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Schedule レースカレンダー

2018 SUPER GT RACE REPORT

第2戦 FUJI GT 500km RACE第2戦 FUJI GT 500km RACE

予選
会場:富士スピードウェイ
日付:2018年5月3日(木)
天候:雨のち晴
予選結果:11位
観客動員数 : 31,300人

ゴールデンウィーク開催の第2戦、予選は天候に翻弄される

ゴールデンウィーク中に開催される第2戦。予選日は、早朝から嵐のような天候で、練習走行が始まる頃には雨はほぼ止んだものの、コース上に霧が立ち込め、視界不良のためにスタートディレイの状況が続く。予定されていた練習走行時間が終わる頃になっても、状況は改善されず、結局はキャンセルに。その後、監督ミーティングが行なわれ、午後のスケジュールは12時50分から30分間の練習走行、15時15分から20分間の公式予選が行なわれることが発表された。

通常よりは短い30分間のフリー走行をEpson Nakajima Racingは4番手で終え、予選に備える。当初の予定とは異なる20分間1回の予選で、タイヤは2セットを登録し、ドライバーはどちらのドライバーでも可、というかたちで行なわれる。

その予選で、ステアリングを握ったのはベルトラン・バゲット。バゲットは、1セット目のタイヤを装着し、まずは1分29秒501をマークし、14番手タイムで一旦ピットに戻る。セッティングの微調整とタイヤ交換を行ない、2セット目のタイヤで再びアタックをする。1セット目のタイヤでのタイムを大幅に更新したものの、結果は12番手。予選後に、上位のマシンが四輪脱輪のペナルティを受け、当該タイムが抹消されたことにより、1つ順位が繰り上がり11位となった。


総監督 中嶋 悟コメント

「30分間のフリー走行で期待は膨らみましたが、少しのことで思ったような結果には繋がらなかったように感じています。決して悪い状況ではないので、明日のレースでは少しでも前へ行けるように頑張ります」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「The weather gave us a hard time today. We got a reduced amount of time in free practice to set-up the car. In qualy I struggled a lot in the last sector because of big jumping from the car at the exit of the corner. It made it really difficult to drive and after a good 1st and 2nd sector I was losing everything in the last one. Anyway, tomorrow is another day and we'll try to improve that.」

「今日は、天候に翻弄されフリー走行で車をセットアップする時間が短縮されてしまいました。 予選では、コーナーの出口で車が跳ねる症状が出てしまい、最後のセクターでは苦労しました。セクター1・2はよかったのですが、最後のセクターで大きくタイムロスをしました。 とにかく、明日はその問題を解決し良い成績が残せるよう頑張ります」


松浦 孝亮選手コメント

「天候が荒れたために出番は少なかったですが、明日のレースはかなりの混戦になると予想されますし、勝負できるスピードは持っていると思うので、少しでも上位を狙いたいと思います」



決勝
日付:2018年5月4日(金)
天候:晴
決勝結果:リタイア
観客動員数 : 55,000人

上々の走り出しを見せるが、中盤アクシデントに見舞われる

決勝日は朝から好天に恵まれ、富士山も綺麗に顔を出した。ゴールデンウィークともありサーキット周辺道路は混雑し、グランドスタンドもスタートを待つファンで埋め尽くされた。25分間のウォームアップ走行を終え、いよいよ500qのレースのスタート時刻が迫る。なお、今回は通常より長いレースで、2回のピットインが義務付けられている。Epson Nakajima Racingのスタートドライバーはベルトラン・バゲット。バゲットは11番グリッドからオープニングラップで一気に8番手に浮上。翌周にも1台をパスし、7番手に。タイヤの温まりがよく、数周はペースを上げていったが、10周を過ぎた頃から早くも状況が厳しくなり始める。14周目に1台、その翌周に2台にパスされ、順位を落としていく。20周を過ぎる頃には13番手までポジションダウンするが、残り周回も90周と先が長いレースなので、前について懸命に周回を続けていく。31周目に1回目のピットインを行ない、タイヤ交換、ドライバーを松浦孝亮に交代してコースに戻る。ポジションは15番手となったが、この時点でも、まだ3分の1しか消化していない状況で、諦めることなく必死で前を追いかけていく。前を走っていたマシンがピットインしたため、14番手を走行していたところ、45周目のヘアピンで300クラスのマシンと接触し、スピンをしてしまう。その際にクラッチトラブルが発生し走行不能となり、残念ながらここでレースを終えてしまうことになった。



総監督 中嶋 悟コメント

「走り出しは上々でしたが、段々と状況が厳しくなってきて、最後までどう戦うか・・・考えていた矢先に、アクシデントに見舞われてしまいました。気持ちを切り替えて、次のレースに向けて準備をしていきたいと思います。たくさんのご声援をありがとうございました」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「I enjoyed a lot the first laps. I took a good start and the car was really competitive at the beginning, I overtook a few cars to be 7th after 10 laps. From that point the grip started to go down and I just started to lose position. The grip on the rear went down and it was impossible for me to put power down. It's a race to forget and we'll work hard to be better on the next ones.」

「良いスタートを決められ、車の調子もよく7番手までポジションを上げることができ、とても楽しめました。そのあと段々とグリップが落ちていきポジションも失ってしまいました。次のレースに向けて気持ちを切り替えていきます」


松浦 孝亮選手コメント

「今回は、マシンのセットアップをするための走行時間が短かったことが響き、レースでも苦戦を強いられました。結果的には300クラスとの接触でレースを終えてしまいましたが、課題は多いので次戦に向けてチームと準備をしたいと思います」

※次戦は5月19日・20日に鈴鹿サーキットで行なわれます。



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