トップ > レース > レースレポート > SUPER GT 第5戦 FUJI GT 500mile RACE

Schedule レースカレンダー

2018 SUPER GT RACE REPORT

SUPER GT 第5戦 FUJI GT 500mile RACESUPER GT 第5戦 FUJI GT 500mile RACE

予選
会場:富士スピードウェイ
日付:2018年8月4日(土)
天候:晴
予選結果:10位
観客動員数:22,100人

コンマ1秒及ばずQ2進出を逃す

前戦タイから約1ヶ月、第5戦は今季最長の500マイル(約807km)で争われる。猛暑が続く夏場の長距離レースとあり、過酷なバトルが予想されるが、粘り強く走り切って、できるだけ多くのポイントを獲得したい。

7月からの酷暑が続く日本列島は、この日も猛暑となり朝から蒸し暑い1日となった。14時55分からの予選に向けて、公式練習でセットアップを詰め、ベルトラン・バゲットがQ1のアタックを担当する。Q1がスタートしても全車がしばらく待機の状態が続いたが、残り時間が9分を切る頃から、続々とコースインを始める。バゲットも残りが8分となるとコースインをして、アタックを進めていき、計測3周目に1分29秒482をマークしたが、ポジションは10番手となり、Q2に進むことはできなかった。

Q2に進出した8位のタイムは、1分29秒378で、僅かコンマ1秒の差でQ2進出を逃し、悔しい結果となったが決勝での挽回に期待が膨らんだ。


総監督 中嶋 悟コメント

「僅かの差でQ2進出ならず悔しいところですが、この僅かの差を何とかしなければ先に進むことができないので、問題点をしっかり洗い出すことが大事だと思っています。決勝に関しては長いレースなので、チーム一丸となり粘り強く走って1つでも上を目指します。」

ベルトラン・バゲット選手コメント

「We mainly worked on the race set-up in free practice and we had no real time to do any qualification simulation. Looking at that, to be just 4 tenth off the pole position is not too bad even if we wanted to be in Q2. Anyway tomorrow is a long race and we'll fight back!」

「朝のフリー走行では、主に決勝に向けてのセットアップに取り組んでいたので、予選に向けてのシミュレーションを行なうことはできませんでした。結果は、ポールポジションからわずか0.4秒の差でQ2に進出する事が出来ませんでしたが、それほど悪い状況ではありません。 とにかく明日はとても長いレースなので、頑張ります!」


松浦 孝亮選手コメント

「タイトな予選にはなると思っていましたが、本当に僅差でQ2に行くことができませんでした。もう少し上位にいけると思っていたのですが、コンマ1秒の差で10位という結果になりました。わずかコンマ1秒ですが、このコンマ1秒を争うのがモータースポーツの一番難しいところだと思います。明日に向けての準備は出来ているので、頑張るだけです。」



決勝
日付:2018年8月5日(日)
天候:曇
決勝結果:13位
観客動員数:38,300人

猛暑の中での長距離レース、過酷な状況での勝負の行方は?

決勝日も雲はあるものの蒸し暑く、午後に向けては陽射しも強くなっていった。500マイルの長いレースはこの過酷な状況の中、13時30分にスタートを切る。スタートドライバーはバゲット。バゲットは1周目に幸先よく前のマシンをパスし、ポジションを上げるが、10周目には後ろのマシンにパスを許し10番手を走行、19周目に最初のピットインを行なう。ここでドライバーは松浦孝亮にチェンジし、コースに戻ったが、直後にマシンの不具合を訴え、結果的に順位を落としてしまう。35周頃になると1回目のルーティンのピットインを行なうマシンが続々とあらわれだす。約1/4の周回が終わる頃、Epson Modulo NSX-GTのポジションは13番手。その後もなんとかペースを保って12番手を走行していた58周目に2度目のピットインを行ない、再びバゲットがマシンに乗り込む。

バゲットは15周ほど走行すると、ポジションは12番手へ。さらに5周ほどで11番手へと、着実にペースアップをしながら周回を続ける。177周の半分の周回を迎える頃、バゲットは9番手争いを展開し、パスに成功したが、別の後続のマシンにパスされ、10番手で再び松浦にバトンを渡す。懸命に前について走行していたが、300クラスのマシンとの接触があり、ペースを上げることができず14番手となったが、前を走るマシンを1台パスすることに成功し13番手に。136周目に最後のピットインを行ない、バゲットがステアリングを握り、チェッカーまでマシンを運びたいところだったが、接触によるマシンのダメージが悪化したため、ピットにマシンを戻すことになり、そのままチェッカーとなり、規定周回に達していたため結果13位となった。



総監督 中嶋 悟コメント

「長いレースということもあり、観戦している皆さんも過酷なコンディションだったと思いますが、レース前半は特に暑さも厳しく大変なレースでした。なんとか4回のピットでチェッカーまで走り切りたかったですが、マシンのダメージが酷くなり、ピットでレースを終えることになりました。レースペースは悪くなかったので、次戦に向けてまた準備をしていきたいと思います。暑い中、たくさんのご声援をありがとうございました。」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「I feel quite disappointed about today's race. Our car was quick enough to do a top 5 I think but we did too many small mistakes and we couldn’t achieve that. At the end Kosuke had a contact with a GT300 and the car became completely undrivable so we decided to retire the car.」

「今日のレースは残念なものになってしまいました。 トップ5を狙えるような速さがあるマシンだったと思いましたが、多くの小さな間違いを重ねてしまい思うような成績を残すことが出来ませんでした。松浦選手のスティントで300クラスの車両と接触してマシンにダメージを負ってしまい、そのダメージが悪化してきたためリタイアをすることとなりました」


松浦 孝亮選手コメント

「自分のスティントでアクシデントがあり、チームに迷惑をかけてしまいました。最初のスティントでは、ピックアップを拾ってしまいバイブレーションに悩まされ順位を落としてしまいました。また、2回目のスティントでは他車と接触して破損した箇所が原因でチェッカーを受けることが出来ませんでした。どちらのアクシデントも回避できたかもしれないと思うと悔やむばかりですが、マシンの速さは実感しているので、次戦で挽回したいと思います」

※次戦は9月15日・16日にスポーツランドSUGOで行なわれます。



Privacy Policy
contact sitemap