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中嶋大祐 F3 レースリポート |
シリーズ名:2008年全日本F3選手権(F3)
大会名:第15戦&第16戦・富士スピードウェイ
距離:4.563km×15周(第15戦)、21周(第16戦)
予選・第15戦決勝:8月30日 晴れ時々曇り・観衆:10,500人(主催者発表)
第16戦決勝 :8月31日 晴れのち雨 ・観衆:22,500人( 同 )
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予選は天候を見極め6位 |
Honda・戸田FIGHTEX CarNo.2 |
第15戦予選 6位 第16戦予選 7位 |
第15戦決勝 リタイア 第16戦決勝 7位 |
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土曜日公式予選は後半雨が降る前にニュータイヤでアタック。 |
予選は安定したタイムで、予選6位、7位。 |
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不安定な天候となった週末。土曜日の決勝はセミウエット。スタート1コーナーで減速しきれず追突し、ピットに戻りリタイア。 |
翌日曜日の決勝は、サイドバイサイドの戦いを制し7位。 |
全日本フォーミュラ選手権第15・16戦が8月30〜31日に静岡県の富士スピードウェイで開催された。
練習走行の行われる金曜日から、午後のセッション最後の10分ほどで大雨が降るなど天候は不安定で、中嶋大祐は十分なアタックシュミレーションを行うことができなかった。が、前戦もてぎラウンドからマシンは着実に進化しており、抜きどころの多いこの富士では久々にバトルも楽しめるのではという期待も大きかった。
土曜日の公式予選も、ドライコンディションでスタートしたものの、残り15分ほどで雲行きが怪しくなってきた。中嶋とチームは、雨脚のひどくならないタイミングを狙って2セット目のニュータイヤでアタックを開始。これが功を奏し、セカンドベストタイムで決定される第15戦予選は6位となった。第16戦予選でも7位と、まずまず安定したタイムをマークした。
予選でコースをまんべんなく濡らした雨だが、決勝レースまでには徐々にコンディションが回復し、セミウェットの状態でレースがスタート。といっても、コースのイン側、中嶋がスタートする6番グリッドの辺りはまだ完全に乾いていない。慎重になりすぎた中嶋は、珍しくスタートを失敗しポジションを大きく落としてしまった。
ナショナルクラスにも先行を許してしまい、何とか挽回を図ろうと攻めの姿勢で1コーナーに入っていくが、ここで減速しきれずに前のマシンに追突。左フロントのアームを破損してしまう。そのままコースを1周したものの、ピットへ戻りここでリタイアとなった。
「1コーナーのイン側は乾いていたので、なんとか止まりきれるだろうと思ったんです。完全に自分の判断ミス」と中嶋。マシンの状態が上向きのいま、ひとつのミスで大きく流れを狂わせたくはない。今日の失敗の挽回の気持ちと、流れを取り戻すという意識で、翌日のレースに臨んだ。
翌日曜日は完全ドライ。前日の失敗を挽回するべく7番グリッドからスタートの中嶋は、オープニングラップをポジションキープのままで戻ってきた。実は1コーナーで、1台に先行を許したのだが、最終コーナーまでにこれをパスし、ポジションを元に戻していた。
このマシンとのバトルの間に後方から同じホンダ勢の中山友貴選手が追いつき、中嶋と中山選手とのバトルがこの後数周にわたって続く。2台の差はコース上で開いたり縮まったりを繰り返すが、1周を回った2人のラップタイムは、ほんの僅かずつ中嶋の方が速い。終盤にはその差を1秒以上に広げた中嶋は、そのまま7位でレースを終えた。「
最初はぴったりと(中山選手に)後ろに付かれましたが、なんとか抑えることができました」と中嶋。残るレースは菅生での2戦。競り合いをものにできるパフォーマンスを身につけたから、あとは予選で前に行くだけだ。
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中嶋大祐コメント
もてぎからの順調な流れは、富士に来てからも続いていると感じられました。ただ結果だけ見ると、ラップタイムはかなり良くなったが順位はそれほど大きく変わらない。いまは、順位をもっと上げたいと思っています。
それにはまず予選の一発。自分自身が100%で攻めるということもありますが、金曜日から流れを作っていく中で、もう少し細かい部分を詰めていけるようになれば、それが結果として順位に表れてくると思います。
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※次戦は、9月20日〜21日、宮城県スポーツランド菅生で開催されます |
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