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2015 SUPER GT RACE REPORT

第2戦 FUJI GT 500km RACE第2戦 FUJI GT 500km RACE

予選
会場:富士スピードウェイ
日付:2015年5月2日(土)
天候:晴れ
予選結果:12位
観客動員数 : 33,500人

懸命のアタックを試みるも、Q2進出ならず

開幕戦ではマシントラブルが発生し、チェッカーを受けることができなかったEpson Nakajima Racingだが、ゴールデンウィーク恒例の500kmレースを粘り強く走り切り、なんとか上位を狙っていきたいという思いでドライバーとチームは富士スピードウェイに乗り込んだ。

雲ひとつない晴天に恵まれた富士スピードウェイ。ゴールデンウィークということもあり、朝から多くの観客に見守られるという状況の中、9番手でフリー走行を終え、いよいよ公式予選を迎える。

Q1を担当するのはベルトラン・バゲット。バゲットは、ニュータイヤを装着し、残り7分となったところでコースインし、アタックを始める。懸命のアタックを試みたが、本来のパフォーマンスを発揮することができず、最終的に12番手で今回もQ2進出を果たすことができなかった。


チームディレクター 本間 勝久コメント

「セットアップはある程度、安定しているのですが、もうひとつプッシュができない状況です。決勝に関しては、いいデータが取れていますが・・・。とにかく、明日は長丁場のレースなので、最後まで気を抜かず頑張ります。」


中嶋 大祐選手コメント

「Q1ではバゲット選手が一生懸命アタックしてくれましたが、残念ながらQ2進出は叶いませんでした。今日の結果は残念ですが、ロングランのペースは悪くないので明日は少しずつ確実に順位を上げて行けるように頑張ります。ご声援宜しくお願いします。」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「We improved the car compare to Okayama but we are still not where we would like to be. For some reason since the beginning of the day we struggle to find speed on new tyres. The positive thing is that our car is very consistent and very good on long run. I hope we can show that tomorrow during the race and get some well deserved points.」

「岡山戦のセッティングを再度見直して、富士戦に臨みましたが、まだ理想の形にはなっていません。ただ、ポジティブな点としてはマシンのコンディションに一貫性があるので、レースを走って少しでも改善していきたいと考えています。」




決勝
日付:2015年5月3日(日)
天候:晴れ
決勝結果:12位
観客動員数 : 58,000人

タイヤトラブルに見舞われるも、懸命にプッシュし続ける

土曜日に続き晴天に恵まれた決勝日。9時から行なわれたフリー走行では、8番手タイムで決勝に向けた確認を終えた。開幕戦を早々にリタイアで終えているということもあり、この500kmの長丁場を粘り強く走り切って、今回はできるだけ上位でチェッカーを受けたいところ。

警察車両が先導するパレードラン1周を終え、110周の長い決勝レースのスタートが切られた。12番手スタートのバゲットはオープニングラップをポジションキープで終え、ペースを上げながら周回を重ねていく。早速、1台をオーバーテイクし、その後トラブルでピットインしたマシンがあり、10番手にポジションを上げた。さらにペナルティを受けたマシンがあり、10周を終えた頃には9番手に。その後、アクシデントが発生したためにセーフティーカーが導入される。

16周目にセーフティーカーがピットに戻り、レース再開。直後に2台が絡む接触があり、さらにポジションを2つ上げたバゲットは、後方のマシンに追い上げられ、28周目にパスされたが、粘り強い走りで34周目に大祐にバトンを渡す。GT500クラスの1回目のピットインが全車終わった時点で9番手を走行する大祐は、安定したラップタイムを刻みながら、前を走るマシンを懸命に追いかけていく。110周の半分となる55周が終了した時点で7位と、順調にレースを展開していたが、突如、左リアタイヤのバーストに見舞われ、緊急ピットイン。タイヤ交換と給油、タイヤまわりの修復を施した後、そのまま大祐がコースに戻る。12番手にポジションを落としたが、最後まで諦めることなく、ひとつでも前でチェッカーを受けるためにプッシュし続ける。大祐からバゲットに再度バトンを渡し、チェッカーまで力走を見せ、そのまま12位でチェッカーを受けた。


中嶋 大祐選手コメント

「7位が十分に見えていた中でトラブルが起きてしまったので、非常に残念です。トラブルが起きる直前までペースは安定していて、前兆は全くありませんでした。ただ、レースペースが悪くないことは証明できたと思うので、次戦以降も皆で協力して頑張ります。」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「The race started well. I had a good feeling in the car and I could push to go from P12 to P7. Unfortunately we had a puncture further in the race and that costs us a lot of time and a good place in the points. After that the car was damaged by the puncture and it was impossible for us to fight our way back. It's really disappointing as we could get some very important points but we'll keep working and come back stronger at Buriram!」

「スタートは良かったと思います。マシンの状態も良かったので、12番手から7位まで上がることができました。タイヤのパンクでポジションを落とすことになってしまったのはとても残念でしたが、次のレースに向けてしっかりと準備をして、ブリーラムでの第3戦に臨みたいと思っています。」


総監督 中嶋 悟コメント

「まず、この2日間とも晴天に恵まれ、本当にたくさんのお客様にご来場いただき、心から御礼を申し上げます。500kmの長いレースでしたが、ドライバーはミスなくレースを進めてくれたと思います。アクシデント後も諦めずに走行することができ、次のレースに向けても前向きに考えていける内容であったと思っています。小さなアクシデントが命取りになると実感しているので、チームはしっかりとこの2戦を踏まえて準備を進めていきます。次戦もチームで力を合わせて頑張りますので、ご声援を宜しくお願い致します。」

※次回のレースは6月20日・21日のプリーラム ユナイテッド インターナショナル サーキット(タイ)となります。



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