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中嶋大祐 F3 レースリポート |
シリーズ名:2008年全日本F3選手権
大会名:第11戦&第12戦・鈴鹿サーキット
距離:5.807km×12周+17周
公式予選&第11戦決勝:7月12日 晴れ・観衆:12,000人(主催者発表)
第12戦決勝 :7月13日 晴れ・観衆:18,000人( 同 )
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予選のタイムが伸び悩み苦戦。 |
Honda・戸田FIGHTEX CarNo.2 |
第11戦予選 9位 第12戦予選 9位 |
第11戦決勝 7位 第12戦決勝 リタイア |
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今シーズン2回目のF3開催となる鈴鹿
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予選アタックでは、終盤のタイムに伸び悩む。 |
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予選グリッドは11.12戦とも9位。酷暑の中、新品タイヤの性能を使い切れなかった。 |
路面温度50度となった決勝。どのドライバーにも苦しいレースとなる。 |
全日本フォーミュラ3選手権(第11・12戦)が7月11〜12日に開催。週末を通して好天が続き、7月上旬とは思えない暑さの中で、今シーズン2回目となる鈴鹿サーキットでレー スが行われた。
金曜日の合同テストでは、午前中のセッションでは残り5分のところで赤旗終了となり、また午後のセッションでは終盤にドライブシャフトが折れるアクシデントで、中嶋大祐は新品タイヤを履いてアタックすることなく予選を迎えることとなった。
中古タイヤでのタイムしか出ておらずトップとは大きく差がついた結果となったが、マシンの感触はこれまでとは大きく異なっており、中嶋自身も新品タイヤを履いての予選が楽しみな様子。
土曜日は、気温は30℃、路面温度が50度を超えまさに真夏日。合同テスト時と大きくコンディションの変わった予選では、勢いよくコースに出て行くも、新品タイヤの性能を使い切ることができず終盤のアタックでペースが伸び悩み、第11戦、第12戦ともに9番グリッド獲得となった。
土曜日午後に行われた第11戦決勝では、得意のスタートダッシュで1台を抜き去りポ
ジションアップ。オープニングラップで抜き返されたものの、スタート直後に1台コース アウトしていたため、中嶋は8位で周回を重ねていった。さらに中盤にはもう1台コースアウトしたマシンがあり、7位までポジションを上げた。午後4時からのスタートと あって、幾分日差しは和らいでいたが、蒸し暑いコンディションに変わりはない。どのポジションでも激しいバトルは見られなかったが、ドライバーにとって苦しいレース 状況には違いない。中嶋はこの過酷な中でも集中力を切らすことなく12周を消化。7位でレースを終えた。
翌日曜日はさらに日差しが強まった。今回は併催されているフォーミュラ・ニッポンが2レース制をとったため、F3第12戦決勝は午前中のスタートとなった。
前日同様9番手からスタートした中嶋は、1コーナーまでで1つポジションアップ。後ヘアピンコーナーで前のマシンがスピンした混乱で背後のマシンに先行を許したものの、その後スプーンカーブで1つ前のマシンを捕らえ、アウトから抜き去った。これで7番手まで浮上したが、背後のマシンをなかなか振り切ることができない。SRS-F、FCJで走り慣れた鈴鹿な だけに、迫る相手を押さえ込むポイントは熟知している。必死にブロックを続けていた中嶋だったが、6周目のシケインで接触。タイヤとホイールにダメージを負い、そのままピットイン、リタイアとなった。
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中嶋大祐コメント
「(第12戦の接触は)悔しいですが、仕方のないアクシデントでした。鈴鹿は要所要所を押さえれば、ブロックできるサーキットなんです。あのシケインでも、ぶつかりさえしなければ抑えきれたかなと思いますが、上手くいかなかったですね。
今回も苦しい結果となってしまいましたが、今回のデータをもとに次戦ではもっとペースを上げられるよう頑張っていきます」
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※次戦は、8月9日〜10日、栃木県ツインリンクもてぎで開催されます |
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