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Report レースリポート

2018 SUPER FORMULA RACE REPORT

第7戦 鈴鹿サーキット第7戦 鈴鹿サーキット

予選
会場:鈴鹿サーキット
日付:2018年10月27日(土)
天候:晴
予選結果:
 #64 ナレイン・カーティケヤン:8位
 #65 伊沢拓也:16位
観客動員数 : 13,000人

熟成されたマシンでシーズン締めくくりの一戦に挑む。

最終戦を迎えたSUPER FORMULA。この大会は例年とは異なり1レース制で行なわれる。2014年から5シーズンに渡って使用されてきた「SF14」のラストレースとなることもあり、熟成されたこのマシンで今シーズンの締めくくりに相応しいレースがしたい。

前夜の雨の影響でウエットコンディションでのフリー走行となったが、午後になると青空が広がり、路面コンディションも回復し、ドライでの公式予選となった。

まずはQ1。TCS NAKAJIMA RACINGの2台はコースインをしてアタックをする準備に入る。6分が経過したころ、アクシデント車両が発生したことにより赤旗となる。一旦ピットに戻り、予選が再開となったところで、再びコースインをしてアタックを行なう。その後、ピットでタイヤ交換をして、最後のアタックを行ない、64号車ナレイン・カーティケヤンは2番手タイムでQ2へ、65号車伊沢拓也は16番手タイムとなり、ここでノックアウトとなった。

Q2は7分間で争われ、ピットで少し待機をしたのち各車がアタックに入る。カーティケヤンは計測2周目にQ1のタイムを更新する1分38秒570をマークし、このタイムが8番手となり、Q2を突破。今シーズン2度目のQ3へ進出を決めた。

Q3は残り時間が4分を切ったタイミングでコースイン。カーティケヤンは、果敢にアタックを試みるが1コーナーでオーバーランをしてタイムロス、そのままピットへ戻ることになり、8番手となった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「ナレインはQ3のアタックでミスがありましたが、いい予選だったと思います。伊沢も僅差のなかで残念ながら…というところでしたが、明日は2台揃って1つでも上でチェッカーを受けて、今年のいい締めくくりをしたいです。」


#64 ナレイン・カーティケヤン選手コメント#64 ナレイン・カーティケヤン選手コメント

「Our car was really good and especially the balance on medium tire was fantastic. We went through to Q3 and we tried our best on soft tire. Unfortunately, the time was not good enough. We can scope on from here and we will try into good race. Thank you.」

「車両はとても良い状態でした、特にミディアムタイアのバランスは特筆すべきものがあります。Q3へ進出しソフトタイアでのベストを尽くしましたが、ミスもあり良いタイムを出すことが出来ませんでした。明日は良いレースができるように巻き返したいと思います。応援よろしくお願いします。」


#65 伊沢拓也選手コメント#65 伊沢拓也選手コメント

「昨日の走り始めからスピードが足りず、Q1で敗退となってしまいました。開幕戦の時のようにうまくいかなかったので非常に残念ですが、明日はなんとか挽回したいと思います。」




決勝
日付:2018年10月28日(日)
天候:晴
決勝結果:
 #64 ナレイン・カーティケヤン:17位
 #65 伊沢拓也:16位
観客動員数 : 23,000人

ナレイン、伊沢ともに序盤にポジションを上げるも
ペナルティやアクシデントに苦しむ展開に。


秋晴れで快晴の1日となった決勝日。気温21℃、路面温度23℃というコンディションの中、14時15分に43周の決勝レースがスタートを切る。8番グリッドからソフトタイヤでスタートを切ったカーティケヤンはオープニングラップで一気に2つポジションを上げる。5番手を走行していた14周目にピットインを行ない、ミディアムタイヤに交換してコースに戻る。安定したペースで走行して順調に進んでいるように見えていたが、ピットインの際にピットレーンの速度違反があったことでピットスルーペナルティとなり、大きく順位を落としてしまう。その後も最後まで懸命の走りを見せたが、これが響いて17位フィニッシュとなった。

一方の16番グリッドからスタートした伊沢は、スタートで15番手に、さらに8周目までに13番手にアップ、ソフトタイヤを装着して順調に周回を重ねていく。その頃からピットストップを行なうマシンが現れだしたことで、10周目には12番手を走行。ピットインをするマシンがつづき、15周を過ぎると8番手にポジションを上げて走行していく。その後、後続のマシンとの激しいバトルで少し接触があり、10番手にダウンするも、ひたすらプッシュをしながら周回していく。19周目にピットインを行ない、ミディアムタイヤに交換し、追い上げを図りたいところだったが、ペースを上げることができず、逆にポジションを大きく落とすことに。終盤にアクシデントで離脱したマシンがあったりもして、最終的に16位でチェッカーを受けた。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「ナレインについては序盤のいい流れをペナルティを受けたことで途切れさせてしまうかたちとなり、残念な結果となってしまいました。伊沢も作戦を変えてなんとか有終の美を飾りたいと意気込んでいましたが、思うようにはいかず苦しいレースとなりました。来年は新車が導入されるということもあり、心機一転、チーム一丸となって頑張っていきます。今シーズンもたくさんのご声援をありがとうございました。」


#64 ナレイン・カーティケヤン選手コメント#64 ナレイン・カーティケヤン選手コメント

「I had a very good start and managed to pass two cars on lap 1.We had strong pace on the soft tire compound when running on P6, but had to react on our competitors pitting early and change the strategy. Unfortunately, we had to serve a drive thru penalty for pitlane speeding after our pitstop, which dropped us back to P18. The pace on the medium compound tire was not as expected - we suffered from understeer for most of the race. Looking back on this season, myself and Izawa san made a big step forward with the team in terms of competitiveness. We both qualified in the top 5 a couple times. I hope we can keep the momentum and continue working in this direction for 2019.」

「うまくスタートを切り2つポジションを上げることに成功しました。ソフトタイヤで順調にペースを上げ、6番手を追走していましたが、他チームに対応して予定より早くピットインをしました。残念ながらピットレーンでのスピード違反で18番手までポジションを下げてしまいました。また、ミディアムタイヤに換えてからはアンダーステアに悩まされるなど期待したパフォーマンスを発揮できませんでした。伊沢選手と共に上位争いに喰いこめるよう、今シーズンをきちんと振り返りたいと思います。2人ともトップ5で何回か予選を走ることができたので、2019年シーズンは更に前進できるよう頑張ります。」


#65 伊沢拓也選手コメント#65 伊沢拓也選手コメント

「挽回できるように作戦を考えてトライしましたが、昨日からスピードを見つけることができず、今日のレースでもポジションを上げることができませんでした。1年間このチームでいろいろなことに挑戦できて僕自身楽しかったですし、チームの皆と応援してくれた皆さんにありがとうございましたと伝えたいです。」


※今シーズンもたくさんのご声援をありがとうございました。



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