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2011 SUPER GT RACE REPORT

第5戦 Pokka GT SUMMER SPECIAL第5戦 Pokka GT SUMMER SPECIAL

予選
会場:鈴鹿サーキット
日付:2011年8月20日(土)
天候:曇りのち雨
予選結果:14位
観客動員数:20,500人

真夏の鈴鹿!伝統の一戦の予選は、果敢なアタックも実らず14番手に終わる。

第5戦は今年で第40回にもなる伝統の一戦「Pokka GT SUMMER SPECIAL」。今大会はレース距離500kmでの戦いとなる。

朝からくもり空の予選日。まず9時55分から行われたフリー走行。EPSON HSV-010はマシンにトラブルが発生し満足な状態で走ることができず13番手で終えることに。インターバルでトラブルの原因を解明し、トラブルの対策を施し予選に臨む。

今回の予選はノックアウト方式で行なわれる。この予選は、Q1は全15台出走し、上位11台がQ2へ進出。これの上位7台がQ3へ進出し、最終的にグリッドが決定する。

12時55分から開始されたQ1。まず500クラスと300クラスの混走時間に道上 龍、中山友貴ともに基準タイムをクリア。10分間の500クラスのみの時間帯は中山でアタックをするも残念ながらQ2に進出できず14位で明日の決勝を迎えることになった。


チームディレクター 藤井 一三コメント

午前中の練習走行のトラブルが解明され、対策ができたのは一安心です。ただ、これにより満足なセットアップもできず予選に臨まなければなりませんでした。結果14位ですが、明日のレースは長いですし最後まで戦い抜きます。


道上 龍選手コメント

トラブルが起きて満足のいくような走りができなくてQ1敗退となってしまいましたが、明日は雨の予報もありますし、レインの調子はすごくいいです。500kmの長丁場なので頑張って追い上げます。


中山 友貴選手コメント

練習走行でトラブルを改善するのに時間を費やしてしまいマシンのレベルアップを計ることが出来ませんでした。予選は14位となりましたがデータを解析して、明日は気持ちを切り換えて表彰台目指してたくさんオーバーテイクしたいと思います。




決勝
会場:鈴鹿サーキット
日付:2011年8月21日(日)
天候:曇りのち雨
距離:5.807 km (87 Laps / 505.209 km)
決勝結果:13位
観客動員数:27,000人

激しく変化する天候のなか、度重なるトラブルにも諦めない走りで13位完走

朝から分厚い雲が広がり、10時からのフリー走行開始前には土砂降り状態に。レインコンディションの中、2位でフリー走行を終え、コロコロ変化する雨量を見据えながら14時05分開始のレーススタート進行に備える。

15時10分、雨はほとんど止んでいたものの、いつ降ってきてもおかしくない不安定な天候の中、500kmの戦いがスタート。Epson Nakajima Racingのスタートドライバーは道上 龍。素晴らしいスタートダッシュを決め、10周を消化する頃には6番手まで順位を上げたが、直後にコースアウト、マシンを壊してしまう。道上はすぐにコースに復帰し、壊れたマシンで懸命の走行を見せ1回目のピットインとなる26周目には6番手を走行するまで挽回。

タイヤ交換、給油を行い、中山友貴にバトンタッチ。その中山も前を行くマシンの猛追を開始。1台ずつ確実に捕えていき、2回目のピットインの57周終了時には4位まで順位を上げていく。再度、道上にドライバー交代をしたのち、雨が小康状態になり路面がどんどん乾いていき、レインタイヤでの走行が厳しくなり71周目にスリックタイヤに交換。ベストラップを出した直後、他のマシンに追突されグラベルにストップ。再スタートに時間がかかり追突の影響でリアタイヤがパンク。その交換にピットイン。いろいろなことが次々と起こったレースであったが諦めない走りで完走、結果は13位となった。


チームディレクター 藤井 一三コメント

レースの結果としては13位というポジションでしたが、内容はかなりよかったと思います。ウエット路面でのベストラップを出しながらの猛追はファンの人にも喜んでいただけたと思います。また次回も同じように中身の濃いレースをしたいと思います。


道上 龍選手コメント

前半すごくペースがよくどんどん調子よく前を追い上げていくことができたのですが、そういう乗れている時ほど気をつけなければならないと意識していたのに、少しラインを 外しアンダーステアが出てしまいフロントからコースアウトしてしまいました。幸いマシンもダメージがそれほどひどくなく、なんとか走り直すことができ、順位を取り戻すことはできましたが、後半のスティントでは2回も追突されてスピンをしてしまった結果、順位を大幅に落とすことになってしまいました。

僕の中では最初のクラッシュが流れを変えてしまったと思うので、申し訳ない気持ちです。今後、ミスをすることは絶対に許されることではないので、気持ちを引き締めてチーム一丸となり表彰台に立てるように頑張ります。


中山 友貴選手コメント

道上選手のペースがよかったため、当初の予定よりも遅らせたタイミングでドライバー交代をしました。自分のスティントでは路面コンディションにタイヤがマッチしていいペースで走ることができました。しかし、アクシデントに巻き込まれたりして出入りの激しいレース展開になりました。

自分たちのパフォーマンスであれば表彰台に上れたレースだったので本当に悔しいです。この悔しさを次の富士にぶつけて気持ちを切り換えて今後も頑張っていきたいと思います。たくさんの応援を本当にありがとうございました。みなさんのご声援に応えることができず悔しいですが、これからも応援よろしくお願いします。


総監督 中嶋 悟コメント

予選は14番手と非常に悪いポジションでしたが、コンディション的には我々に有利なかたちでレースは進み、中山に代わる頃には最高4位まで挽回することができました。その後のコンディションの変化に対応することができず、また最後は他のマシンからのプッシングを受け再スタートに時間を要してしまい13位という結果になりました。

菅生からいい雰囲気で鈴鹿入りはしたものの、多くの見せ場は作りましたが、すべてのコンディションに合わせ切れませんでした。次回、巻き返しを誓い全力を尽くしますので、引き続きご声援をよろしくお願い致します。

※次回のレースは9月10日・11日の富士ラウンドとなります。
※テレビ番組放送予定「SUPER GT +」TV東京系 8月28日(日)23:30〜



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