|
|
シリーズ名:2002年全日本F3選手権 第13戦・第14戦
大 会 名:第13戦/第14戦 スポーツランドSUGO(全長:3.704256km) 距 離:第13戦 3.704256km×18周=66.76608km :第14戦 3.704256km×25周=92.6064km 天 候:8月3日(土)曇り 路面:ドライ :8月4日(日)曇り(のち雨) 路面:ドライ 観 衆:8月3日7950人 :8月4日3万7600人(主催者発表) |
|
久々の地元みちのく開催で連続4位獲得、#64佐藤選手はランク4位を堅守
|
|
前戦では連続3位を獲得、もてぎでの悪夢から立ち直る気配を見せたNAKAJIMA
HONDAの#64佐藤晋也選手。 今回の第13戦/第14戦がスポーツランド菅生で、そして次戦の第15戦/第16戦が仙台ハイランドで行なわれるため、この8月はみちのく連戦となる今季の全日本F3選手権だが、仙台出身の#64佐藤選手にとっては非常に声援も多く、期待の掛かった一戦となると同時に、そろそろマカオ出場権の掛かったシリーズランキング争いも気になるところ。 ここまで91ポイントを獲得し、ランキング4位につけている#64佐藤選手だが、このランキング4位は例年マカオ出場権を獲得できる当確ラインとなるだけに、この仙台ではさらなるポイント獲得が必須条件であった。 3週間前の合同テストに参加、マシン各部の見直しを行なってレースウイークを迎えたチームと#64佐藤選手は、金曜日のF3協会占有走行ではアクセル全開時にブレーキワイヤーが足に引っ掛かるという小さなトラブルのため、思うようにプログラムが消化できなかったものの最終的には5番手につけ土曜の予選日を迎えた。 土曜の予選1回目。#64佐藤選手は計測4周目に1分22秒527をマーク、まずはセッション序盤で2番手につける。 クールダウンラップをはさみながらアタックする#64佐藤選手は、いったん7番手までポジションを下げるもラストアタックで1分21秒442をたたき出して3番手かと思われたが、直後に#37平中克幸選手に逆転され結局第13戦は予選4位からのスタートとなった。 #64佐藤選手の最後のアタックは、あとわずかに早ければもう1周アタックできた可能性もあっただけに、タイミング的には惜しいセッションであった。 続く予選2回目に向けセッティング変更を施しコースインを待っていた#64佐藤選手だったが、濃霧のためセッションは約40分遅れてスタート。 ここでの#64佐藤選手は、アタック3周目に1分20秒001で3番手につけ、続く4周目に19秒828までタイムを詰めるものの、ライバルのタイムの向上によって順位は4位に。 積極的にアタックする#64佐藤選手だが、その後タイムを短縮することができずこの第14戦でもグリッドは4番手となった。 予選上位は以下のような顔ぶれとなった。第13戦はポールに#1小暮卓史選手、2位に#7パオロ・モンティン選手、3位に#37平中選手、4位に#64佐藤選手、5位に#3マチュー・ザンガレリ選手、6位に#18蜜山祥吾選手。 第14戦は#1小暮選手が2戦連続でポールを獲得し、2位に同じく#7モンティン選手、3位に#8横溝直輝選手、4位に#64佐藤選手、5位に#37平中選手、6位に#36片岡龍也選手であった。 土曜の午後、2時39分にスタートを迎えた第13戦。好スタートを切った#64佐藤晋也選手だったが、1コーナーで3番手の#37平中選手に並びかけるもオーバーテイクはかなわず、ポジションキープの4番手でレース序盤を戦うこととなった。前を行く3台のマシンは早々に1分20秒台に入っていくものの、#64佐藤選手はアンダーステアに見舞われてなかなか20秒台にペースアップできない。 なんとか8周目に1分21秒256のベストタイムをマークするものの、その時点で3位の#37平中選手とのギャップは5秒以上。後続の#3ザンガレリ選手に対するマージンは2秒あり、なんとか前を追いたい状況ではあったが、レース後半に向けては逆にオーバーステアの傾向も出だし、残念ながら表彰台一歩手前の4位でのフィニッシュとなった。 この第13戦、優勝は#1小暮選手、2位には#7モンティン選手、3位は#37平中選手が表彰台に上がることに。 翌日の日曜の第14戦も前日同様の曇天下でのスタートとなったものの、気温、路面温度、湿度ともに前日より上昇しており、難しいコンディションでのレースとなった。 翌日からセッティングを若干変更、表彰台を狙っての第14戦。まずまずのスタートを切った#64佐藤選手は前日同様4番手で1コーナーをクリア、レース序盤は3番手の#8横溝選手との戦い。 コンマ2~3秒差でテール・トゥ・ノーズとなる#8横溝選手と#64佐藤選手。 1コーナーで#64佐藤選手もインを伺うも、なかなかオーバーテイクできない。そうこうするうちに、イエローフラッグ区間などで減速しすぎたことも影響したか、#8横溝選手との差は徐々に開いて1秒〜1秒半に。 ベストタイムはともに1分22秒台半ばと変わらないものの、徐々にアンダーステアに見舞われ始めた#64佐藤選手は、その差を詰めることはできず、結局25周のレースはそのままのポジションで終了。 残念ながらまたも表彰台には一歩届かず、再び4位でのチェッカーとなった。なお、この第14戦では前日に引き続き、#1小暮選手が優勝、#7モンティン選手が2位。3位に#8横溝選手が入った。 |
|
● NAKAJIMA HONDA総監督中嶋悟のコメント 今回の菅生ラウンドでは連続4位入賞と、前戦の鈴鹿東スペシャルコースでのイベント辺りから、徐々に本来の走りを取り戻しつつあるのは間違いない。 だが、目指すは毎戦のように驚異的なペースで逃げる#1 小暮選手と#7モンティン選手のトップ2台。 この2台にレース終盤まで食らいつき、互角以上の戦いに持ち込むことができなければ、佐藤選手の初優勝には届かない。 以前よりも予選でのタイム差は縮まってきており、佐藤選手の成長を感じることはできるものの、決勝でのペースが問題。 今回の連続4位でランキング4位の地位をより確個たるものにすることはできたが、チーム、ドライバーの目標はさらに上にある。今月末の仙台での戦いまでに、さらなるポテンシャルアップを目指します。 |
|
※次戦は、8月15日(土)−16日(日)、宮城県仙台ハイランドで開催されます。 |