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Report レースリポート

2018 SUPER FORMULA RACE REPORT

第1戦 鈴鹿サーキット第1戦 鈴鹿サーキット

予選
会場:鈴鹿サーキット
日付:2018年4月21日(土)
天候:曇
予選結果:
 #64 ナレイン・カーティケヤン:11位
 #65 伊沢拓也:4位
観客動員数 : 22,000人

SUPER FORMULA2018開幕!

SUPER GTに続き、SUPER FORMULAも2018シーズンの開幕戦を迎える。例年通り鈴鹿サーキットで2&4レースとして、全日本ロードレース選手権との併催で行なわれ、グランドスタンド側では、Enjoy Hondaの開催もあり、朝から多くの家族連れで賑わいを見せた。

気温23℃、路面温度33℃ながら、初夏を思わせるような気候の中、予選Q1がスタート。64号車のナレイン・カーティケヤン、65号車の伊沢拓也の2台は揃ってコースインし、ミディアムのニュータイヤでアタックを始める。最初のアタックを終え、一旦ピットに戻ると2セット目のニュータイヤに交換後、再びアタックに入る。カーティケヤンは6番手、伊沢は13番手タイムをマークし、Q2に進出を決める。

Q2はQ1の上位14台で争われ、全車ソフトタイヤでの僅差のバトルが展開された。残り時間が僅かとなったところでコースアウト車両が発生し、赤旗となる。残り3分で再開された最終アタックの結果、カーティケヤンは2セット目のソフトタイヤのニューを投入しタイムアップはしたが11番手でノックアウト、残り3分を待機していた伊沢は6番手でQ3に進出を果たす。

Q2の上位8台で争われる最終セッションとなるQ3。伊沢は残り時間が5分となったタイミングに1番乗りでコースインする。ソフトタイヤでの一発勝負となり、4番手タイムをマーク。TCS NAKAJIMA RACINGでの初戦を4番グリッドから戦うことになった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「Q2最後の赤旗で少し誤算がありましたが、上々の予選だったと思います。明日は300kmといつもの鈴鹿のレースより長丁場になりますが、しっかりと準備をして万全の体制で戦えるようにしたいと思います。」


#64 ナレイン・カーティケヤン選手コメント#64 ナレイン・カーティケヤン選手コメント

「I think for the 1st race, medium tire was very good. But this year we have to set two kinds of tires, the soft compound as well. So Q2 we got cut out a bit, missed Q3 by one tenth of a second but I think overall performance for TCS NAKAJIMA RACING is quite positive. Obviously, car #65 is being positioned No. 4 and gladly I am No.11, so close to the points. Tomorrow is a 300km race so we have to consult the tires and get it to the points.」

「ミディアムタイヤはとてもよかったです。しかし、今年はソフトタイヤを含め2種類のタイヤを使うルールです。 ソフトタイヤを使ったQ2では、0.1秒差でQ3に進むことができませんでしたが、全体的にTCS NAKAJIMA RACINGのパフォーマンスはとても良かったと思います。 嬉しいことに、65号車のポジションは4番目、私が11番目ということで、ポイント獲得に近づきました。明日は300kmのレースになりますので、タイヤをうまくマネジメントすることで、ポイントを獲得するよう頑張ります。」


#65 伊沢拓也選手コメント#65 伊沢拓也選手コメント

「赤旗が出てすこし混乱があった予選でしたが、フリー走行からの調子をQ3までうまくつなげることができ、4番手という、確実に表彰台を狙えるグリッドを獲得できたのは、オフシーズンにチームと一緒にやってきたことが実を結んだ結果だと思います。明日は300kmの長いレースなので、最後までしっかり走り切って表彰台を目指します。」




決勝
日付:2018年4月22日(日)
天候:晴
決勝結果:
 #64 ナレイン・カーティケヤン:17位
 #65 伊沢拓也:5位
観客動員数 : 34,000人

最後まで粘り、65号車が5位入賞!

前日に続き、快晴となった鈴鹿サーキット。午前に設定されたフリー走行で#64カーティケヤンは16番手、#65伊沢は7番手で終え、決勝レースに備える。

決勝スタート時の気温は26℃、路面温度は40℃と汗ばむ気候の中、13時50分に予定通り全19台が300qレースのスタートを切る。TCS NAKAJIMA RACINGは2台揃ってミディアムタイヤでスタート。カーティケヤンは序盤でポジションを落とすことになり、伊沢もスタートで1つ前に出ることに成功したが、1周目を終える頃に後方のマシンにパスされ、元のポジションに。その後はしばらく小康状態が続くが、ナレインは1つポジションを回復し、14番手に。トップから2台が後続を離していく展開となるが、4番手を走る伊沢も必死に食らいついていく。20周を過ぎる頃、ピットインを行なうマシンがあらわれだし、約半分のマシンがピット作業を終えてコースに戻る。トップのマシンを含む残りのマシンがいつピットインするか注目されたが、なかなかピットには入らないまま半分の周回が終わる頃、カーティケヤンは6番手、伊沢は3番手を走行。まずは伊沢が31周目に、その後ナレインが33周目にピットインを行ない、それぞれソフトタイヤに交換する。その他のマシンもピットストップを終えた時点で、伊沢は6番手、カーティケヤンは12番手を走行。それぞれ前を懸命に追いかけていくが、カーティケヤンは38周目にコースアウトを喫し、ピットに戻ることに。タイヤ交換とマシンのチェックを終え、17番手でコースに戻りそのままチェッカーを受けた。順調に周回を重ねていた伊沢は終盤に2回ピット作戦を選択したライバルのマシンに真後ろまで迫られながらも、それをうまく凌ぎ、5位入賞となった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「開幕戦で5位ポイント獲得となり、いいスタートが切れたと思います。ナレインに関しては、レースラップは速かったものの、ミスがありスピンをしてしまいました。チームのピット作業を含めて、次戦以降で挽回できるよう、準備をしていきたいと思っています。」


#64 ナレイン・カーティケヤン選手コメント#64 ナレイン・カーティケヤン選手コメント

「We had some issues, one is starting clutch so the start was not the best but the pace was quite good. Unfortunately, when I did the pit stop and came out, the tire were cold so I lost the position and then I tried to catch up the car #6, which was in front of me. I made a small mistake and dropped out of the track so I lost time. Apart from that, it was ok but qualifying could have been better. Having car #65 done well, I think we can do well next time in two weeks.」

いくつかの課題がありました。一つはスタートがベストではありませんでした。しかし、ペースはとてもよかったです。また、不幸なことにピットストップした際に順位を落としてしまいました。その後、前にいた6号車に追いつこうとチャレンジしました。結果として、ミスがありコースアウトしてしまいました。それ以外は順調でしたが、予選で順位を上げていればよかったと思います。65号車は良い結果が出たので、チームとして2週間後の次戦でもよい結果を出せるようがんばります。」


#65 伊沢拓也選手コメント#65 伊沢拓也選手コメント

「移籍して最初のレースで5位になりました。表彰台が見えるところにいたので、悔しさもありますが、いい流れでレースを終えることができました。このいい流れのまま、次のレースで表彰台にのぼれるようにチームの皆と準備したいと思います。」


※次戦は5月12日・13日にオートポリスで行なわれます。



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