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2018 SUPER GT RACE REPORT

第4戦 CHANG SUPER GT RACE第4戦 CHANG SUPER GT RACE

予選
会場:チャン・インターナショナル・サーキット
日付:2018年6月30日(土)
天候:晴一時雨
予選結果:14位
観客動員数:9,417人

今シーズンの前半締めくくりとなるタイでの一戦!

SUPER GT唯一の海外戦となるタイでの一戦。昨年は10月に開催されたこの大会は、今シーズンは前半戦の締めくくりとなる第4戦としてチャン・インターナショナル・サーキットで開催される。

南国ならではの暑さの中、ドライコンディションで公式練習が行なわれ、Epson Modulo NSX-GTは7番手タイムで確認走行を終え、公式予選に臨むことに。

予選開始時刻が近くなると、午前の天候と打って変わり、サーキット上空は黒い雲に覆われ、スコールに見舞われた。予定されていた開始時間の15分遅れでスタートとなったQ1は、雨は止んだものの路面はウエットコンディションの中、各車がコースインをしていく。Q1を担当したベルトラン・バゲットはウエットタイヤでアタックをして、1分31秒524をマークし序盤はトップに名を連ねたが、路面コンディションは徐々に回復していき、スリックタイヤでアタックを試みるマシンもあり、残り時間が少なくなるにつれて、そのマシンがタイムを更新していく展開に。バゲットも一旦ピットに戻り、スリックタイヤに交換して、懸命にアタックを試みるもタイムを更新することはできず14番手で予選を終えた。


総監督 中嶋 悟コメント

「この土地ならではの天候に翻弄されたかたちで我々にはプラスにはなりませんでした。最後はスリックタイヤに履き替えてアタックを試みましたが、間に合わず…最後の最後に一気に順位が入れ替わり、今日は残念な結果になりましたが、明日も天候の面ではどうなるかはわかりません。どういう状況になってもベストを尽くして、挽回できるように頑張ります。」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「It should have been easy for me to go to Q2 and instead we are P14. We just had the only track conditions on which we have no tyres that are working correctly. I was P1 before fitting the slick tyres but I never could bring the temperature of the slick up and I couldn't improve my laptimes when the other cars did. I'm extremely disappointed today but we’ll fight back tomorrow as our car is fast.」

「Q2に行くのは簡単だったはずですが、14位でした。 我々にはこのコンディションに合ったタイヤを持ち合わせていませんでした。スリックタイヤに履き替える前まではトップタイムでしたが、タイヤの温度を上げることが出来ず、他車のラップタイムを上回ることが出来ませんでした。今日の結果は残念ですが、我々のマシンは速いので、明日頑張ります。」


松浦 孝亮選手コメント

「すごく難しいコンディションで、厳しい予選となりました。どんなに経験があっても、こればっかりは判断がつきにくく、タイヤを換えるタイミングが他チームより後手となってしまったのが、今日の結果になったと思います。明日のレースも荒れることが予想されるので、どうなっても粘り強く走って上位を目指したいと思います。」



決勝
日付:2018年7月1日(日)
天候:晴
決勝結果:9位
観客動員数:20,219人

後半に徐々に順位を上げ、9位でポイント獲得!

決勝日は朝から青空が広がり、気持ちのいい好天となった。現地時間15時ちょうどにレースはスタート。Epson Nakajima Racingのスタートを担当したのは松浦孝亮。松浦は14番グリッドからスタートし、数周後には1つポジションを落とすが、予選でダメージを負ったタイヤを装着しなければならない状況で、タイヤを労りながら慎重に、それでいて前を懸命に追いかける走行を続けて27周目にピットイン。ベルトラン・バゲットに無事にバトンを渡す。

代わったバゲットは、少しずつ前との差を詰めていき、52周目に1台、53周目に1台とパスを決めポイント圏内の10番手に浮上。最終ラップで上位のマシンにアクシデントがあり、さらに1つポジションを上げ、9位でチェッカーを受けた。この結果、2ポイントを獲得し、2戦連続のポイントゲットでタイラウンドを終えた。



総監督 中嶋 悟コメント

「なんとかポイントを獲得するまで順位を上げてチェッカーを受けました。レース自体の内容は満足できるものでしたが、予選順位がやはり重要だと感じるレースでした。ただ、どんな状況でも今はしっかり走り切って積み重ねていくことが重要なので、次戦に向けてまた準備をして、上位を目指していきます。今回もたくさんのご声援をありがとうございました。」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「It was a nice race. I was happy about the balance of the car when I was alone but we had a big issue when following others. I had no more front efficiency and it was so difficult for me to stay close. We have to analyze why we got that understeer problem and come up with a solution in Fuji. 」

「いいレースができました。 単独走行時のマシンバランスはとても良く、満足していましたが、他車のすぐ後ろを走行すると大きな問題がありました。 それはアンダーステアが強くなってしまう現象で、接近して走行することがとても難しかったです。なぜアンダーステア問題が発生したのかを分析し、富士のソリューションを考え出す必要があります。」


松浦 孝亮選手コメント

「何台か抜いていきたかったですが、追いついたあとダウンフォースが抜けるのがきつくて、なかなか苦しい走行を強いられました。タイヤに問題を抱えていたので、無理をすることもできず、確実に次へ繋げるよう意識してピットインまで走り切りました。次に向けての課題が新たに見つかるなど、収穫の多いレースウィークだったので、これを無駄にしないよう次戦も頑張ります。」

※次戦は8月4日・5日に富士スピードウェイで行なわれます。



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