Schedule レースカレンダー
第2戦 FUJI GT 500km RACE
会場:富士スピードウェイ
日付:2017年5月3日(水)
天候:曇り
予選結果:15位
観客動員数 : 34,100人
ライバルに引っかかり、Q2に進出できず
ゴールデンウィークに行なわれる恒例の富士スピードウェイでのSUPER GT第2戦。5連休の初日となった予選日は朝から青空が広がる過ごしやすい天候となった。
公式練習を終え、予選に向けた準備が進められ、15時ちょうどに500クラスのQ1がスタート。5分ほど経過したのち、アタックを担当するベルトラン・バゲットはコースインしてウォームアップを始める。徐々にタイムアップさせ、計測4周目には公式練習のタイムを約0.8秒縮める1分29秒880をマークするも、アタックを終えたライバルに引っかかってしまったということもあり、ポジションは15番手でQ2に進出できずに予選を終えた。
総監督 中嶋 悟コメント
「少しずつ状況は改善されていると思いますが、ポジションに表せられず・・・他のホンダ勢とともに明日の500kmレースを根気強く走り切って、1つでも上を目指したいと思います」
ベルトラン・バゲット選手コメント
「We did our best but our pace is not good enough this weekend. I think we could have been a bit better but another car completely blocked me in my best lap in last sector. Anyway we keep working and we hope we can bring back some points tomorrow during the race.」
「最善を尽くしましたが、今週のペースは決して良いとは言えないと思います。あと少し良くなるのではと思いますが、特に予選最終ラップで一番のペースを刻んでいた時に、あるクルマが完全の僕のクルマをブロックしていました。ともかく懸命に努力してポイントを持ち帰りたいと思います」
松浦 孝亮選手コメント
「持ち込んだタイヤが思ったよりも硬かったことと、もう少し高温になることを予想していたのに、気温が上がらなかったことも、この結果の要因になったと思います。明日は長丁場なので、チームと協力してしぶとく頑張りたいと思います」
日付:2017年5月4日(木)
天候:晴れ
決勝結果:13位
観客動員数 : 58,000人
タイヤトラブルに見舞われ、課題が残る展開に
決勝日も富士山がくっきり見える青空が広がる快晴で、早朝から多くのモータースポーツファンで賑わいを見せた。今シーズンから決勝前のフリー走行がなくなったこともあり、20分のウォームアップが今日の走り始めとなり、決勝へ向けた確認作業をする。レースがスタートする午後にかけて、気温は上昇し初夏を思わせるような気候となった。500kmのレースのスタートドライバーはバゲット。
バゲットは15番グリッドからスタートを切り、1つポジションを上げてコントロールラインに戻り14番手に。序盤は大きなアクシデントもなく、この順位で懸命に走行を続けていくが徐々にタイヤが厳しくなっていき、苦しい周回が続く。28周目に予定より早めのピットインを決め、その指示を出したが、同じ周で左リアタイヤがパンクし、スロー走行でピットインをしてくることに。タイヤ交換、給油を行ない、ドライバーをバゲットから松浦孝亮に交代し、14番手でコースに戻り走行を続けていく。
松浦も不安を抱えた厳しい状況ながら懸命の走行を続け、担当するスティントを無事に走り切り、13番手で71周目にバゲットへ再びバトンを渡す。バゲットは残り周回も我慢の走行となりながらも安定したラップタイムを並べ、チェッカーまでマシンを運びたいところだったが、タイヤの振動が酷くなったため95周目に3度目のピットインを強いられることになり、タイヤ交換を行なう。結果、13位で長い500kmのレースを終えた。
総監督 中嶋 悟コメント
「序盤にアクシデントが発生し、どうなることかと思いましたが、なんとか粘り強くチェッカーまでマシンを運んでくれました。言うまでもなく、課題は多々ありますが、こういう積み重ねを大事にして、次戦に繋げていきたいと思います。本当に多くのご声援をありがとうございました」
ベルトラン・バゲット選手コメント
「Tough race. Our pace was not bad at the beginning and I could overtake car 16. But after 15 laps I slowly started to loose the grip on the rear and my laptimes were getting slower and slower. Unfortunately I suffered a puncture at the end of my stint and our pace was never the same after that. We have some big evolutions on the tyres arriving in the coming weeks so I hope it’ll help us to go faster!!」
「タフなレースでした。序盤のペースは悪くありませんでしたし、16号車をオーバーテイクも出来ました。しかし15周後くらいからリアグリップが落ち出し、タイムも遅くなってきました。また自分のスティントの最後のあたりでリアタイヤがパンクをしてからはペースが戻ってきませんでした。何週間かでタイヤに大きな進化がありそうですので、期待しています」
松浦 孝亮選手コメント
「今回のレースはペース的にも厳しくて、バゲット選手のスティントでパンクしてしまったように、富士スピードウェイはタイヤに厳しいサーキットのひとつで、もっともっと開発をしていかなければならないと感じています。課題が多く残ったレースでしたが、それを改善できるように次のオートポリスに向けてチームと協力をして準備をしていきます。たくさんのご声援をいただき、ありがとうございました」
※次戦は5月20日・21日にオートポリスで行なわれます。