トップ > レース > レースレポート > 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第4戦 ツインリンクもてぎ

Report レースリポート

2017 SUPER FORMULA RACE REPORT

第4戦 ツインリンクもてぎ第4戦 ツインリンクもてぎ

予選
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2017年8月19日(土)
天候:雨
予選結果:
 #64 中嶋大祐:8位
 #65 ナレイン・カーティケヤン:9位
観客動員数 : 14,000人

雷が鳴る豪雨の中、SUPER FORMULA後半戦がスタート

第3戦から約1ヶ月半のインターバルを経て、真夏のツインリンクもてぎで開催される第4戦。全7戦で行なわれるSUPER FORMULAでは早くも折り返し点に立ったことになり、前半3戦を思うように戦えていないTCS NAKAJIMA RACINGにとって、後半戦に向けての流れを掴まなければならない大事な一戦となる。

今大会は昨年のもてぎ大会に続き、通常使われているミディアムタイヤに加え、ソフトタイヤが導入され、決勝では両方のスペックを使用することが義務付けられている。予選でも3セットのみ供給されるソフトタイヤをどう使うかが重要なポイントとなる。

予選の開始時間が近づくと、ツインリンクもてぎの空は分厚い雲に覆われ、雨が落ち出す。一刻も早くコースインをして、アタックをしなければならない状況となり、2台はそれぞれソフトタイヤを装着して、コースンインをする。64号車の中嶋大祐は1分41秒218で4番手タイムを、65号車のナレイン・カーティケヤンは1分42秒821の9番手タイムをマークし、ピットに戻る。雨が酷くなり、ウエットタイヤに交換し、再びコースに戻り走行しチェッカーを受け、順位は変わらず2台ともQ2に進出した。

Q2がスタートする時刻には、今度は雷が鳴り始め、豪雨となったため、Q2のスタートがディレイとなる。しばらく様子を見たが、天候の回復の目途が立たず、予選の続行は難しいと判断され、すべての走行がキャンセルとなるアナウンスがされた。




決勝
日付:2017年8月20日(日)
天候:曇
決勝結果:
 #64 中嶋大祐:12位
 #65 ナレイン・カーティケヤン:リタイア
観客動員数 : 18,000人

接触やピット作業の時間差などで、順位が入れ替わる激しいレース展開に

決勝日の日曜は、9時から10分間のフリー走行が行なわれたのち、前日延期となったQ2が9時20分から行なわれた。

天候は曇ってはいるものの、雨は落ちることはなく、ドライコンディションでQ2がスタート。ナレインはスタートと同時に、大祐は1分経過後にコースイン。それぞれソフトタイヤを装着し、アタックを始める。全14台がソフトタイヤを装着してアタック合戦が行なわれた結果、大祐は1分32秒521で6番手タイムとなりQ3へ、ナレインは1分32秒656と僅差だったが惜しくも9番手となり、決勝レースのグリッドが確定した。

予定通り、14時10分にレースはスタート。大祐はスタートがうまくいかず、14番手までポジションを落としたが、ナレインは1つポジションを上げてオープニングラップを終える。ミディアムタイヤを装着している大祐は、ペースが上がらず苦しい周回が続き、6周目には17番手に。

一方のソフトタイヤで8番手を走るカーティケヤンは着々と周回を重ね、10周目頃からピットインをするマシンが出てきたこともあり6番手に順位を上げる。

大祐は14周目にピットインを行ない、給油とソフトタイヤにチェンジして、コースに17番手で復帰。残り周回で挽回を図ろうと懸命に前を追いかけていく。カーティケヤンは19周目にピットインをして、ソフトタイヤからミディアムタイヤに交換して、コースに戻り、安定したペースで12番手を走行していく。

ソフトタイヤとミディアムタイヤを装着したマシンが入り乱れながらのバトルが続き、接触やピット作業の時間差などで、順位の入れ替わりが激しいレースとなったが、TCS NAKAJIMA RACINGの2台は着々と周回し、ポジションも少しずつ上げていく。

終盤に入ると、カーティケヤンがブレーキの不調を訴えピットイン、そのままレースを終えてしまう波乱があったが、大祐は後続に追いかけられながらも12番手を守りチェッカーを受けた。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「予選まではぼちぼちうまく回り出していたと思いますが、決勝はまだまだ足りないところがあるので、次戦に向けてまた課題を洗い出して、上位でバトルができるような準備をしていきたいと思います。たくさんのご声援をありがとうございました。」


#64 中嶋 大祐選手コメント#64 中嶋 大祐選手コメント

「戦略自体は良かったと思うのですが、前半に使用したミディアムタイヤを上手くグリップさせることができず、そこでのタイムロスが結果に響いてしまいました。後半のソフトタイヤでのペースは決して悪くなかったと思うので、悔しいです。チームの頑張りで予選はかなり改善されたのですが、決勝に関しては少し課題が残りました。次戦も2スペックのタイヤを使用するレースになりますので、今回得たデータを元に、準備を進めます。ご声援ありがとうございました。」


#65 ナレイン・カーティケヤン選手コメント#65 ナレイン・カーティケヤン選手コメント

「I had a fantastic start from the first lap. We moved up to 6th place with soft tires but with medium set tires we lost a lot of places. The front brakes got overheated and I had to retire.」

「1周目から素晴らしいスタートが切れました。ソフトタイヤでポジション6まで上がりましたが、ミディアムタイヤでポジションを失ってしまいました。前のブレーキが過熱してしまい、リタイアをすることになってしまいました。」

※次戦は9月9日、10日にオートポリスで行なわれます。




Privacy Policy
contact sitemap