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シリーズ名:2002年全日本F3選手権 第15戦・第16戦
大 会 名:第15戦/第16戦 仙台ハイランドレースウェイ(全長:4.0296km) 距 離:第15戦 4.0296km×17周=68.5032km :第16戦 4.0296km×24周=96.7104km 天 候:8月24日(土)曇り 路面:ドライ :8月25日(日)晴れ 路面:ドライ 観 衆:8月24日主催者発表なし:8月25日9650人(主催者発表) |
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#64佐藤晋也選手、第15戦は2位表彰台獲得も、第16戦は不運の10位に
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いつもヘルメット姿なので。これが素顔です。 | 今回は2戦とも3番グリットよりスタート |
今回の舞台は8月のみちのく連戦第2ラウンドにあたる8月24〜25日の仙台ハイランド。前戦の菅生では連続4位を獲得、パフォーマンス的には納得のいかない部分が多いものの、まずまずの結果を残したNAKAJIMA
HONDAの#64佐藤晋也選手。 今回も地元仙台でのF3メイン開催とあって、#64佐藤選手としてはなんとかさらに上位でのフィニッシュを飾りたいところだ。菅生〜仙台と連続で行なわれた事前テストなどを通じ、一時問題となっていたマシンバランスの悪さも解消、今回も走り始めの金曜から状態はまずまずで、セッティングを煮詰めつつ3〜4番手のタイムをマーク。 土曜の予選1回目を迎えた。 今回はF3がメインのため、土曜の予選はいつもよりゆっくりめの午前11時50分から。 予選開始前には雨がパラついたが、それもすぐにやみドライコンディションでの走行となった。 予選1回目、金曜のセットをベースに多少変更を加えたマシンでコースインした#64佐藤選手は、路面状況の好転を少し待ってからアタックを開始。 しかし、このアタック中には他車に引っ掛かってしまっており、1分43秒501をマーク、まずは7番手にとどまる。その2ラップ後にもう一度アタックを敢行、なんとか1分42秒919までタイムアップし3番手を得るも、一番タイヤのいい状態での100%のアタックとはいかなかった。 続く予選2回目に向け、わずかにセッティングを変更して臨んだ#64佐藤選手は、アタック2周目に1分42秒614で3番手につける。続く計測3周目にもアタックを継続していた#64佐藤選手だが、前車に詰まってややオーバーランとなってしまった箇所があり、43秒台とタイム更新はならず。結局その後はタイムアップはかなわなかったものの、またも予選3番手を獲得することとなった。 両レースの予選上位は以下のとおり。第15戦でのポールポジションは#1小暮卓史選手、2位に#7パオロ・モンティン選手、3位に#64佐藤選手、4位に#37平中選手、5位に##8横溝直輝選手、6位に#3マチュー・ザンガレリ選手。 第16戦はまたも#1小暮選手がポールを奪い、2位に#37平中選手、3位#64佐藤選手、4位に#8横溝選手、5位#7モンティン選手、6位に#36片岡龍也選手であった。 予選から変わらぬ曇り空の下、午後2時33分に第15戦がスタートを迎えた。セカンドロウから好スタートを切った#64佐藤選手は、1コーナー進入では前の#1小暮選手や#7モンティン選手に並びかけるほど接近していたが、背後から#37平中選手が迫っていたため牽制しつつ、ややアウト側にラインを変えたところトップの2台が競り合ったまま1コーナーを直進しかけたため、そのあおりをくらってさらにアウト側に大きくはらんでしまう。 この隙を突かれた#64佐藤選手は#3ザンガレリ選手にかわされた上、さらに3コーナー進入で#8横溝選手にかわされて5番手に。 なんとか早めにポジションの回復を果たしたい#64佐藤選手だったが、シフトアップ時に使う点火カットシステムが5速選択時にうまく作動しなくなるトラブルが発生、思うようにペースアップできない。 8周目には逆に背後につけていた#37平中選手にシケインでかわされ、一時は6番手となってしまう。ところが、10周目に3位を走っていた#3ザンガレリ選手がコースオフして5位に浮上した#64佐藤選手は、続く11周目の複合コーナーで前でバトルとなっていた#8横溝選手と#37平中選手が接触〜スピンとなったため、またもラッキーな形で一気に3位に。 しかし、前を行く#7モンティン選手のペースも悪く、14周目のスプーン進入で一気に抜き去り、#64佐藤選手は2位に浮上する。この時点で残り周回もなく、トップの小暮選手は14秒も先行していたため#64佐藤選手はこのまま2位でゴールとなった。 第15戦上位の結果は、優勝は#1小暮選手、2位に#64佐藤選手、3位に#33吉本大樹選手、4位に#36片岡選手、5位に#2長屋宏和選手、6位に#8横溝選手となった。 日曜の第16戦は好転に恵まれ、路面温度も46℃あたりまで上昇、前日とは大きくコンディションが変わった中での戦いとなった。そのため、チームと#64佐藤選手は若干セッティングを変更、グリッド上でもさらにリヤウイングを調整するなどして第16戦を迎えた。 スタートは午後2時7分。スタートはまずまずだった#64佐藤選手だったが、残念ながら1コーナーで#7モンティン選手にかわされて4番手に。 背後には#36片岡選手がコンマ数秒差でつけるという展開でレース序盤を戦っていた#64佐藤選手だが、5〜6周目あたりからギヤが入りづらくなり始め、そのせいで時折シフトミスもあるなど、#64佐藤選手は思うようにペースが上げられない。 上位3台が1分45秒台でコンスタントに周回を重ねる中、#64佐藤選手はレース前半戦は46秒台が精一杯。 レース中盤になんとか45秒台に突入も、そのころには3番手の#7モンティン選手とのギャップは6〜7秒と大きく開いてしまう。 それでも、なんとか背後の#36片岡選手を封じていたが、レースも終盤を迎えた 21周目の最終コーナー進入で、抜きにかかってきた#36片岡選手と交錯、追突される形で#64佐藤選手はスピンを喫してしまった。 一刻も早くレースに復帰したい#64佐藤選手だったが、後続車が次々通り過ぎるためなかなか復帰できず大きく遅れ、なんと11番手まで後退してしまう。 レースは残り3周と少なく、結局追い上げもかなわずそのまま#64佐藤選手は11位でのフィニッシュとなったが、レース後7位でゴールした#2長屋選手にL項違反のため1周減算のペナルティーが下ったため、ひとつ順位が繰り上がり、#64佐藤選手は10位という結果となった。 なお、第16戦上位結果は優勝に#1小暮選手、2位に#37平中選手、3位に#7モンティン選手、4位に#3ザンガレリ選手、5位に#8横溝選手、6位に#33吉本選手となっている。 |
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● NAKAJIMA HONDA藤井一三ディレクターのコメント マシンバランスはかなり改善しており、連続での上位フィニッシュは確実です。 次戦TIではさらなるポイント獲得と、初優勝を目指して臨みたいと思います。 |
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※次戦は9月7-8日岡山県TIサーキットで開催されます。 |