トップ > レース > レースレポート > SUPER GT 第5戦 44th International SUZUKA 1000km

Schedule レースカレンダー

2015 SUPER GT RACE REPORT

第5戦 44th International SUZUKA 1000km第5戦 44th International SUZUKA 1000km

予選
会場:鈴鹿サーキット
日付:2015年8月29日(土)
天候:曇
予選結果:3位
観客動員数 : 26,000人

今シーズン最高となる3番グリッドを獲得!

前半戦を終え、ますます期待が膨らむレース内容となってきているEpson Nakajima Racingだが、第4戦はポイントゲットまであと1歩及ばず11位でチェッカーを受けた。そして迎えた第5戦は、シリーズ最長となる1000kmの熱い戦いが繰り広げられる。シリーズの山場とも言える大事な一戦となるこのレースで、何とか上位に名を連ね、後半戦の弾みをつけたい。

曇り空ではあったが蒸し暑い1日となった予選日。午前中に行なわれた公式練習でトップタイムをマークし、予選へ向けた準備が着々と進められていく。
14時50分からGT500クラスの予選がスタート。Q1を担当したベルトラン・バゲットは残り10分を切ったところでコースイン、アタックを開始。6番手タイムをマークし、残り時間が3分半となった時点で、コースアウトしたマシンがあり赤旗が提示される。回収作業後、残り時間5分で予選が再開となり、バゲットは再びコースイン。Q2への進出を確実にするため、渾身のアタックを見せ、1分48秒022の3番手タイムでQ2に進出した。

Q2は中嶋大祐が担当。2分経過したところで真っ先にコースインした大祐は丁寧にタイヤを温めて、アタックを開始する。徐々にタイムアップし、5周回目に1分47秒785のタイムを叩き出し、3番手で今シーズン最高となるグリッドを獲得して、決勝レースに臨む。


総監督 中嶋 悟コメント

「もうちょっとだったね。明日は長いので、最後までコースで戦えるようにしたいね。」


中嶋 大祐選手コメント

「3番手と聞いたときは悪くないと思いましたが、トップとの差を聞いて悔しさが出てきました。とはいえレースに向けては悪くないポジションだと思いますので、明日が楽しみです。」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「I'm really happy about today's result. The car feels really good and we missed the pole for only one tenth. The car is quick as well with high fuel so we should be able to fight during tomorrow's race. We'll have to be patient as it's a long race and the first target will be to finish it without any problem.」

「今日の予選結果には本当に満足しています。マシンはセッティングの仕上がりも良く、残念ながら10分の1秒差でポールポジションを逃すことになりましたが、決勝レースではいい戦いができると思います。今回は1000kmという長いレースになりますが、まずはトラブルなくレースを走り切ることを目指したいと思います。」




決勝
日付:2015年8月30日(日)
天候:雨
決勝結果:9位
観客動員数 : 34,000人

雨の中のレース。今シーズン初のポイントゲットを果たす!

公式予選で3位という、今シーズン最高となるグリッドを得て、1000kmの長いレースに挑むことになったEpson Nakajima Racing。決勝日は、スタート進行時に行なわれる20分間のウォームアップ走行のみで、決勝スタートを迎えることとなった。

今にも雨が落ちてきそうな灰色の雲が広がり、スタート進行が始まる頃には本降りに。その後も弱くなったり強くなったりを繰り返しながら雨が降り続く中、いよいよレーススタート。スタートドライバーを務めたベルトラン・バゲットはオープニングラップで3番手から一気にトップに浮上。スタンドを埋め尽くした観客を大いに沸かせる。順調に周回を重ねていきたいところだったが、雨量が増え、コースは厳しいコンディションに。バゲットは6周目にコースアウトした際にはなんとかトップを守ったが、後続のマシンが次々に迫ってきて、8周目に1台、10周目にも1台にパスされ、順位を落とし、さらにもう1台にもかわされ、順位を守ることができず苦しい周回が続く。15周を終えると10番手にまで順位を落とすが、バゲットはまだまだ序盤の戦いということもあり粘り強くラップを重ねていく。27周を終えたところで1回目のピットイン、タイヤ交換と給油、ドライバーを中嶋大祐にチェンジしてコースに戻る。相変わらず雨量が多く、厳しいコンディションの中での走行が続いたが、大祐は丁寧にマシンを操り、なんとか前を捕えたい一心で集中して周回を重ねていく。レースの3分の1を消化したところで10番手を走行。50周を終えた時には9番手、この順位をキープしつつ2回目のピットインを迎える。57周目にドライバーを再びバゲットに交代、このあたりで雨が止み、コースコンディションが微妙なハーフウエットの状況であったが、チームはスリックタイヤを選択し、コースに復帰した。代わったバゲットは慎重に自己ベストタイムを記録しながら、走行を重ねていく。そんな矢先、GT300クラスのアクシデントがありセーフティーカーが導入される。セーフティーカーランが終了し、70周目にレース再開。数周後、1コーナーでオイルにのって飛び出したマシンがあり、再びセーフティーカーが入る。
セーフティーカー導入中の78周目に3回目のピットストップを敢行。再び大祐がステアリングを握る。レース再開となり、大祐は10番手を走行。前とのギャップが大きいが、残り90周とまだまだ先が長いので、根気強く周回を重ねていく。104周目に3回目のピットインをしてバゲットに交代、132周目に最後のピットインをして、大祐に交代しチェッカーを目指す。大祐は終始安定したペースで刻々と周回をし、9番手でチェッカーまでマシンを運び、3ポイントを獲得。今シーズンの嬉しい初ポイントゲットとなった。


総監督 中嶋 悟コメント

「だんだん手応えを感じられるようになってきたね。完走してポイントは取りましたが、総合的には足らない部分があるので、菅生に向けて頑張ります。」


中嶋 大祐選手コメント

「要所で速さを見せることができた週末でしたが、まだまだ上位のライバルと比べると対応力に差があると感じました。これまでチームとダンロップさんが進めている開発の方向性が正しいことは間違いありませんが、決勝で上位争いをするためにはまだまだやらなければいけないことがたくさんあると実感しています。まずは、ポイントを獲得することができたので、後半戦に向けて弾みをつけることができたと思います。ご声援ありがとうございました。」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「It was a big pleasure for me to lead the race at the beginning. The car was very competitive with low water but we started to struggle a lot more when the rain became heavier. After two stint we lost the hybrid system and we did a mistake as well in my second stint with the tire pressure. Anyway with all those problems we still scored some points which is really positive and we'll try to continue like this at the next race!」

「レースのスタートではレースをトップで走ることができて、とても嬉しかったです。マシンはコース上の水が少ない時には良かったのですが、雨が強くなって、水の量が増えたら、厳しい状況になってしまいました。2スティントを終えて、ハイブリッドシステムのトラブルに見舞われ、僕の2回目のスティントの時にはタイヤの空気圧のトラブルがありました。次のレースではそういったトラブルが出ないようにして、戦っていきたいと思います。」

※次回のレースは9月19日・20日にスポーツランド菅生で行われます。



Privacy Policy
contact sitemap