Schedule レースカレンダー
第4戦 MOTEGI GT 300km RACE
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2021年7月17日(土)
天候:晴
予選結果:6位
観客動員数:7,500人
2ヶ月ぶりのレースは3列目の好位置からのスタート
鈴鹿サーキットがある三重県に「まん延防止等重点措置」が適用されたことで延期となった第3戦鈴鹿大会。第2戦から2ヶ月以上が経過し、迎える第4戦はツインリンクもてぎで開催される。ここまでの2戦では苦しい展開となっているModulo Nakajima Racingだが、昨年第7戦ではポールポジションを獲得していることもあって流れを変えていきたいところ。
金曜日に梅雨明けが宣言されたこともあり、予選が行なわれた土曜日は真夏の青空が広がった。気温は午後に向かって上昇し予選が始まる頃には35℃を超える厳しい暑さの中、予選の開始時刻を迎える。公式予選Q1を担当したのは大津弘樹。トップから13台が1秒以内という接戦の中、8番手タイムでQ1通過を決める。続いてQ2では伊沢拓也がアタックを行ない、1分38秒401で6番手を獲得。2ヶ月ぶりのレースを3列目からスタートすることになった。
総監督 中嶋 悟コメント
「Q2へ進出できてトップ6という結果で、内容的に見ても満足しています。明日はコンスタントに走れると思いますので十分にチャンスはあるでしょう。暑い中の激しいバトルになると思いますが、精一杯頑張って上位を目指します。」
伊沢 拓也選手コメント
「もてぎでは昨年の第7戦でポールポジションを獲っているので、それを考えると今回の6番手というのは満足できるレベルではありませんが、全体的には調子もそれほど悪くありません。予選で使ったのは明日の決勝を見越したタイヤなので、そういった意味ではポジティブな要素はいろいろとあるかなと思っています。昨年はスタートしてから早い段階でペースダウンしてしまいましたが、今年はそうならないタイヤを作って選んできているので、コンスタントにいいペースを刻みながら、決勝レースのチェッカーフラッグをいいポジションで受けられるようにしたいです。今日午前中の公式練習でロングランもしましたが、いいペースで走ることができました。予選のポジションも含め、明日はいい戦いができると思います。」
大津 弘樹選手コメント
「予選Q1は通過がギリギリかもしれない…という中で、僕がQ1を任されました。もちろんプレッシャーはありましたが、いまQ1を振り返ると、自分の中でもう少しうまくまとめられたのではと思う部分があります。そういう意味で、伊沢選手へバトンをつなげることができたのは良かったですが、自分の中では課題が残る予選になりました。伊沢選手が出してくれた6番手という順位は悪くない順位ですし、まずは今年まだ獲得していない表彰台を最低限の目標に、明日は頑張ります。レースは何があるか分かりませんし、そういう意味では優勝も狙える位置だと思うので、様々なことに柔軟に対応して、着実に前を追っていきたいと思います。」
日付:2021年7月18日(日)
天候:晴
決勝結果:リタイア
観客動員数:12,500人
厳しい暑さのなか好走するも、残念ながら接触によりリタイア
前日に続いて猛暑に見舞われた決勝日。日差しが照り付け、立っているだけでも汗が流れ落ちるような厳しいコンディションの中、63周のレースがスタート。Modulo Nakajima Racingのスタートドライバーを務める伊沢は2周のフォーメーションラップのあと、ポジションキープでレースを進めていく。伊沢はタイヤのマネージメントをしながら、安定した走りで担当する周回を終え、25周目にピットイン。タイヤ交換、給油、ドライバーを大津に交代してコースに復帰する。大津は8番手でコースに戻り、他の500クラスのマシンがピットインを終え、順位が整理されると5番手を走行。30周を過ぎても気温は34℃、路面温度46℃と依然厳しいコンディションが続く中、後続を抑えながら周回していく。40周を過ぎるとトラブル車両が発生したことで、フルコースイエロー(FCY)が導入される。このFCYの解除後、4番手のマシンを追いつつ6番手のマシンを抑えて周回していたが、43周目のビクトリーコーナー手前で300クラスのマシンと接触してしまい、マシンに損傷を負ってリタイアとなった。
総監督 中嶋 悟コメント
「残念ながら久しぶりのリタイアとなってしまいました。レーシングアクシデントながら接触してしまった300クラスのマシンには申し訳ないことをしてしまいました。悔しい結果となりましたが、手ごたえがあるいいレースをすることができていたので次戦も引き続き頑張って表彰台を目指していきたいと思います。暑い中、たくさんのご声援をありがとうございました。」
伊沢 拓也選手コメント
「リタイアという結果は非常に残念ですが、そこまでの戦い、内容を見ると、スタートから今までにないようないいペースで手ごたえを持って走れていました。昨年はできなかったようなレースができたという点では、僕たちが目標としているところができてきた、実を結んできたということなので、いいレースだったと感じています。次戦の鈴鹿は昨年予選からいい走りができたので、今回の内容を糧に、さらにいいレースにできるよう頑張ります。」
大津 弘樹選手コメント
「伊沢選手にバトンをつなげてもらい、実質5番手で僕のスティントを戦うことになりましたが、FCYの解除後に極端にペースが上がらなくなったところで無理やり行ってしまったことで、GT300クラスと接触、リタイアとなってしまいました。結果を残せず伊沢選手やチームの皆さんに本当に申し訳ないです。昨年に比べてペース良く走れていて、このポジションにいられる力が付いている、そういう手ごたえを感じられたレースにはなりました。鈴鹿は相性のいいサーキットだと思っているので、今回獲得できなかったポールポジションと、今回のペースをまた再現できればレースでもいい展開に持って行けると思うので、この悔しさもぶつけて、何としてでもいい結果で終われるように頑張ります。」
※次戦は8月21日・22日に鈴鹿サーキットで行なわれます。