日のレースでは、タイヤがいい状態のうちは何とかうまく抜いてはいけるものの、常に後ろに追われている感覚でした。速さで抜くというより、うまくレースを組み立てることができて、それで順位を上げることができたのかなと思っています。このままではまずいという危機感を持っています。その危機感を糧に、根本的な問題を解決していきたいです。次戦の鈴鹿は、富士とは違う特性のサーキットで、チームとしても比較的得意にしているところなので、なんとかいい結果を出したいです。」
※次戦は4月23日・24日に鈴鹿サーキットで行なわれます。