Schedule レースカレンダー
第8戦 FUJI GT 300km RACE
会場:富士スピードウェイ
日付:2020年11月28日(土)
天候:晴
予選結果:5位
観客動員数 : 未発表
今シーズン最終戦は、5番手スタートから表彰台を目指す
今シーズンの最終戦を迎えたSUPER GT 2020シリーズ。Modulo Nakajima Racingの2020年は、2回のポールポジションと2位表彰台獲得と躍進を遂げ、今年最後の一戦となるこの大会では今シーズンの集大成を見せたいところ。
気温は低いながらも快晴に恵まれ、日が当たるところはぽかぽか陽気となった富士スピードウェイ。公式予選Q1は大津弘樹が担当、公式練習では11番手と苦しい予選が予想されたが、タイヤを入念にウォームアップさせながらアタックを進めていき、計測5周目に1分27秒175をマークし5番手でQ1を突破した。Q2は伊沢拓也がアタックを担当、大津のタイムを更新する1分27秒113で5番手を獲得。今シーズン4回目となった富士スピードウェイでのレースを3列目から戦うことになった。
総監督 中嶋 悟コメント
「どちらかと言うと苦手としている富士でしたが、少し克服できたように感じる予選でした。もちろん本番に関してはわかりませんが、今日は想定外で嬉しい結果と言えます。明日は今まで通りに頑張りたいと思います。慌ただしい1年でしたが、これが最終戦となります。精一杯頑張ってこれまでより上位を目指して1年を締めくくりたいと思います。」
伊沢 拓也選手コメント
「Q1の大津選手のアタックが素晴らしくて、今回はこれに尽きると思います。Q2では大津選手のインフォメーションをもとに思いっ切りアタックできました。公式練習ではこれまでの富士でのレースと同様に厳しい予選になると予想していたので、その予想を外すいい予選だったと思います。明日は今年成し得ていない優勝を目指して全力で頑張ります。」
大津 弘樹選手コメント
「ここのところの状況とは違って、公式練習の段階からQ1突破が難しいのではないかと予想していましたが、自分の中では手ごたえがあったので志願してQ1でアタックをさせてもらいました。タイヤを温めるのに苦労しましたが、アタックを始めるとグリップ感が出てきたので、マシンの限界を引き出そうと思いながらアタックをしました。明日は5番手からスタートなので、あるチャンスを全部拾って表彰台で締めくくりたいと思います。」
日付:2020年11月29日(日)
天候:曇
決勝結果:11位
観客動員数 : 未発表
タイヤ戦略に苦しむも、粘り強く11位フィニッシュでシーズンを締めくくる
決勝日もドライコンディションの富士スピードウェイだったが、前日よりも気温は低く寒い1日となった。今年1番の観客動員の中、ウォームアップ走行とスタート進行を終え、いよいよ決勝のスタート時刻を迎える。
Modulo Nakajima Racingのスタートを担当した伊沢は、フォーメーションラップ2周のあと、さらに1周が追加された加減で、1周減算の65周のスタートを切る。伊沢はタイヤのウォームアップに苦しめられ、序盤でズルズルと順位を落とす。10周を迎える頃には安定したラップタイムで挽回を図っていき、11番手に。
22周目の終わりにピットインを行ない、大津に交代し13番手でコースに戻る。同じく苦しい走行が続くが、少しずつポジションを上げて10番手を走行する。残りが20周を切ったあたりでリアタイヤの摩耗によりペースが上げられずタイヤ交換を敢行。13番手までポジションを落としたが諦めず懸命に前を追いかけ11位フィニッシュ。最終戦はあと一歩のところでポイント獲得を逃したが、成果の多い1年でシリーズランキングは12位となった。
総監督 中嶋 悟コメント
「富士での戦いはやっぱりあまくなかったですね。まだまだ結果には繋げられませんでした。しかし、今シーズンはチームの成長を感じることができた1年でした。特に後半はそれが結果にも表れていたと思います。コロナの影響でスケジュールの変更がありましたが、皆様のご声援とご協力のおかげで最終戦を無事に終えられました。最後にいいところをお見せしたかったですが、来シーズンを楽しみにしていてください。1年間たくさんの温かいご声援をありがとうございました。」
伊沢 拓也選手コメント
「思ったよりもタイヤを温めることができず大きくポジションを落としてしまいました。ペース的にはこれまでよりは良かったと思いますが、やはりスティントの後半ではペースを落とさざるを得ない状況でした。1年を通して富士を攻略できなかったことは残念でしたが、これまでにない予選でのスピードを見せることができたので、来シーズンはさらに上を目指していきたいと思います。1年間ありがとうございました。」
大津 弘樹選手コメント
「もう少し上位で争えると思っていたのですが、特にリアタイヤの摩耗が激しくペースを上げられない状況が続きタイヤを交換することになりました。最終的にはポイント獲得まであと一歩というところで終わってしまいました。自分にとってはGT500のルーキーイヤーでしたがポールポジションと表彰台を獲得できて実りの多い1年でした。特に伊沢選手からは多くのことを学ばせていただき、自分なりに大きく成長できたと感じています。まだまだ課題は多いですが、来シーズンはそれを確実に克服していき、さらに上位を目指していきたいと思います。」
※今シーズンのたくさんのご声援をありがとうございました。