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●2001年全日本F3選手権
●第14戦/第15戦 仙台ハイランドレースウェイ
●4.063km×17周(第14戦)
●4.063km×24周(第15戦)
●予選:8月25日 晴れ
●決勝:8月25,26日 晴れ
●観衆:1万8000人(主催者発表)
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#64佐藤晋也選手、第14戦予選5位、決勝5位。第15戦予選3位、決勝7位。
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8月25日〜26日、宮城県仙台ハイランドレースウェイにおいて2001年全日本F3選手権第14戦、第15戦が開催された。
NAKAJIMA HONDAの#64佐藤晋也選手は、事前にこの仙台ハイランドでのテストをこなしており、万全の体制でレースウィークを迎えることとなった。
恒例の金曜日の練習走行は合計4時間。テストの時とは気温や路面状況が違い、午前中の走行では、マシンのセットアップに苦労する場面も見られたが、午後の走行にはこれを解消し、3回目のセッションにおいて2番手タイムを獲得する。
明けて8月25日、第14戦、第15戦の予選及び第14戦の決勝が行われた。
この予選で佐藤選手はすばらしいパフォーマンスを発揮する。
第14戦の予選では、日本人選手の最上位となる5番手グリッドを獲得、続く第15戦の予選では3番手グリッドを獲得し、今シーズン上位を独占する外国人ドライバー達を上回る速さを見せた。
予選2番手を獲得した#3 J.Dufour選手との差は、僅か0.005秒差で、佐藤選手の速さを証明することとなった。
そして午後には第14戦の決勝レースが行われた。
今シーズン課題となることが多かったスタートを無難にこなし、ポジションをキープしたまま1コーナーへ進入する。
しかし、混乱の多いスタート直後の1コーナーで折衝を避ける為にコースを外れてしまう。
その際にマシン下部に少しダメージを負ってしまい、その後のラップは思ったようにペースを上げられないでいた。
それでも渾身のドライビングを続けた佐藤選手は、2番手グループを形成する#3 J.Dufour選手と#7 山本左近選手を追走。
オーバーテイクすることは出来なかったものの5位でチェッカーフラッグを受けて、8ポイントを獲得した。
F3がメインレースとなる今回の仙台大会において、第15戦の決勝は、8月26日の午後にスタートが切られた。
3番手スタートの佐藤選手は、このスタートで少し出遅れて、1コーナーへのアプローチは7〜8番手辺りになってしまう。
更に不運なことに、その直後の3コーナーで後続車に押され、コースアウトを喫し、最後尾まで落ちてしまう。
しかしここから佐藤選手の猛追撃が開始される。
最後尾から次々とライバル達をオーバーテイクし、徐々に順位を上げていく。
途中、13周目から14周目には、セイフティーカーが導入され、ペースを乱される場面もあったが、落ち着いてこの場面を乗り切り、セイフティーカーがコースを離れた後は、トップグループと遜色のないタイムを叩き出し、前走車を追走。
6つポジションを上げて、7位でチェッカーフラッグを受け、4ポイントを獲得した。これによりドライバーズランキングを1つ上げて、第15戦終了時点では7位となった。
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●NAKAJIMA HONDAテクニカルディレクター 藤井一三のコメント
「今回のレースでは、予選で速さを見せることが出来たと思います。そしてレースの結果自体は必ずしも満足できるものではありませんが、レースの内容は決して悪いものではありませんでした。シーズンも終盤ですが、チーム一丸とってベストを尽くし、佐藤選手をサポートします。」
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※次戦は、9月8日〜9日、岡山県TIサーキット英田で開催されます。 |