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Report レースリポート

2013 SUPER FORMULA RACE REPORT

第1戦 鈴鹿サーキット第1戦 鈴鹿サーキット

予選
会場:鈴鹿サーキット
日付:2013年4月13日(土)
天候:晴れ
予選結果:
 #31 中嶋大祐:17位
 #32 小暮卓史:2位
観客動員数 : 21,000人

小暮は決勝に期待を持たせるフロントロー、大祐は後方から追い上げ期す

先週のSUPER GTに続き、こちらもいよいよ開幕を迎えるスーパーフォーミュラ。今年からシリーズ名称が改められ、新たなスタートを切ることとなった。NAKAJIMA RACINGとしても勝負の年となる今シーズンは、昨年と同じラインナップとなる中嶋 大祐、小暮 卓史の2名のドライバーとともにチームの力を結集させてシリーズを戦っていく。

朝から風が冷たく、曇り空で始まった予選日だったが、予選が開始する頃には気持ちいい晴天に。朝のフリー走行で予選に向けたセッティングの確認を繰り返し、小暮5番手、大祐は14番手タイムで終え、予選に備える。

13時50分からノックアウト方式の公式予選が開始。ノックアウト方式の予選とは、Q1 は全19 台が出走し、上位14台がQ2 へ進出。これの上位8台がQ3 へ進出し、最終的にグリッドが決定する予選方式。

まずはQ1。大祐は大事なアタックの周にスピンをしてしまい、17番手タイムでQ2に進出することができず予選を終える。一方の小暮は順調な滑り出しを見せトップタイムでQ2へ進出。そのQ2も、7番手タイムで通過し、いよいよ最終セッションとなるQ3へ。8台のマシンのし烈な争いとなり、小暮は惜しくも2番手タイムで予選を終えた。

明日の決勝レースは小暮が2番手と一昨年以来のフロントローから、大祐は17番手グリッドからのスタートとなる。


チームディレクター 立住 正幸コメントチームディレクター 立住 正幸コメント

「32号車はあともう一歩、決勝に大いに期待します。31号車は、予選の結果は残念でしたが、決勝に関しては期待できると思います。明日は給油もタイヤ交換もありますので、メカニック一丸となって、優勝を目指したいと思います」


#31 中嶋 大祐選手コメント#31 中嶋 大祐選手コメント

「Q1でスピンをしてしまい、新品タイヤでタイムを記録することが出来ませんでした。十分に上位を狙える状況だったのですが、自分のミスで下位に沈んでしまいチームに対して申し訳なく思います。明日のレースは距離も長いので、挽回のチャンスはあると思っています。精一杯頑張って上位を狙います」


#32 小暮 卓史選手コメント#32 小暮 卓史選手コメント

「朝のフリー走行の状態からマシンのポテンシャルが高いことが確認できていたので、予選には大きな期待を持って臨みました。Q1はトップタイムをマークでき、マシンが好調なことを改めて確信しました。タイヤの温まりに関して不安があったのも確かで、Q2はそれが的中し、タイヤの温まりが悪い中でのアタックになってしまったのは僕のミスです。Q3に関しては、そのあたりを修正し、アジャストも施しました。マシンバランスはオーバーステアが酷かったのですが、ポテンシャルは十分にあったと思います。ラップ自体を振り返ると、オーバースピードによるミスもありましたが、トータルではまとめられたと思います。しかし、40号車にコンマ1秒、先を越されたのは悔しいですし、今回はポールポジションが獲れると思って臨んでいたので、この結果には満足していません。
明日は絶好のポジションからのスタートとなり、十分優勝を狙える可能性があると思うのでベストを尽くして頑張って走りたいと思います」




決勝
会場:鈴鹿サーキット
日付:2013年4月14日(日)
天候:晴れ
決勝結果:
 #31 中嶋大祐:16位
 #32 小暮卓史:3位
観客動員数 : 29,000人


小暮は2年ぶりの表彰台も悔しさの残る3位。大祐は勢いに乗れず

決勝日は朝から晴天に恵まれ、気温も少しずつ上昇。

まずは、決勝前のフリー走行で小暮3位、大祐5位と順調にレースに向けた確認を終える。今大会は300kmレースというシリーズ最長のレースで、タイヤ交換のタイミングや、給油のためのピットイン戦略が勝敗に大きく影響するということもあり、作戦ミーティングを入念に行って決勝レースが始まる14時30分を迎える。

午後になってからうすい雲が広がってきたが、依然としてドライコンディションの中、レースがスタート。2番グリッドからスタートした小暮は、早くも2周目に突入した直後にトップのマシンをオーバーテイク。トップに浮上し、その差を引き離しながら快走を続ける。一方の17番グリッドからスタートの大祐は、2回ストップの作戦を選択し、軽めのマシンを操り、1台ずつ確実にオーバーテイクしながら先を急ぐ格好に。17周目に1回目のピットストップを行い、コースに復帰。22周目には小暮がピットイン。こちらは長めの燃料補給を行ない、コースに復帰する。大祐は32周目に2回目のピットインを行い、猛プッシュで最後のスティントを走り切るも16位という結果でレースを終えた。

快調に周回を重ねていく小暮は28周目にピットアウトした40号車をオーバーテイクし、トップに返り咲くとそのまま手を緩めることなく安定した速さで周回を重ねていく。このままトップを走り切ると思われたが、チェッカーまで残り3周となったところで、電気系のトラブルが発生。エンジンがパワーを発揮できない状況となり、2位の40号車に戦う術なく抜かれ、さらには残り1周となったところで20号車にもパスされたが、なんとか3位でチェッカーを受けた。

小暮にとってもチームにとっても2年ぶりの表彰台となったが、頂点が見えていただけに悔しい3位となった。


#31 中嶋 大祐選手コメント#31 中嶋 大祐選手コメント

「他車と異なる燃料搭載量で走ることが出来る2ストップ作戦でポジションアップを狙いましたが、思うようにいきませんでした。今週末、Q1での自分のミスから歯車が狂ってしまいました。決勝中も満足のいくバランスで走ることは出来なかったので、次のレースまでに今回のデータを整理し、万全の状態で臨めるようにしたいと思います」


#32 小暮 卓史選手コメント#32 小暮 卓史選手コメント

「スタートはよくなかったですが、順位をキープすることができ40号車を追う展開となりました。作戦の違いからか40号車とは速さの差があったので2周目のメインストレートでパスすることに成功し、トップに立つことができました。その後はペースを守り、ギャップを築くことに努めました。22周でピットインした際には18秒のマージンを築くことができていたので、ピットアウト後もそのままトップでコースインすることが可能だと確信しました。しかし、再度コースインした際に、数台パスしなければならない状況でタイムロスをしましたが、レース内容としては想像通りの展開となりました。そこからは、40号車と目に見えない駆け引きでタイム合戦を繰り広げていましたが、残り3周の時点でエンジンの吹き上がりの不調が出てしまい、ペースダウンを余儀なくされました。バックストレートで40号車、最終ラップで20号車にパスされ3位でチェッカーを受けました。
ほぼ優勝が目に見えていたので納得がいく結果ではありませんでしたが、このレースウィークで自分たちのチームは従来の速さを取り戻し、十分トップを争える力があることを証明できたと思います。今回の結果は悔しいですが、この悔しさを糧に今回果たせなかった優勝を狙っていきたいと思います」


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「いいレースをお見せできていただけに、悔しい結果となりました。しかし、これもレースです。好調にここまで来ていたので、この屈辱を晴らすべく次戦に臨みたいと思います。第2戦まで、少し時間が開きますので、それに向けてチーム一丸となり準備を進めていきます。たくさんのご声援をありがとうござました。次戦もよろしくお願い致します」

※第2戦は6月1、2日にオートポリスにて開催されます。




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