第6戦 SUZUKA GT 300km RACE

前回の鈴鹿に引き続き、フロントローを獲得

SUPER GTは残りレースが3戦となり終盤戦に入る。Modulo Nakajima Racingはうまくいきそうでいかないレースが続き、そろそろ結果に結びつけたいところ。第3戦の鈴鹿ではポールポジションを獲得していることもあり大きな期待が膨らむ。

公式練習でも第3戦を彷彿させるような好調ぶりを見せトップタイムでセッションを終え、いよいよ公式予選Q1の時間を迎える。Q1を担当するのは大津弘樹。大津がアタックを始めた頃、他車のクラッシュで赤旗中断となる。クラッシュ車両の回収後、残り5分でセッションが再開、大津は1分45秒218の2番手タイムでQ1突破を決めた。

Q2を担当するのは伊沢拓也。ウォームアップ後アタックに入った伊沢はトップを上回るタイムでセクター1を通過していったが、最後のセクターをうまくまとめ切れずに僅か0.091秒及ばず2番手となった。決勝レースはフロントローからのスタートとなり、前回鈴鹿で果たせなかった表彰台を目指して52周のレースに臨む。

総監督　中嶋 悟コメント

「ドライバーが悔しがっていましたね。だけど、相性がいいのもあり、前を争う予選は本当に楽しいです。結果、フロントローで、今度は前回のよくなかったところを改善できているはずなので、期待して見守っていただければと思います。」

伊沢 拓也選手コメント

「今までの自分たちだったら手放しで喜んでいたと思いますが、前回鈴鹿でよかったこともあり、そういう意味では今シーズン一番悔しい結果になりました。いいところからスタートできるので、前回から改善されているところをしっかり発揮して明日は表彰台を目指したいと思います。」

大津 弘樹選手コメント

「途中で赤旗になったことで、おいしいところを失った状態で2回目のアタックでタイムを出しました。Q1を突破できたか心配になりましたが、2番手で通過できてホッとしています。前回の鈴鹿後、あまりよくないレースが続きましたが、ここに戻ってきたら前回と同じぐらいのパフォーマンスがあったので、これを十分に発揮したいと思っています。明日の決勝がどうなるかが重要なので、最後まで力を出し切って表彰台に上がれるようにしたいです。」

上位争いを繰り広げ、5ポイントを獲得！

決勝日も快晴に恵まれた鈴鹿サーキット。決勝のスタートドライバーは伊沢。フロントローからスタートを切り、3番手以下を少しずつ離しながら周回していったが徐々に差を詰められ、13周目にパスされ3番手に。18周目からピットインをするマシンが出てきて、伊沢も21周目にピットイン。

大津に交代してコースに戻ると、ほどなく300クラスのマシンのアクシデントでセーフティーカーが導入される。27周目にレースは再開、ポジションが整理されると大津は5番手を走行。安定した走りで残り10周頃までは5番手を守っていたが、最終的に6位フィニッシュで5ポイントを獲得した。

総監督 中嶋 悟コメント

「全体的にレースが出来たという感じがしていて、いいレースだったと思います。上位で戦えるようになったのはここまでの成果。課題が少しずつ改善されているので、次戦もまた頑張っていきたいと思います。たくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。」

伊沢 拓也選手コメント

「もちろん表彰台を目指していたので悔しい気持ちはありますが、今シーズンの中ではしっかりライバルと戦えるレースができたと思います。自分たちの大きな課題であるレースペースが上がらないことについては克服できたとは言えませんが、一定のレベルでは戦えたと思っています。うまくいかないこともありましたが、うまくやれればしっかりと戦えるところまできていますので、次戦は今年のベストリザルトを目指して頑張ります。」

大津 弘樹選手コメント

「タイヤの温まりの問題もあり5番手で周回することになりましたが、前は見えていながらもなかなか追いつけない苦しいレースでした。とは言え、ここ2戦の苦しい中で得たデータを活かせたことが今回の上位争いができた要因ではないかと思います。結果は6位で今回が一番チャンスだと思っていた表彰台に上がることができず持ち越すことになってしまいましたが、諦めず最後まで頑張りたいと思います。」

※次戦は11月7日・8日にツインリンクもてぎで行なわれます。