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2022 SUPER GT RACE REPORT

第4戦 FUJI GT 100Lap RACE第4戦 FUJI GT 100Lap RACE

予選
会場:富士スピードウェイ
日付:2022年8月6日(土)
天候:曇
予選結果:11位
観客動員数:18,600人

公式練習のタイムを大幅に縮めるアタックを見せ、決勝に期待が膨らむ。

鈴鹿サーキットで行なわれた第3戦から2ヶ月の長いインターバルを経て、第4戦が今季2度目の開催となる富士スピードウェイで行なわれる。今大会は通常の300kmより長い450kmの100周レースで2回の給油が義務付けられる。

予選日の朝は曇り空でサーキットには霧が立ち込めるコンディションとなったが、予定通りに公式練習が行なわれた。午後になっても分厚い雲が広がってはいたが、雨は落ちることなく、ドライコンディションの中で公式予選がスタートする。Modulo Nakajima RacingのQ1のアタックドライバーは伊沢拓也。

伊沢はQ1開始後すぐにコースインをして、アタックを進めていく。徐々にタイムを縮めていき、最終のアタックラップで1分27秒721をマーク。ポジションは惜しくも11番手でQ2に進出することはできなかったが、公式練習のタイムを大幅に縮めるアタックで決勝に向けて期待が膨らむ内容となった。


総監督 中嶋 悟コメント

「富士は正直得意とは言えませんが、確実に前進していて、あと一歩というところまで来ていると感じています。明日の決勝は、安定したレースラップをこなせるかが重要になってくると思います。長いレースなので最後まで諦めずに走って少しでも上位でチェッカーを受けられるようにしたいです。」


伊沢 拓也選手コメント

「今日は思っていたよりも気温が低く、フリー走行から難しい内容になりましたが、予選では自分たちが持っているものをすべて出すことができたと思っているので、個人的には満足しています。セットアップもタイヤの温め方もうまくいって、いいアタックになったので、明日のレースも期待しています。前回の450kmレースはみんな走り切れていないので、今回はまずレース距離をきちんと走り切って、戦っていきたいです。」


大津 弘樹選手コメント

「インターバルの間にテストを行なっていたので、その成果がどう出るか期待していましたが、今日は想定よりも少し路面温度が低く、フリー走行で僕が走った時にはその温度の低さで少し苦戦しました。そのフリー走行で得たものも考えて、予選では伊沢選手のアタックでもう少しでQ1を突破できそうなところまで行きました。前回の富士大会が本当に残念な結果だったので、今回もQ1敗退は残念ですが、いい手ごたえを得ることができたと思っています。距離の長いレースは荒れることが多いです。要所を押さえてレースを運んでいければと思っています。まずはポイントを獲得したいですし、表彰台争いに絡めるレースがしたいです。」



決勝
日付:2022年8月7日(日)
天候:晴
決勝結果:11位
観客動員数:29,300人

粘り強い走りで一時は2つポジジョンを上げるも、惜しくもポイントに届かず。

決勝日も曇り空ながら時折青空も見えていたが、ウォームアップ走行を終えてスタート進行が始まると雨がパラパラと落ち、路面を濡らすことに。しかしその後、グリッドウォークを終え、レーススタート時にはほぼドライコンディションとなる。

静岡県警が先導するパレードラップの後、フォーメーションラップを2周行なっていよいよ決勝レースはスタートを切る。スタートドライバーを担当する伊沢は、ポジションキープで1周目を終える。5周目にペナルティでピットに戻るマシンがあり、10番手に。その後、1つポジションを下げて11番手で周回していき、33周目に1回目のピットインを行なう。このピットインではドライバー交代はなしで、タイヤ交換と給油を行ない、伊沢はコースに戻る。40周を迎える頃に、1台にパスされて12番手となるも伊沢は粘り強い走りで何とかポジションを守って周回を続ける。

この後も伊沢は2回目のピットインを行なうまで確実に走り切って59周目にピットイン、大津弘樹にドライバー交代をする。このピットインのタイミングでストップ車両が発生したためFCY(フルコースイエロー)が出るが、すぐに解除となり、大津は懸命にペースを保ち周回を重ねていく。70周を過ぎると2回目のピットインを行なうマシンが多く現れ出す。300クラスのマシンをうまく交わしながら、着実にポジションを上げて一時は9番手まで浮上するが、残り周回が少なくなるにつれて、ペースを保つことが難しい状況になり、最終的に11位フィニッシュとなった。



総監督 中嶋 悟コメント

「残念。1ポイントを獲ることが本当に難しいと感じています。作戦はまぁまぁうまく運んだのですが…しっかりとこの結果を分析して、次戦の鈴鹿に向けて早速取り組んでいきたいと思います。今大会もたくさんのご声援をありがとうございました。」


伊沢 拓也選手コメント

「FCYのタイミングなども良く、今回はポイントが獲れると思っていたのですが、残念ながら11位フィニッシュとなってしまいました。ここまでノーポイントのレースが続いているので、次戦鈴鹿では何としてもいい結果を出すため、チームと力を合わせていきます。」


大津 弘樹選手コメント

「ドライバー交代のタイミングは本当に絶妙で、なんとか踏ん張ればポイントが獲れる状況だったのですが、単独走行でのペースはいいものの、300クラスの集団に入るとぐっとペースが落ちてしまい、終盤に順位を下げてしまいました。今季初ポイントが獲れるチャンスだっただけに、本当に悔しいレースになりました。次戦の鈴鹿は僕たちにとって一番のチャンスのレースだと思うので、短いインターバルですがしっかりと照準を合わせていきたいです。」

※次戦は8月27日・28日に鈴鹿サーキットで行なわれます。



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